今回はゲイツオリジナルフォームの初登場です。何故、ikkunさんの作品とコラボしたのかと言うと、ゲイツのオリジナルフォームは元々、ikkunさんのアイデアをもとに作り出したからです。
どうか楽しんで読んでいただければ幸いです。
現れた白い仮面ライダー──ゼインは、アナザーゼインへと急接近すると、手にしたビッカーソードのボタンを押した。
「はぁっ!!」
『ぐぅっ!?』
光を纏うビッカーソードが振り下ろされ、アナザーゼインは火花を散らしながら後退する。
それを見たゲイツは、呆然とゼインへと声をかけた。
「ゼンイ・マサヨシ……何故お前がここにいる?」
「元々は貴方に用があったのですがね。ですが、この世界に悪意を感じて、この妙な空間にやって来たんですよ」
ゼインの隣に並び立ったゲイツは、ゼインの言葉に呆れたような溜め息を吐くと、ジカンザックスを構えながら口を開く。
「悪いが、奴とは因縁がある。ここは私にもやらせて貰うぞ」
「そうですか……。ですが、私としてもゼインのアナザーライダーなどは今すぐにでも消し去りたいんですよ。何を言おうと、この戦いは譲りませんよ」
そう言って、ゼインとゲイツは並び立ち、武器を構える。
「これは、意外なタッグだね……」
『……ハハッ。どんな組み合わせだろうと、この救世主の前には無意味だ』
ジオウが呟いた後、アナザーゼインは両腕を広げる。
その瞬間、アナザーゼインの背後にオーロラカーテンが現れ、そこから【ン・ダグバ・ゼバ】【ユートピアドーパント】【サジタリウス・ドーパント】【ゲムデウス】【ゴルドドライブ】といった名だたる戦士達が現れ、ゲイツとゼインに向かった走り出すと、ジオウ達に向かって突撃していき、ジオウ達もまた武器を手にして応戦する。
「貴様!」
『さぁ、御望み通り、二人纏めて相手してあげようじゃないか』
そう言いながら、アナザーゼインは胸に【ロード・バロン】の姿を投影し、アナザーゼインは“グロンバリャム”を手にし、全身を霧状に変化させゲイツとゼインに襲いかかる。
それを目にしたゲイツとゼインは、それぞれライドウォッチとゼインカードを手に取った。
ゲイツリバイブ疾風に変身したゲイツと、【レッドバスター】の力を宿したゼインは視認困難な速度で走り出してアナザーゼインの攻撃を回避する。すると、アナザーゼインが実態を現した時、ゲイツリバイブとゼインが背後から攻撃を仕掛けようとする。
『悪くない対応だが、甘い』
「「ぐっ!?」」
そう言って、アナザーゼインは超人的な反射速度で振り向きながらグロンバリャムを振るい、ゲイツリバイブとゼインの体を切りつける。
すると、ゼインの胸に【グラリスワーム】の顔が浮かび、クロックアップを発動させる。
それを見たゲイツリバイブも、時間干渉による高速移動を発動させ、互いに時間の流れから外れた二人は何度も武器をぶつけ合う。
その時、ゼインカードを使用したゼインもクロックアップを発動させ、ゲイツリバイブとぶつかり合うアナザーゼインに向けてザビーゼクターのゼクターニードルを突き刺そうとする。
『無駄だ』
「何ッ!?ぐあっ!!」
その瞬間、アナザーゼインの胸に【ベルゼバブ】の顔が写り、アナザーゼインがクロックアップを解除した瞬間、ゼインが突き出した腕がゲイツリバイブの前に現れ、ザビーゼクターの針はゲイツリバイブに突き刺さった。
『はぁッ!!』
「ぐっ!?」
そこへ、アナザーゼインはベルゼバブの武器である剣を召喚すると、僅かに動きを止めていたゼインにそれを振り下ろし、ゼインは火花を散らしながら後退する。
更に、【アイズ・ドーパント】の顔を浮かび上がらせたアナザーゼインは、周囲に目玉のようなエネルギーを発生させ、それを一斉に打ち出した。
「クッ!対応が追い付かん……!」
「侮りすぎましたね。まさかカードの裁断を必要としないことでここまで技の切り替えを速くできるとは……」
ゲイツリバイブはジカンジャックローを、ゼインはマントを翻してその目を防ぐが、あまりの物量に足を止めてしまうその隙を、アナザーゼインは見逃さなかった。
『真の急性主たる私の力に、ひれ伏すがいい……!』
胸に【ウェザー・ドーパント】の顔を浮かび上がらせたアナザーゼインは両腕を振るい、強烈な竜巻を発生させる。更にそこへ雷を放ち、赤い雷を纏う竜巻が、草木を蹂躙しながらゲイツリバイブとゼインに迫る。
それを見たゲイツリバイブは、ゼインの背中を突き飛ばして放射線状から逃した瞬間、アナザーゼインの放った竜巻がゲイツリバイブを飲み込んだ。
「ぐっ!……あぁあああああああああああっ!!?」
風と雷に蹂躙され、ゲイツリバイブは爆発を起こしながら吹き飛ばされ、地面を転がりながら変身が解除された。
「「「「「「「アメリ(さん/殿)!?」」」」」」」
「会長!?」
「まっかちゃん!」
ジオウ達はアメリの名を呼び駆け付けようとするが、アナザーゼインが召喚した怪物に阻まれそれができない中、アナザーゼインは倒れ付したアメリに声をかけた。
『その程度か……。やはり、君は所詮、世界を救う使命からも栄光の未来からも逃げた負け犬ということだね』
「なんだと……!?」
アナザーゼインの言葉に、アメリは怒りの表情を浮かべながらアナザーゼインを睨み付けるが、ダメージが大きすぎて起き上がれない。
『何が違うんだい?君にはゲイツマジェスティとなって、最低最悪の魔王から世界を救い出す使命があった。だというのに、君は魔王に馴れ合い、世界を救うための力を人々に向けるようになった。自分の使命から逃げた君を、負け犬以外にどんな呼び方がある?』
「……ッ!」
アナザーゼインの言葉に、アメリは表情を変え、音がでる程に歯を食い縛る。そんなアメリを見て嘲笑するアナザーゼインに、突如声が投げ掛けられた。
「──アメリさんは、負け犬なんかじゃない!」
『何……?』
「イルマ……」
それは、アナザーゼインが召喚したゴルドドライブと対戦しているジオウだった。相手の武器を奪う能力を持つゴルドドライブにたいして、ジオウはゴルドドライブの片腕と首を両足で挟む三角締めの体制でゴルドドライブを締め上げながら、アナザーゼインに言葉を投げ掛ける。
「世界を救う使命なんて、結局は不確かな未来から押し付けられたものでしかない!アメリさんの人生の道筋を決める権利はアメリさんにしかない!世界を救うとか使命とか…そんな詭弁でアメリさんの人生を決めるな!!」
ゴルドドライブを締め上げながら投げ掛けるジオウは、次いでアメリに声をかけた。
「アメリさん!白ウォズの言葉なんて気にしないでください!未来がどうなろうと、貴方が何になろうと、貴方は自分のしたいことをするべきです!それが何であろうと、僕たちは全力で応援します!!」
「イルマ……!フッ、何を当たり前の事を……!」
ジオウの言葉に、アメリは笑みを浮かべながら力を込め、ゆっくりと起き上がった。
「白ウォズ……貴様は私が未来を放棄したと言ったが、それは大間違いだ。私は、私の意思で、イルマが作り出す未来を共に作ることを選んだだけだ。その未来を、お前の腐った野望でねじ曲げさせはしない!」
『下らない……ぐッ!?』
アナザーゼインがアメリの言葉を下らないと吐き捨て、襲い掛かろうとした時、複数の光弾が被弾し、アナザーゼインは後退する。
その場にいたもの達が視線を向けると、そこにはゼインカードをを使って召喚した“ホークガトリンガー”を手にしたゼインがいた。
「……アメリさん。やはり貴方には中々見込みがありますね。だからこそ、私はここに来ました……これを渡すためにね」
そう言ったゼインは、八枚のゼインカードを取り出した。
そのカードに描かれていたのは、【仮面ライダーバルカン】【仮面ライダーブレイズ】【仮面ライダーライブ】【仮面ライダーエビル】【仮面ライダータイクーン】【仮面ライダーSHADOWMOON】【仮面ライダーマジェード】【仮面ライダーヴァレン】──“令和”の時代を生きる戦士達。
「アメリさん。これは私からの贈り物です」
ゼインはその八枚のカードを投げる。
その時、アメリが持っていたゲイツマジェスティライドウォッチが懐から飛び出したかと思うと、ゼインの投げた八枚のカードがゲイツマジェスティウォッチに吸い込まれ、赤い光と共に、新たなるライドウォッチが誕生し、アメリの手に収まった。
それは、ゲイツマジェスティウォッチと同一の正常だが、赤に差し色で紫や黒があしらわれた新たなるライドウォッチだった。
「これは……!」
「それを使いなさい。貴方を更なる高みへと昇らせる為の力です」
アメリはゼインの言葉に頷くと、そのライドウォッチ──ゲイツアンビションライドウォッチを起動させた。
2号ライダーの顔が描かれたパーツがせりだし、アメリがそのウォッチをジクウドライバーに装填してロックを外すと、アメリの背後に
アメリは、右手を高く掲げ、その腕を顔の前まで下ろしながらスナップさせると、そのままジクウドライバーを回転させた。
「変身!!」
ドライバーが回転すると、背後の建物が赤黒い炎となってアメリを包み込み、右腕を振るってその炎を払うと、仮面ライダーの姿となったアメリの背中に漆黒のマントが出現し、周囲に浮遊していたライドウォッチが全身に張り付いた。
容姿はゲイツマジェスティとほぼ同一だが、装甲の金色の部分は光沢のある漆黒になり、マントは内側が深紅に染まり、外側は紫がかった黒。額にあるゲイツウォッチはそのままで、複眼の「らいだー」の文字はゲイツリバイブの造形で、金縁のオレンジ色。
右肩の肩部分には胸部には右からバルカン、ブレイズ、ライブ、エビル、タイクーン、SHADOWMOON、マジェード、ヴァレンのウォッチが取り付けられている。
右肩にはG3、ナイト、カイザ、ギャレンのウォッチが装着され、左肩にはアクセル、バース、メテオ、ビーストのライドウォッチが装着されている。
右腕の黒のホルダーには伊吹鬼、ガタックのウォッチが、左腕のホルダーにはバロン、マッハのウォッチが備えられている。
右脚には2号(THE FIRST)、ゼロノス、イクサ、ディエンドのウォッチが、左脚にはスペクター、ブレイブ、アマゾンアルファ、クローズのライドウォッチが装着されている。
「スッゴい……!」
「ねぇねぇ、アズアズ!まっかちゃんも祝ってあげなよ!」
「はぁっ!?何を言うか!この私が祝福をするのはいつの時代でもイルマ様ただ一人と……」
「まぁまぁ。折角なんだし、祝ってみなよ」
「ッ!イルマ様以外を祝いたく等ないが……他ならぬイルマ様の命とあらば!!」
ウォズはサジタリウス・ゾディアーツを払い除け、腕を掲げながら声を張り上げた。
「祝え!大いなる野望のその胸に抱き、絶望の未来に光を照らす至高の救世主、その名も仮面ライダーゲイツアンビション!!まさに生誕の瞬間である!!!」
「あの、アスモデウスさん……」
「無理に祝われても、嬉しくないと思うよ」
祝福の声をあげるウォズに、エグゼイドとゴーストが思わずツッコミをいれる。
そんんな仲間達を他所に、新たな姿となったゲイツ──仮面ライダーゲイツアンビションは手を前に突き出す。
その瞬間、ジクウドライバーから飛び出し赤い光が、一つの武器の形を作り、ゲイツアンビションの手に収まった。
カラーリングは黒と赤。サーベルと刀の合いの子の様な外見をしており、柄頭に当たる部分にライドウォッチを装填するためのスロットがあり、護拳部分にゲイツのライダーズクレストを模した赤、青、緑のタッチパネルが取り付けられ、50cm程の刀身に「すぱーだ」と書かれている剣が現れた。
ゲイツアンビションは新たな武器──ジカンスパーダを手にすると、隣に並び立ったゼインに声をかけた。
「私に会わせろ、ゼンイ・マサヨシ。ここで奴を倒す!」
「……良いでしょう。悪を倒すためならば手段は選びません」
『新たな力を手に入れたとて、この救世主の前には無力!』
そう言ったアナザーゼインは、手のひらから紫色の破壊光線を放つ。それを見たゲイツアンビションは、全身各部に装着されたライドウォッチを起動させた。
その瞬間、ゲイツアンビションに【仮面ライダーエビル・ジャッカルゲノム】の姿が浮かび上がり、走り出したゲイツアンビションはスレスレで破壊光線を避け、アナザーゼインの体に、ジカンスパーダによる無数の斬撃を御見舞いした。
火花を散らすアナザーゼインに、ゼインはゼインカードを装填・裁断した。
【仮面ライダードライブ・タイプトライドロン】の力を自分のものにしたゼインは“トレーラー砲”を装備すると、シフトランディングスロットにシフトスピードを、シフトコンテナバレルに起動スイッチを押したシフトトライドロンを装填する。
その瞬間、トレーラー砲からトライドロンを模した砲弾が発射され、アナザーゼインに直撃した。
『ぐぁッ!?』
爆発を起こして吹き飛ばされるアナザーゼイン。そこへ、ゲイツアンビションはジカンスパーダに備わったタッチパネルの赤いマークを押すと、持ち手のトリガーを引いた。
「はぁっ!!」
その瞬間、ジカンスパーダの刀身に赤黒い炎が発生し、ゲイツアンビションが炎を纏うジカンスパーダを振るうと、爪のような三本の回転する炎の斬撃が飛び出し、アナザーゼインに直撃した。
すると、そこへゼインが、新たなゼインカードを裁断しながら走り出した。
ゼインの左腕に“ブレスロットル”が出現し、ハンドルを展開させて捻ると、ゼインはアナザーゼインの懐に入り込むと、拳を握りしめる。
「高速拳…ライトニングフィスト!」
『グァアアアアアアアアアッ!!?』
その瞬間、ゼインの放った目にも止まらぬ拳のラッシュが叩き込まれ、アナザーゼインは鳩尾に受けた一発により、地面を抉りながら後退する。
『良いじゃないか……!』
そう言ったアナザーゼインは立ち上がりながら、胸に【百目タイタン】の顔を浮かび上がらせ、無数の炎弾を放ちながら、接近する。
『ぐぁあああああッ!!?』
対するゲイツアンビションはバースウォッチを起動し、右腕に“カニアーム”を装置すると、メダル型のエネルギー弾を乱射し、炎弾を打ち落とし、素早いカウンターでアナザーゼインの炎を纏う拳を交わし、ゼロ距離からエネルギー弾を撃ち込んだ。
後退したアナザーゼインに、ゼインは再び新たなゼインカードを装填して裁断すると、“ホエールチェンジガン”を装備し、ポンプアクションでエネルギーをチャージする。
銃口から発射された黄金のエネルギーは、ゼインの腕の動きに連動して起動を変えながらアナザーゼインに直撃し、アナザーゼインは爆発を起こしながら吹き飛ばされた。
『クッ!?私が押されているだと……ならば!!』
アナザーゼインは胸に【エボルト(究極態)】の姿を浮かび上がらせると、両腕にエボルティグラスパーを出現させ、残像を残すほどのスピードでゲイツアンビションに接近し、エボルティグラスパーを振り下ろす。
最強クラスの力を持つ怪人の力を宿したその一撃は──ゲイツアンビションの片手によって、アッサリと止められた。
『何ッ!?』
「白ウォズ。お前がいくら強い力を得ようが、私に戦う意思がある限り、私の進化は永遠に止まることはない──“
その瞬間、ゲイツアンビションの体から途方もない量の魔力が放出され、スペックが底上げされたゲイツアンビションは拳を握りしめると、アナザーゼインの横顔に全力の右ストレートを炸裂させた。
『グァアアアアアアアアアッ!!?』
地面を滑りながら殴り飛ばされ、地面に倒れるアナザーゼインにゲイツアンビションはパンチの体制のまま啖呵を切った。
「そしてその力で……私は未来を切り開く!」
ゲイツアンビションがそう言った瞬間、その光景を見ていたゼインはブランク状態のゼインカードを取り出す。
次の瞬間、何も書かれていなかったカードの表面にゲイツアンビションの顔が浮かび上がるのを見たゼインは、ゲイツアンビションのとなりにだった。
「ゼンイ・マサヨシ……そろそろ決めるぞ」
「そうですね……。貴方の力のラーニングは終わりましたし、最後はこれで決めてみますか」
ゼインは恐竜の姿をした戦士の姿が描かれたゼインカードを取り出すと、ゼインドライバーに横向きで装填し、ライドエグゼキューターを引くことでカードを裁断し、プログライズキーを押し込んだ。
ゼインの手に“ガブティラ・デ・カーニバル”が出現し、ゼインは“ビクトリー獣電地”と“マキシマム獣電池”をガブティラ・デ・カーニバルの口に装填すると、顎を閉じさせて獣電池を読み込ませる。
「ビクトリー・ブレイブ・イン」
「マキシマム・ブレイブ・イン」
軽快な待機音が響き渡り、ゼインがガブティラ・デ・カーニバルを構えると、ゲイツアンビションはドライバーに装填されたライドウォッチのライドオンスターターを押し、ジクウドライバーを回転させた。
その瞬間、ゲイツアンビションの横にG3-X、ギャレン、伊吹鬼、ディエンド、バース、マッハ、スペクター、バルカン、ライブ、ヴァレンの幻影が浮かび上がり、ゲイツアンビションがジカンスパーダを構えると、幻影達は銃を構え、一斉に光弾を放った。
同時に、ガブティラ・デ・カーニバルを構えたゼインはエネルギーの充填を終え、トリガーを引いた。
「十獣電・ビクトリーマキシマムフィニッシュ」
ガブティラ・デ・カーニバルからエネルギー弾が飛び出し、【ミニティラ】を先頭に、【パラサガン】【ステゴッチ】【ザクトル】【ドリケラ】【プテラゴードン】【ブンパッキー】【アンキドン】【プレズオン】【ブラギガス】の頭を模した超強力なエネルギーとなり、アナザーゼインへと迫る。
同時に、幻影のライダー達が放った光弾が、ナイト、カイザ、ガタック、ゼロノス、イクサ、アクセル、メテオ、ビースト、バロン、ブレイブ、クローズ、ブレイズ、エビル、タイクーン、SHADOWMOON、マジェードの姿となり、アナザーゼインに接近する。
十体の獣電竜のエネルギーが次々と炸裂した瞬間、ナイトのウイングランサー、カイザのカイザブレイガン、ガタックのガタックダブルカリバー、ゼロノスのゼロガッシャー・サーベルモード、イクサのイクサカリバー、アクセルのエンジンブレード、メテオのパンチ、ビーストのダイスサーベル、バロンのバナスピアー、ブレイブのガシャコンソード、クローズのビートクローザー、ブレイズの水勢剣流水、エビルのツーサイドライバー、タイクーンのニンジャジュアラー、SHADOWMOONの刀剣、マジェードのキックが炸裂する。
「はぁッ!!!」
『ぐっ……グァアアアアアアアアアアアアアアアッ!!?』
全ての攻撃が炸裂した瞬間、マントを翻しながら接近したゲイツアンビションが、ジカンスパーダを振るい、アナザーゼインの体を切り裂いた。
アナザーゼインは、胸に光輝く斬痕を刻まれながら、全身からバチバチと火花を散らしたあと、仰向けに倒れ、大爆発を起こした。
「この……あっ、あれ?」
「わわわっ!?」
「……消えた?」
「どうやら、アメリと正義殿がやったようじゃな」
その瞬間、アナザーゼインが召喚したカッシーンやゴルドドライブ達が一瞬で消滅し、ゴルドドライブにバックブリーカーをかけていたジオウはゼインと共にバランスを崩しかけ、ウィザードの呟きを、龍騎がゲイツアンビション達をみながらその答えを呟いた。
ジオウ達が肩の力を抜きながら、ゲイツアンビションのもとへと駆け寄ろうとした時、アナザーゼインの爆心地から声が聞こえた。
「………まさか、私が負けるとは……!」
一同が爆炎に目を向けると、段々と煙と炎が収まっていき、そこからボロボロの白ウォズが立ち上がる姿を目にした。
身構える一同だが、白ウォズのその姿は既にボロボロであり、その体にノイズのようなものが走ったかと思うと、体から粒子が溢れ出した。
「どうやら……私はここまでのようだ……クロケル・チマ……未来のライダーの力は…君に預けようじゃないか……」
「ッ」
顔を向けられたチマはわずかに表情を強張らせるが、直ぐに敵意を宿した目で白ウォズを睨み返す。
やがて、白ウォズの体が半透明になっていくと、白ウォズは突如として、笑いながら口を開いた。
「ハハハ……だが、君達の旅が…バダンやエヒト神の打倒なんて…簡単な話で終わりだと思わない…事だ…!」
「何だと……!?」
白ウォズの言葉に、ゲイツアンビションが声をあげ、他の面々も、消えゆく白ウォズの言葉に神妙な表情で耳を傾ける。
「世界滅亡の為の物語は…既に始まっているんだよ……君達は、シナリオ通りに物語を紡いでいるにすぎない……。そう……」
白ウォズは、震える手を動かしながら、ある人物を指差すと、悪意の籠った表情で告げた。
「鈴木入間……。君が仮面ライダーになった瞬間こそが、世界の崩壊の始まりだ……!」
「僕がッ!?」
まさかの言葉に、ジオウが仮面の下で目を見開き、どういう事だと問い詰めようとするが、その瞬間、白ウォズの体が崩れ始める。
「君達が……
その言葉を最後に、白ウォズは完全に消滅した。
それを見て、ジオウ達なんともやりきれない気持ちで変身を解く。
「イルマ……」
「はい?」
「流石に…大迷宮の後に激戦は、私も疲れた。少し、休ませてもらう……」
ゲイツアンビションはそう言いながら、ベルトからライドウォッチを取り外して変身を解除した瞬間……体を傾けた。
「アメリさん!?」
入間は咄嗟にアメリを抱き止め、顔を覗き込む。
しかし、予想に反してアメリは苦しそうな様には見えず、スヤスヤと穏やかな表情で寝息を立てていた。
「どうやら、激戦続きで気が抜けたようですね。アナザーゼインの前に何をしていたのかは分かりませんが」
「そっか……。ゆっくり休んでてください、アメリさん」
穏やかな表情で眠るアメリに、入間は優しげな笑みを浮かべてアメリの頭を優しく撫でたあと、彼女をお姫様抱っこで抱えながら歩き出す。
「兎に角、一度フェアベルゲンに戻ろう。アメリさんを休ませてあげたいしね」
「……入間、疲れてるなら私が癒してあげる」
「あっ!入間さん、私も膝枕とか胸枕とか、何でもしてあげますよ!」
「もっちろん、ミレディさんも癒してあげるよ。イル君がどんなに変態的なことを頼んでも、ミレディさんなら応えてあげるよ~」
「イルマ先輩。私も、先輩がしてほしいことなら、何でもします……」
「ふむ、ご主人様よ。妾を椅子替わりにしてくつろぐがいい。別に足場でもいいんじゃよ?好きなだけ踏みつけてくれていいんじゃよ?」
「す、鈴木くん!エッチなのは聞けないと思います!!」
「……ムゥ」
「貴様ら、少しは会長の心配をしないのか……」
「意外と、薄情な人たちなのでしょうか……?」
「アズアズもまさやんも分かってないね~」
入間がアメリをお姫様抱っこしながら転移陣へと歩いていくと、その左右と後ろを固めながらユエ達が頑張ってアピールする。
愛子は顔を真っ赤にしながら注意し、優花は唇を尖らせながらも何かを考え込んでおり、アスモデウスと正義はユエ達がアメリの心配をしていない事に呆れていたが、クララはそんな男連中に呆れていた。
実際、アメリが砕けた姿を見せるのは女子会の時だけだったのだが、人前でこうして眠るなんて隙だらけの姿を晒すのは、悪魔のエリートである彼女が、それだけ自分達を信頼しているからであり、ユエ達もそんなアメリの心情を何となく分かっているからだろう。
そんな甘く穏やかな光景に、怒涛の展開に困惑しきっていた雫達は、慌てて入間達に追従する。
「………また、何もできなかったのか……俺は……!」
一人、何やら悔しげに呟きながら拳を握りしめている少年もいたが……
何はともあれ、こうして七大迷宮の一つ【ハルツィナ樹海】の攻略は終わったのだった。
仮面ライダーゲイツアンビション
【容姿】
容姿はゲイツマジェスティとほぼ同一だが、装甲の金色の部分は光沢のある漆黒になり、マントは内側が深紅に染まり、外側は紫がかった黒。額にあるゲイツウォッチはそのままで、複眼の「らいだー」の文字はゲイツリバイブの造形で、金縁のオレンジ色。
右肩の肩部分には胸部には右からバルカン、ブレイズ、ライブ、エビル、タイクーン、SHADOWMOON、マジェード、ヴァレンのウォッチが取り付けられている。
右肩にはG3、ナイト、カイザ、ギャレンのウォッチが装着され、左肩にはアクセル、バース、メテオ、ビーストのライドウォッチが装着されている。
右腕の黒のホルダーには伊吹鬼、ガタックのウォッチが、左腕のホルダーにはバロン、マッハのウォッチが備えられている。
右脚には2号(THE FIRST)、ゼロノス、イクサ、ディエンドのウォッチが、左脚にはスペクター、ブレイブ、アマゾンアルファ、クローズのライドウォッチが装着されている。
【スペック】
パンチ力:160t
キック力:420t
ジャンプ力:一跳び300m
走力:100mを0.3秒
【能力】
能力の範囲が大幅に広がったインフィニットジオウとは違い、パワーに特化した形態であり、スペックは全ての面でインフィニットジオウを上回っている。
また、ゲイツリバイブの能力も引き継がれており、剛烈の超パワー、疾風の時間に干渉した高速移動も可能。
歴代2号ライダーの召喚・武器装備の能力も勿論健在であり、インフィニットジオウのように同盟のライダーを複数召喚したり、幻影を自分に宿してその力を行使することが出来るが、インフィニットジオウとは違い使える力は全て2号ライダーに限られている。
また、一分間につき全ての能力値が10%ずつ上昇していくという能力があり、仮面ライダークロノスに似た「セイヴァーファイトグローブ」・「セイヴァーファイトシューズ」に似た昨日を持っている。
【使用アイテム】
▪︎ゲイツアンビションライドウォッチ
ゲイツマジェスティウォッチの金色の部分を黒くした外見をしている。
▪︎ジカンスパーダ
ゲイツアンビションになったことで誕生した新たなる武器。
サーベルと刀の合いの子の様な外見をしており、50cm程の刀身に「すぱーだ」と書かれている。刃を下に向けて持つ。
サーベルの柄頭に当たる部分にライドウォッチを装填するためのスロットがあり、護拳部分にゲイツのライダーズクレストを模した赤、青、緑のタッチパネルがある。
空間そのものを切り裂く機能を持ち、無類の切断力を誇る。ライドウォッチを装填する事でそのウォッチに対応した必殺技を発動できる他、ジカンデスピアの様にタッチパネルを押してからタッチパネル全体をスワイプすることで多種多様な必殺技を放つことが出来る。
武器の形状のイメージはウルトラマンZのベリアロク。
【必殺技】
▪︎ドリーム・カム・トゥルータイムバースト
ベルトを回転させて発動する必殺技。グランドジオウのようにバリエーションがあるが、今回は海賊戦隊ゴーカイジャーのゴーカイシルバー・ゴールドモードの“ゴーカイレジェンドリーム”をイメージ。
▪︎スパスパストラッシュ
ジカンスパーダにライドウォッチを装填して放つ必殺技。ウォッチによって効果は異なる。
▪︎クロッククロー
ジカンスパーダの赤いボタンを押して発動する。
刀身に赤黒い炎を纏わせてからジカンスパーダを振るい、爪のような三本の回転する炎の斬撃を放つ。
▪︎クロノストライク
ジカンスパーダの青いボタンを押して発動する。
刀身にエネルギーを纏わせ、極太のレーザー光線を放つ。
▪︎ツァイトスラッシュ
ジカンスパーダの緑のボタンを押して発動する。
刀身に赤黒い炎を纏わせ、6連続の斬撃を浴びせる。
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