「うぅ~、酷い目にあいました……」
そんな泣き言が夕日によってオレンジに輝くフェアベルゲンの森の一角に響いた。
シアの台詞原因は言わずもがな、アルテナの熾烈な構って攻撃である。祖父であるアルフレリックに回収されるまで、動物的な勘を以てシアを追い回した彼女のせいで体力的というより精神的に疲労が溜まってしまったのである。
「ようやく終わったようだな、シア」
「あれ、アメリさん?それにミレディさん達も……」
すると、宿泊施設に向かってトボトボと歩いていくシアの前に、複数の人影が現れた。そう、アメリ、ミレディ、ティオ、チマの四人だ。
「どうしたんですか、皆で集まって?」
「イルくんが、シアちゃんの鬼ごっこが終わったら話があるからって。だから待ってたんだよ」
「待ってるなら助けてくれてもよかったじゃないですかぁ~」
嘆くシアに、アメリ達はスッと視線を逸らす。この場にいる変態をお手本に、暴走した変態は部外者が止めようとするには力ずくでしか止まらないが、そうなると自分達までロックオンされかねない。変態にロックオンされたくないのは、皆同じである。
そうして、シアを伴ってアメリ達がやって来たのは、街中から少し外れた広場のような場所だ。いくつものテーブルが置かれており、中央には湧水を利用した噴水があり、普段は憩いの場所となっているのだが、現在は復興やら解放された同胞の世話に忙しく住民達の姿はない。そこにいるのは、噴水の前に佇む入間だけであった。
「皆、来てくれたんだね」
「待たせたな。シアとアルテナの鬼ごっこが予想以上に長引いていてな……」
入間は、アメリの言葉にへたりと垂れるウサミミにチラリと視線を向けてククッと失笑した。
シアが入間にジト目を向ける隣で、ティオは扇子で口元を隠しながら、入間に話し掛けた。
「して、ご主人様よ。昼間に言っていた“特別”という言葉の意味、この場で聞いてもよいか?」
気丈に振る舞いながらも、隠しようのない期待を孕んだ眼差しをチラチラと向けるティオ。その言葉にはたと我に返り、入間に視線を集めた。顔は茹で上がったように真っ赤に染まっており、その瞳は今にも雫が零れ落ちそうなほど清らかな光に潤んでいた。
そんな彼女達に、入間は優しげで柔らかく、愛おしさで溢れている眼差しを向けながら口を開いた。
「──僕は昔から、両親に修羅場にばかり連れ回されて、1人で生きてきてた。でも、3年前に両親が僕を捨てて魔界に来てさら、僕の人生は変わった。僕にとって、大切だと思えるものがたくさん出来た」
語るのは、入間の生い立ちから現在に至るまでの道筋。
シア達は決して聞き逃さないと言うように耳を傾けるなか、入間はジオウウォッチを手にしながら再び口を開いた。
「僕は、
それは、恥ずかしくてサリバンの前では決して言えないような入間の本音。
「……けど、色々なことがあって、魔界や悪魔以外の存在を切り捨てていける様になった僕に、君達の好意に応えてもいいのか?僕にそんな資格があるのか?君達と旅を続けていてからもずっと、確固たる自信がなかった……」
続いて口にするのは、自身の中にあった僅かな迷い。
かつて入間は、“鏡の中にいるもう一人”の自分と相対し、自分の中にある闇の感情を受け止めた。故に、今の人殺しに躊躇いを持たない自分を公開してはいない。だが、それはあくまでも自分に対しての問題であり、他人から向けられる好意に応えられるのかは話が違う。
故に、入間はずっと、ユエ達の告白に応えることが出来なかった。
「でも、メルジーネ遺跡でユエへの気持ちを自覚してからかな……。こんな僕でも、幸せを与えて貰うだけじゃなくて与えることが出来たって事を教えてくれた君達の事を、誰にも渡したくないって、無意識に独占欲を抱いていたんだ」
その言葉に目を見開くアメリ達。そしてその言葉を聞くたびに瞳に熱量を上げていく。
「僕にはもうユエがいるし、男として身勝手で最低だとも思ってる……。それでも、君達にこの言葉を伝えたい……」
今更、そんなことは聞かない。彼女達も、そんな確認はされたくなかった。
「シア…アメリさん…ミレディ…ティオ…チマちゃん……。僕は君達を、心から愛してます」
頬を赤く染めながらも真っ直ぐにアメリ達を見つめながら、どこまでも自分勝手で最低な、欲望だだ漏れの言葉を紡いだ。
その言葉を聞いたアメリ達は、頬を真っ赤に染め上げ、入間の言葉に返事を返した。
「……その言葉を、ずっと待っていたぞ……イルマ」
「…はい。はいっ!私も、イルマさんを愛しています!」
「……アッハハ!しょうがないな~。イル君には特別に、イエスしてあげるよ」
「ご主人様よ。妾の応えも勿論イエスじゃ」
「嬉しいです……本当に……」
ポロポロと涙を溢しながらも笑みを浮かべるアメリとシアとチマ。頬を薔薇色に染めながら照れ笑いをするミレディとティオ。きっと、他の男が今の彼女達を見たのなら、種族も貴賎も関係なくそのハートのド真ん中を撃ち抜かれたことだろう。
それは入間も例外ではなく、彼女達にキスをしたい衝動に刈られたが、それをする前に“トリガーマグナム”を召喚した。
目を見開くシア達を他所に、入間はトリガーマグナムの銃口を広場を囲う花壇の一角に向け、四発の弾丸を放った。
「「「「「うわぁああっ!!?」」」」」
花壇が破壊され、そこから慌てるような声が響き渡る。
余りにも聞き覚えのありすぎる声に、シア達はハッとその花壇に視線を向けた。
「……気配遮断が甘すぎ。お陰でシア達がキスできなかった」
「イルマ様……なんと言う器……!このアスモデウス・アリス……感動を隠せません…!!」
「アズアズぅ~。泣くの止めないと干からびちゃうよ~~」
折り重なるように姿を見せたのは、光輝、鈴、雫、愛子、優花の五人。その後ろから溜息を吐きながらユエ、滝のような涙を流すアスモデウスによしよしするクララが現れる。どうやら、物陰からたっぷり見学していたらしい。
「……」
ユエはジッとシア達を見つめた。シア、ミレディ、ティオがジッとユエを見つめ、アメリとチマはわずかな不安を抱いた視線でユエを見つめ返す。
しばらくの沈黙の後、ユエはふわりと微笑むと、優しく口を開いた。
「……おめでとう」
「っ……ユエさぁ~んっ!」
ユエの胸に飛び込むシア。女の子座りでヒシッとユエにしがみつく。ユエは、そんなシアを抱きしめたまま慈愛に満ちた眼差しで優しく頭を撫でた。
「……ユエさん、私達ぃ、やっとぉ~~」
「ん……よく頑張りました。いい子」
「ふぇえええん、ユエさん大好きですぅ!ずっと一緒ですぅ!」
シアの感極まった嬉し泣きが木霊する。アメリ達も、感極まったように瞳を潤ませた。
たとえ、どれだけ入間が誰かを大切に思っても、ユエが“自分だけを”と言えば、入間は悩むこともなく他の女を自分のものにしようとはしなかった。
だからこそ、これまで共に入間の心を射止めるために努力を続けて、また頑なとも言える入間の気持ちを解してくれていたことや、ユエが心からシア達を受け入れて大切にしてくれていることが嬉しくて嬉しくて……
「……僕より、ユエとの方が感極まってない?」
思わず、入間が仏頂面でそう呟いてしまうほど、シアは幸せそうにユエの胸元に顔をグリグリと押し付けていた。もっとも、甘える妹を「仕方ないなぁ~」といい子いい子する姉のような表情のユエと合わせて、微笑ましい姿を見せる二人に直ぐにほっこりした表情になったが。
「……フッ。これで、私達も同じラインに立てたと言うことだな。ならば、後は誰が一番なのかを決めるだけだな」
「当然です。一番は絶対に私がとって見せます」
照れ隠し半分で、アメリとチマが闘志を浮かべた瞳でユエを見つめた。シアの頭を撫でるユエは、「上等」といわんばかりの目を向ける。
「フフン。やっぱりミレディさんの魅力にはイル君もメロメロみたいだね」
「うむ。これからご主人様に積極的に折檻して貰ったりあ~んな事やこ~んな事をしてもらえると思うとへぶっ!?」
「人前で恥ずかしいこと言わないでよ」
とんでもないことを口走るティオに、入間は拳骨を落とす。潰れたカエルのように地面に突っ伏すかと思われたティオだが、入間はそれを優しく受け止め、呆れたように呟きながら頭を撫でた。慣れていない優しさに途端に顔を赤くするティオを見て、「あっ、私も~」と言うように入間に抱きつくミレディ。
その周囲では、光輝と雫が居心地悪そうに顔を見合わせているなかで、愛子と優花はぐるぐると思考を巡らせる。
(……一気に五人も増えたなら、私が入っても……って、私は何を言ってるの!それに何故か普通に受け入れてましたけど、六股ですよ!六股!不純異性交遊は禁止です!不誠実です!恋愛は一途であるべきです!……うぅ、でもぉ……)
(それなら私も……いやいや!なに考えてんのよ私!私は別にハーレムに入りたいとか思ってないし!嘘じゃないし!)
と、その時、目の前の光景を見てほっこりしていた鈴が、どこか緊張したように表情を改め始めた。まるで、タイミングを見計らっているようにそわそわと視線を彷徨わせる。
そんな鈴の様子を知ってか知らずか、入間が口を開いた。
「それで?揃って人の大事な所を覗き見していたのは何でかな?夕食に呼びに来るには、まだ少し早いでしょ?何か用事でもあったか?」
「あ~、それなんだけどユエさん達とは偶然会っただけよ。私達の方は……」
雫が困惑したような表情でその視線を鈴に向ける。どうやら珍しいことに入間に用事があるのは鈴らしい。入間を探している途中で、偶然、こちらに向かうユエ達と合流したようだ。
やたら緊張した、されど決然とした眼差しを向けてくる鈴に、入間は怪訝な顔をする。そんな入間に向かって鈴は一歩前に進み出た。
「鈴木君。あのね、次の大迷宮に鈴も連れて行って下さい。お願いします!」
「……はぁ?」
ガバッと頭を下げながら頼み込む鈴の姿に、どうやら入間に何を言う気か聞いていなかったらしい光輝達が驚いたような表情を向ける。
入間もまた、その手の頼みをしてくるのは光輝辺りだろうと思っていたので、真っ先に頼み込んできた鈴に僅かに驚いたが、直ぐに何を言っているのかと目を細めた。
「鈴、それは……」
「光輝くん、ごめん。これは鈴個人のお願いだから口を挟まないで」
大迷宮から帰ってこの方、随分と暗い雰囲気だった光輝が鈴の言葉に思わず反応するが、それを常にない強さを以てピシャリと止める鈴。雫もまた、連れて行って欲しいのがパーティー全員ではなく鈴個人だと分かり再び瞠目した。
「なんでそんな必要があるの?大迷宮攻略に一度だけ手を貸すって約束を忘れた訳じゃないよね?昇華魔法を得られなかったのは君自身が認められるような結果を出せなかったから。地球に返す事くらいなら別に良いけど、態々君のリベンジに付き合う義理はないんだから、自分達で攻略にいってくれない?」
容赦のない入間の言葉。しかし、元々攻略に手を貸すのは一度だけと言う約束であり、神代魔法を得るには自分自身で結果を出さねばならないという事を事前に聞いていた身として、入間の言葉に反論など出来るはずもなく、愛子も咎めることが出来なかった。
しかし鈴は、そう言われる事ははじめから分かっていたと言うように動揺を見せなかった。
「うん、確かにそうだよ。自分がどれだけ身勝手なのか、恥知らずなことを言ってるのも分かってる。でも、鈴木君は…………恵里のことまで手を貸してくれるわけじゃないよね?」
「……中村さんねぇ……アメリさんや園部さんから何があったのかは大方聞いてるよ。だからと言って、助ける気はないよ。私利私欲で人の命をゴミみたいに扱う人なんて助ける気にもなれない」
入間の言葉に鈴は困ったような笑みを浮かべる。
「そうだよね。でも、鈴はもう一度、恵里と会ってお話がしたい。その為には力がいる。だからね、大迷宮にもう一度挑戦したいんだ。それで結果はどうなっても、生きて出られたら……そのまま魔人族の領土に行こうと思う」
「鈴っ、それはっ」
思わずといった様子で雫が鈴の肩を掴む。単身で魔人族の領土に行こうなどと友人としてとても許容できるものではない。
だが、自分の肩を掴んだ雫を見上げる鈴の眼差しには僅かな揺らぎもなく、その宿る意志の強さに雫は思わず気圧されて手を離してしまった。
一方で、入間はなるほどと納得した。怪人となった恵里を戻して連れ戻すにしろ、改めて決別することになるにしろ、入間達に同行して【氷雪洞窟】に挑んでから、そのまま恵里がいると思われる魔人族の本拠地──いわゆる魔王城に乗り込んだ方が効率的だ。
何せ、【氷雪洞窟】がある【シュネー雪原】は南大陸の東側。南大陸中央にある魔人族の国ガーランドとはお隣である。
鈴は、入間が恵里に対して憂慮するようなことは有り得ないと理解しているようで、自分が恵里と話をつけるまで待って欲しいと言っても聞いてくれるとは思えなかったのだろう。だから、たとえ不十分でも、単身でも、入間が本格的に帰還準備を整えるまでに恵里との対話を望み、その為には【氷雪洞窟】への同行が最善と判断したのだ。
鈴は雫から視線を入間に戻すと、必死さの滲む声音で更に頼み込んだ。
「それでね、それで、もし、もし恵里を元に戻して連れて来ることが出来たら……その時は、恵里も一緒に日本へ帰して欲しい。お願い!お願いしますっ!!」
「……」
鈴の悲鳴じみた懇願が木霊し、そのまま誰も何も言えず静寂が降りた。
正直、入間としては自分の言葉通り、恵里を助ける気など一切なかった。香織のように直接的な接点があるわけでもないのでなんの感情も抱いていなかったし、アメリや優花から恵里の話を聞いて、人間の中でも最悪の部類に位置する奴だなと嫌悪感しか抱かなかった。
鈴が恵里についてどうこうするのは勝手だ。しかし、その為に自分が協力するというのは道理に合わない。
と、その時、ずっと黙り込んでいた光輝が口を開いた。
「鈴木、俺からも頼む。恵里の目的は俺。それに、魔人族と同盟を組んでいるって言うバダンには俺の幼馴染みの香織もいる。俺も、いや、俺こそが二人と話をしなきゃならないんだ。それに……」
グッと唇を噛み締めて拳を握り締めた光輝は、どこか鬱屈した雰囲気を纏いながら吐き出すように言葉を放った。
「このままじゃ、終われないんだ。雫や先生、園部さんだって神代魔法を手に出来たのに、俺はっ。次は、次こそは必ず力を手にしてみせるっ!あんな精神攻撃ばかりしてくるような卑劣な場所でなければ、俺だって攻略できたはずなんだ!今度いく大迷宮は、魔人族やバダンの連中が攻略できたところなんだろ?なら、俺だって必ずっ!」
「光輝……」
いつもとどこか異なる暗い雰囲気で震える拳を握る光輝の様子に、雫が心配そうな眼差しを向ける。雫は、光輝が自分は手に出来なかった神代魔法を雫が手にしたことにショックを覚えていることを看破していた。それ故に、何かと気を遣っていたのだが……どこか危うい幼馴染の姿に不安を隠しきれないようだ。
「入間くん、その……お願い出来ないかしら?」
雫は、入間に向かって申し訳なさそうに頭を下げた。
入間は、雫達の決断に涙ぐみながらも必死な眼差しを向ける鈴や、どこか感情を押し殺したような光輝、光輝や鈴を気遣う雫、そんな彼らを心配する愛子と優花に視線を向けると、静かに口を開いた。
「断る」
放たれたのは拒否の言葉。
信じられないと言うように入間に視線を向ける鈴達に、入間は呆れたような口調で告げる。
「さっきから聞いてれば、本当に身勝手だね。大体、仮に君達の同行を認めたとしても、もしも話が出来なかったら君達はどうするの?」
「「ッ!」」
入間の質問に、鈴と雫が顔を強張らせた。
だが、それは決して無視できない可能性であり、王都で話が出来なかった結果、こうして二人は親友を取り戻そうと苦悩する事になったのだ。恵里と香織のもとへ辿り着くための障害だけでなく、説得に応じなかったらという可能性を度外視しているのは楽観的すぎる。生徒を大切にする愛子の手前、それの尻拭いをするのは最終的に自分達になるのだから。
とはいえ、入間にも線引きはある。殺人に関してはブーメランのため、恵里が人を殺したりしたり、香織がクラスメイトにたいしてした事には何も言う気はないが、二人があんな凶行に走った原因は、入間は決して許容することが出来ない。特に香織に関しては、ハッキリと告白を断り、二度と関わらないでほしいと言いきったのだから。
だからこそ入間は問い掛けたのだ。もしも説得に応じなかった時、本当に親友と戦えるのかと。
直ぐに答えを出すことができない二人に視線を外すと、入間は光輝に向けて口を開いた。
「それから天之河君。君の同行は認められないね」
「なっ!?なんでだよ!なんで俺だけ!!」
バッサリと切り捨てた入間に反論しようとする光輝だが、入間はそんな言葉を遮るように再び口を開いた。
「当然だよ。攻略が出来ないと最初から分かってるのに連れていくなんて、無駄でしかない」
「なっ、そんな事──」
「君、さっきこう言ったよね?“あんな精神攻撃ばかりしてくるような卑劣な場所でなければ攻略できた”って。確かに精神にくる場所ではあったけど、逆に言えば精神力が強ければ弱くても攻略できる試練だった。実力的には君にも劣っている八重樫さんが神代魔法を得られたことが、その証明だと思わない?」
「そ、それは……」
「そもそも、精神攻撃をしてこなければ攻略できたなんて言葉はただの言い訳にすぎないよ。ミレディを含めた解放者が負けたのは、君が言う“卑劣な手段”によるもの。それを乗り越えるための試練が大迷宮だよ。何を言おうと、君の心が弱いから攻略できなかった、それが現実だよ。自分の未熟さを大迷宮のせいにした挙げ句、“悪者が攻略できたなら正義である自分に出来ないはずがない”何て考えてる人は足手まといよりも質が悪い」
「お、俺は……」
反論しようとする光輝は、何故か口を開くことが出来なかった。
最初の勢いはどこへやら、意気消沈した光輝達を見据えながら、入間はこんな連中にアメリ達への告白を邪魔されたことに不機嫌そうな表情を浮かべながら踵を返し、恋人達や親友二人、そして愛子と優花を連れて宿泊施設へと歩き出した。
同行を拒否された勇者パーティーはどうなるのか……それは作者にも分からない。
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本作での香織の末路はどうなってほしいと思いますか?
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HAPPY END
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NORMAL END
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BAD END