不思議な世界に呼び込まれ、二人の入間がガッチャーンコォッ!
謎の女、プレアデスが開催したどんな願いも叶えられるライダーコロシアムに参加した入間達。青入間は、ガッチャードとして見事、仮面ライダーGに勝利する。
果たして、この大会の果てに、何がまっているのか?
ミレディ「魔法少女リリカルなのはStrikerS、始まります……」
白入間「いや違うから!これ一応ありふれた職業で世界最強だからね!というか、上のあらすじ紹介までリリカルなのは×ガッチャードに染められてない!?」
黒アメリ「ミレディ、お前声優がリインフォースⅡと同じ声優が○かなさんとはいえ、むやみやたらと中の人ネタをするんじゃない!」
ミレディ「割とこれまでも中の人ネタやってたよね?因みに私だけじゃなくて、スバルの声はメル姉、ティアナの声はリューちゃんと同じ人だよ」
スバル・ティアナ「「そうなの!?」」
突如として始まったライダーコロシアム。
第一試合を青入間ことガッチャードが制し、続く第二試合……スバル・ナカジマが変身する仮面ライダードライブと相対するのは、コズミックエナジーの力を使う拳法家の仮面ライダーメテオだ。
「はぁっ!」
「ワチャアッ!」
「あぐっ!?」
「ホォ~…オワァ!ハッ!!アタァ!!!」
タイプスピードが得意とするトップスピードの高速移動によるパンチを繰り出そうとしたドライブは、メテオのカウンターを受けて後退する。更に追い討ちを掛けんと、メテオは接近しながら掌底打ちと拳の連打を浴びせた後、ドライブの鳩尾に鋭い蹴りを食らわせた。
「くっ!つ、強い……!!」
『スバル、あのライダーに単純な格闘戦は不利だ!』
「ッ!なら、これで!!」
ドライブはドライブドライバーのイグニッションキーを捻ると、飛んできた青い車体のF1マシン型のシフトカー──“シフトフォーミュラ”をキャッチし、中央部から後部を180°回転させた後にシフトブレスへと装填した。
ドライブは黒いウィング付きバイザーを装備した黄色いメットの頭部、胸部は白と青のツートンカラーがメインカラーのレーシングカーフロントウイングやカウルで覆われており、黄色いラインが入った小型タイヤが左右の腕部フェアリングアームガードに腕輪状に装備されている姿──【仮面ライダードライブ・タイプフォーミュラ】に変身する。
「ハァアアアアアアアッ!!!!!」
「ッ!?」
ドライブは再びイグニッションキーを捻り、シフトブレスに装填されたシフトフォーミュラーを三回倒すと、周囲の気流と推進装置を利用した超加速を発動する。突風が起こったようにしか認知できない異常な速度による連続攻撃に、流石のメテオも対応できずに受け身の体勢を取る。
「ナックル、ダスタァー!!!」
「何っ!?がはぁあああああっ!!!???」
ドライブがタイプフォーミュラの超加速と、リボルバーナックルで魔力を圧縮・強化した打撃魔法を合わせた強烈な一撃をメテオのボディに炸裂させる。そうして、直撃を受けたメテオは地面を何度も転がり、すぐに体勢を立て直すかのように立ち上がりながらクリアイエローとクリアブルーの旋風を思わせる形状をしたコマ型攻撃ユニット「メテオストッパー」が備え付けられた青いスイッチ──“メテオストームスイッチ”を取り出す。
そして、ドライバーにセットされたスイッチを取り外し、メテオストームスイッチを装填。そして、左の人差し指でスイッチを押した後、右手でメテオストッパーを手動回転させる。すると、ドライバーからロック調のSEと共にストームトッパーを中心とした青と金の旋風が発生し、その旋風に覆われたメテオの姿が一瞬黒い影に変化すると…そこには黒と青を基調とした基本形態から、青と金色を基調としたボディへと変化し、頭部と両肩の追加ブロックにより左右対称に近いシルエットになったメテオの強化形態──【仮面ライダーメテオストーム】へと変化する。
「俺の
「ッ!?うわぁあッ!!??」
メテオストームが装備したメタリックブルーとシルバーで彩られた戦闘用ロッド──“メテオストームシャフト”が横凪ぎに振るわれると、更なる追撃を仕掛けようとメテオストームの前にやって来たドライブは思わず大きく仰け反り、動きが止まってしまう。
その隙を見逃さず、メテオストームはメテオストームシャフトを巧みに操りながらドライブを攻撃する。ドライブは高速移動を発動しようにも、まるで豪雨のように絶え間なく襲い掛かってくるメテオストームシャフトの猛攻にその隙を見出だせず、再び鳩尾に一撃を受けながら地面を転がった。
「ぐっ、まったく隙がない……!ベルトさん、何かない!?」
『OK!ならばこのシフトカーの出番だ!!』
「ッ!」
その時、紫の閃光と共にメテオストームを高速スピードで攻撃しながら、一台のミニカー──シフトカーが飛来する。ドライブはそれをキャッチして、そのシフトカーの全容を確認した。
それは、紫の車体に「F03」の文字が刻まれ、虫の翅を思わせる刃のような装飾が施されているF1カーを模したシフトカーであり、ドライブが一度として見たことがないシフトカーであった。
「ベルトさん、これなに?」
『スカリエッティから提供されたデータをもとに開発した新しいシフトカーだ。このシフトカーにはトーレのデータが組み込まれている!使ってみたまえ!!』
「トーレの……うん!わかった!!」
ドライブはイグニッションキーを捻り、そのシフトカー──“インパルスF03”を180°回転させ、シフトブレスに装填する。
その瞬間、何処からか飛来した二つの紫色のレーシングタイヤがドライブの両腕に装着され、タイヤのゴム層ラインから幾つもの虫の翅を象った紫色のエネルギー光刃を扇風機のように発生させた形態──【仮面ライダードライブ・タイプフォーミュラ インパルス】となる。
それと同時に、メテオストームはメテオストームシャフトを振り下ろすが、ドライブは咄嗟の判断で左腕を前に出し、タイヤから発生した光刃と光刃の間にメテオストームシャフトを挟むと、両腕に装着されたタイヤが視認速度を凌駕するほどの高速スピードで回転しはじめ、紫の光輪と化す。
「ッ、何っ!?」
「今だ…!!うおりゃあああっ!!!!!」
「ぐあっ!!?」
凄まじい高速回転の勢いでメテオストームシャフトを手放してしまったメテオストームに、ドライブは右腕側のタイヤに発生させた光刃を融合させ、リボルバーナックルに纏わせた紫の巨大光刃を振るい、メテオストームの装甲から火花を散らせて後退させると、ドライブはイグニッションキーを捻り、シフトブレスに装填されたインパルスF03を三回倒す。
「タァアアアアアアアアアアアアッ!!!!!!!!!」
ドライブの前方に無数のエネルギー光刃を発生させた紫のレーシングタイヤが出現し、ドライブがそれらをマッハキャリバー越しの回し蹴りで勢いよく蹴り飛ばすと、その無数のタイヤは紫の閃光となって高速回転しながら、視認速度を凌駕するほどの高速スピードで真っ直ぐにメテオストームへと襲いかかる。
「ぐうっ、うあっ!?アアアアアッ!!??」
鋭い刃をノコギリのように連続で切りつけられ、装甲全体から火花を上げながら吹き飛ばされるメテオストーム。しかし、ただではやられなかったようで、転がると同時にメテオストームシャフトを回収していたのを目にすると、ドライブはトレーラー砲を装備して、運転席を下にスライドさせて大砲モードにすると、シフトフォーミュラを上部の認識スロットに…天面のスライドパネルを開いてシフトスピードと黒い車体の4WD車型のシフトカー──“シフトワイルド”を一台ずつ格納すると、側面の窓「サイドゲージウィンドウ」に〈FULL〉の文字が浮かび上がる。
対するメテオストームはドライバーに装填されていたメテオストームスイッチを取り外し、メテオストームシャフトのソケットに装填し、その状態のメテオストームスイッチに金色の紐状ツール「ストームワインダー」を挿入する。
ドライブは銃口にエネルギーを溜め込むトレーラー砲の照準を合わせ…メテオストームはストームワインダーを引っ張りながらメテオストームシャフトを振るい、高速回転するメテオストッパーを地面に向ける。
「トレーラーインパクトォッ!!!!!」
「食らえ、“メテオストームパニッシャー”!!!!!」
トレーラー砲の莫大な青色のエネルギー砲撃と、メテオストームの放った高速回転するストームトッパーがお互いの中間点でぶつかり合い、凄まじい衝撃波を巻き起こす。
高密度のエネルギー砲撃と高速回転するストームトッパーがぶつかり合い、衝撃波が辺り一面に広がったかと思うと…持続性に優れたドライブの砲撃がストームトッパーを押し始め、やがて砲撃がストームトッパーごとメテオストームに直撃した。
「がぁあああああああああああああっ!!!!!?????」
大爆発を起こして地面を転がるメテオストーム。
仰向けに倒れ、体からバチバチと火花を散らしたその姿をドライブが目にしたと同時に、空間にアナウンスが響き渡った。
『WINNER! DRIVE!!』
同時に、メテオストームがオーロラカーテンの向こうへと消え、ドライブはシフトブレスからシフトカーを引き抜いて変身を解除した。
「……はぁ~!疲れたぁ~!!」
『Nice drive!』
「ベルトさん……へへっ、ありがとう!」
ペタリと尻餅をつきながら溜め息を吐くスバルに、ベルトさんは労いの言葉をかけてあげた。
そんな中でも、仮面ライダー同士がぶつかり合うライダーコロシアムの対戦は着々と進んでいった。
仮面ライダーウィザードVS仮面ライダーアギレラ
ユエが変身した仮面ライダーウィザード・ハリケーンスタイルは、頭部に蜂の羽根を思わせるアンテナがあり、中央部には蜂の毒針の様な赤い針が突き出ている仮面に赤とオレンジの装飾のアーマーが装着されている白色のライダースーツを纏う女戦士──【仮面ライダーアギレラ】と空中戦を繰り広げていた。
全身に竜巻を纏うウィザードのウィザーソードガンと、背中から翅状のエネルギーを展開しながら飛行するアギレラのクナイ型ゲノムウェポン“ニードルクナイ”がぶつかり合う度に火花を散らす中、アギレラは地面に着地しながら“バッファローバイスタンプ”を取りだし、腰の“ウィークエンドライバー”に装填した。
【仮面ライダーアギレラ・バッファローゲノム】は、生成させたバッファローの頭部と「仮面ライダーオーズ」のイメージカラーである黒と赤・黄・緑に彩られたチャクラム型のゲノムウェポンを手に、宙を舞うように体を回転させながらウィザードに攻撃を仕掛ける。まるでコマのように高速回転をして繰り出される斬擊にウィザードは“聖絶”を発動して防ぐが、予想よりも威力が高かった為に後退する。
「それなら……」
「……ここからが、私のショータイム」
ハリケーンドラゴンに変身したウィザードは、スペシャルの魔法を発動させて背中にウィザードラゴンの銀色の巨大な翼──“ドラゴンウィング”を出現させると、速度を上昇させてアギレラとの空中戦を繰り広げながら、互いの武器を振るって何度も何度もぶつかり合う。
そして、一度距離を取った二人は同時に大技を放った。
「“雷竜”」
「ハァアアアア……ハアッ!!!!!」
ウィザードの放った莫大な雷の竜と、アギレラの投擲した赤・黄色・緑のエネルギーを纏うゲノムウェポンが衝突し、凄まじい大爆発が起こる。アギレラがその爆発に視界を遮られて怯んだ隙を、ウィザードは見逃さない。
「“震天”」
「ッ!!!!!!!???????」
天からの鉄槌といわんばかりの空間破砕により、アギレラは大ダメージを受けながら凄まじいスピードで吹き飛ばされる。
「……これで、フィナーレ」
そこへ、ウィザードは竜巻を纏いながら高速で飛び、爆炎を突き抜け、アギレラの体をドラゴンウィングで一閃。
爆発を起こしながら、地面に墜落するアギレラの姿が、ウィザードの勝利を確定させた。
『WINNER! WIZARD!!』
「……手間が掛かる」
ビルの屋上に降り立ったウィザードは、溜め息を吐きながらウィザーソードガンの刀身をスッと撫でた。
「ふっ!!!」
ティアナ・ランスターが変身した紅いラインが走る黒いスーツに銀色の鎧を纏い、ギリシア文字の『Φ』を模した様な仮面に大きな黄色い複眼を持つ戦士──【仮面ライダーファイズ】は、両手に装備した赤い十字マークが入ったオレンジのコアが組み込まれている白い拳銃型のインテリジェントデバイス“クロスミラージュ”からオレンジ色の魔力弾を連射する。
そんなファイズと相対するのは、【三島正人】が変身した蜂の巣を模した銀色と黄色い重厚な鎧を纏う戦士──【仮面ライダーザビー・マスクドフォーム】だ。
「キャストオフ」
ザビーは左手首のライダーブレスに装着された機械のスズメバチ──“ザビーゼクター”の翅を上げると、そこから発生した緑の電気が全身を覆う銀色の重装甲全体を駆け巡り、まるで磁石が反発したかのように動くと…ザビーがザビーゼクターを180度回転させた瞬間、重装甲が勢いよく弾け飛び、その弾け飛んだ装甲の一部がファイズの撃った魔力弾を打ち消した。
そして露になるのは、黄色いスズメバチを模したような姿──【仮面ライダーザビー・ライダーフォーム】になると、ファイズの放つ魔力弾を最低限の動きで避けながら接近し、ファイズに肉弾戦を仕掛けた。
「ッ!このっ、タアッ!!はあっ!!!」
ファイズはクロスミラージュの両端(銃口側とグリップ側)からオレンジの魔力刃が伸びる近接戦形態のダガーモードへと変形させて応戦するが、ザビーの素早いフットワークによって徐々に後退させられていく。その時、何処からか飛んできた無数の銃弾がザビーを襲い、ファイズから引き離した。
ファイズがもしやと思いながら上を見上げると、そこにはファイズの愛車である可変型バイクの人型戦闘メカ“オートバジン・バトルモード”が、ファイズの前に降り立った。
「何でコイツまでここに来てんのよ……けど、今の私には都合がいいわ!」
ファイズは、オートバジンの左ハンドルグリップを引き抜き…赤い円柱の刀身を持つ剣型武器“ファイズエッジ”を装備。更に左手首に装着したデジタルリストウォッチ型コントロールデバイス──“ファイズアクセル”から引き抜いたアクセルメモリーをファイズギアに挿入した。
胸部装甲“フルメタルラング”が展開して両肩へとセットされ、その装甲の下にあった銀色の内部機構と赤色のコア“ブラッディ・コア”が露となり、全身の紅いラインが銀色に、仮面の瞳の色が黄色から赤へと変わった姿──【仮面ライダーファイズ・アクセルフォーム】になると、ファイズアクセルのスイッチを押したのと同時に…ザビーもまた、腹部に装着された“ZECTバックル”のバックル部を撫でるように触れる。
「ッ!!!!!」
「クロックアップ」
その瞬間、超高速で走り出したファイズとザビーは、辺りに衝撃波を残しながらぶつかり合う。
右手に持ったダガーモードのクロスミラージュと左手に持ったファイズエッジのリーチの長さでザビーを寄せ付けないようにするファイズだが…ザビーはその一つ一つを的確に回避し、逆に僅かな隙を狙ってファイズの懐に入り、鳩尾に強烈なパンチをお見舞いして、ファイズを吹き飛ばす。
「(アクセルフォールでもギリギリ追い付けるレベル……単純なぶつかり合いじゃ勝ち目がない……!)だったら、この一撃で決める!!」
「……………」
床を抉りながら後退するファイズは、事前に右足のホルスターにセットしておいたデジタルトーチライト型アイテム“ファイズポインター”にミッションメモリーをセットし、ベルトに装填された“ファイズフォン”を開いてenterを押すと、その場で姿勢を低くして身構える。
「ふん、ライダースティング……」
それを見たザビーは、ザビーゼクターの背中のボタンを押すと、先端部にタキオン粒子を集中させることで鋭さを増した針を出現させ、クロックアップを維持したままファイズに向かって走り出す。
「……ッ!ここ!!」
「ッ!!!!!?????」
ザビーゼクターの針を突き刺そうとするザビーが目前までやってきた瞬間、ザビーが拳を振りかぶったごく僅かな隙を狙ったファイズの蹴りがザビーの鳩尾に突き刺さり、蹴りを受けた箇所にファイズポインターから飛び出した赤い光が円錐状となってザビーの動きを封じてしまう。
「フッ、ハァアアアアアアアアアアッ!!!!!!!」
そして、ファイズは凄まじいスピードで高く跳躍するとファイズポインターから赤い光を何度も放ち、ザビーの周囲を無数の赤い円錐状の光でロックオンする。そして、ファイズがその光に飛び込むように蹴りを放つと、無数の円錐状の光が連続でドリルのように回転しながらザビーのボディを次々と貫通する。そして、ファイズが地面に降り立った次の瞬間、その背後にいたザビーは赤い「Φ」の文字を浮かび上がらせながら、青い炎と共に大爆発を起こした。
『WINNER! FAIZ!!』
「ハァ、ハァ…!ざまぁみなさい……!!」
試合終了のアナウンスと共に、アクセルフォームから通常形態に戻ったファイズは、片膝をついて荒い息を吐きながら、仮面の下で不敵な笑みを浮かべた。
仮面ライダーゼインVS仮面ライダーイクサ
愛子が変身した仮面ライダーゼインは、高層ビルが立ち並ぶ町中で、四方に展開した金色の十字架を思わせるフェイスシールドから赤い複眼がある頭部が特徴的な白き聖職者の法衣を思わせるライダースーツに身を包んだ戦士──【仮面ライダーイクサ・バーストモード】と相対していた。
ゼインは仮面ライダーブレイブのゼインカードを使用した事で召喚したブレイブ専用の剣型メインウェポン“ガシャコンソード”を、イクサは剣と銃が融合した見た目をしている赤い刀身と鞘を持つ専用武器の剣形態“イクサカリバー・カリバーモード”を手に幾度も剣をぶつけ合いながら火花を散らす中、イクサは勢いよくイクサカリバーを振るってゼインを押し返した。
「あうっ!!?」
「フッ!」
「っ!負けません!!」
「ハアッ!」
「ッ!?」
勢いよく押し返されて地面を転がるゼイン。それを見たイクサは追撃を仕掛けようとするが、ゼインはギリギリのタイミングでガシャコンソードを氷剣モードに切り替え、冷気の斬擊を放ったことでイクサを後退させる。
「……ふっ!」
「ッ!キャアァッ!!??」
そして、すぐさま立ち上がったゼインは逆手持ちにしたガッシャコンソードを構えながら走り出した矢先に…イクサはイクサカリバーの刀身と鞘を格納し、マガジン部分が展開されたイクサカリバーの遠距離攻撃用の銃形態“イクサカリバー・ガンモード”に変形させると、ゼインに向けて純銀物質の銃弾を高速連射し、ボディに命中したゼインはダメージを負いながら地面を転がった。
「……その命、神に返しなさい」
再びカリバーモードに変形させたイクサカリバーを左手に持ち替えたイクサは、腰のベルト“イクサベルト”に金色の黒い笛──“カリバーフエッスル”を装填し、右側にセットされた“イクサナックル”を押し込みながら読み込ませる。
燃え盛る太陽を背に、右手に持ち替えた蒼電が走るイクサカリバーを構えるイクサの姿を見たゼインはすぐさまガシャコンソードを投げ捨て、新たに魔導師の姿が描かれたゼインカードを取り出した。
カードを裁断したゼインの手に片刃長剣型のアームドデバイス“炎の魔剣 レヴァンティン”が現れ、ゼインがその柄を強く握り締めた瞬間、レヴァンティンの刀身から薬莢が排出された。
『SCHLANGE FROM』
「ハアッ!!!」
「なっ!!??」
その瞬間、レヴァンティンの刀身が一本のチェーンによって連結された蛇腹剣となり、ゼインがレヴァンティンを振り上げると、その刀身がとぐろを巻いている蛇のようにゼインを囲いながら高速回転し、強烈な閃光を放つイクサカリバーの必殺斬撃を防いだ。
そして、ゼインは剣に戻したレヴァンティンを構えると、再び薬莢が排出された瞬間…その刀身を莫大な魔力の炎が包み込む。
「紫電、一閃!」
「ッ!はあっ!!」
走り出したゼインは、炎を纏うレヴァンティンを横一閃に振るうと…イクサも迎撃せんとイクサカリバーを構えながら、不発に終わった必殺斬撃を繰り出す。互いに必殺技のエネルギーをぶつけ合うかのような鍔迫り合いとなった状況の中、ゼインはレヴァンティンの刃を返してその鞘と繋げると、鞘が持ち手で繋がれる形で光に包まれた瞬間……その姿が、まるで翼のような弓へと変形した。
『BOGAN FORM』
「翔けよ、隼!」
『STURM FALKEN!!』
「ッ!!!!!?????」
ゼインの魔力を纏いながら放たれた矢は、その姿を不死鳥へと変化させ、イクサの体を至近距離から貫いた。イクサは後退しながら爆発を起こすと、ゼインの勝利を告げるゴングが鳴った。
『WINNER! ZEIN!!』
「魔導師の力も、本当にスゴいですね……」
ゼインはレヴァンティンを見ながら、感心したように呟いた。
仮面ライダーガッチャードデイブレイクVS仮面ライダーデストリーム
デイブレイクが変身する暁色のガッチャード──【仮面ライダーガッチャードデイブレイク】は、配管があちこちに張り巡らされたどこかの研究所らしき場所で、ヘラクレスオオカブトを模した青いライダー──【仮面ライダーデストリーム】と肉弾戦を繰り広げていた。
デストリームは右腕に“クロコウィザーローリング”と呼ばれる武装を装備すると、ドリルを回転させてガッチャードデイブレイクを攻撃した。
「ぐっ!やるな……!」
地面を抉りながら後退したガッチャードデイブレイクは“ケミーライザー”にカードを装填して地面に手を突き刺すと、紫色の光と共に、引き抜かれたその手に“メダガブリュー”が握られ、ガッチャードデイブレイクはガッチャートルネードの二刀流でデストリームと相対する。
二本の武器を手にするガッチャードデイブレイクに対し、デストリームはクロコウィザーローリングを使い応戦していくが、やはり武器の多さからガッチャードデイブレイクが押していく。
強烈な一撃を受けて倒れるデストリームに、ガッチャードデイブレイクが止めを刺そうとしたとき、デストリームは新たなバイスタンプをベルトに押印した。
「何っ!?ぐぅっ!!?」
右腕に“コモドドラゴニックヒート”を武装したデストリームの熱線が襲い掛かる。予想外の攻撃に、ガッチャードデイブレイクは後退する。
更に【コングゲノミクス】となったデストリームは、両腕の“コングアストロブレイカー”をガッチャードデイブレイクに叩きつける。凄まじいパワーに、ガッチャードデイブレイクは火花を散らしながら吹っ飛ばされた。
新たなカードをケミーライザーに装填したガッチャードデイブレイクは“覇王剣
ガッチャードデイブレイクが十聖刃を振るうと、巨大な“風双剣翠風”が出現して射出され、デストリームはそれを防ごうとするが、巨大すぎるゆえに完全に防げずに後退すると、今度は無数の“火炎剣烈火”が襲い掛かり、デストリームは大きく吹き飛ばされた。
「これで終わりだ!」
十聖刃を放り投げたガッチャードデイブレイクはベルトのアルトヴォークを押し込むと、対するデストリームも“ヘラクレスバイスタンプ”のスイッチを押し、“デストリームドライバー”に押印する。
ガッチャードデイブレイクの拳に暁色の炎が、デストリームの拳に青いエネルギーが纏われ、同時に走り出した二人は拳を突きだす。
「「はぁっ!!」」
互いのボディに火花を散らせながら交差し、背中合わせになる。
そして、ガッチャードデイブレイクはベルトのアルトヴォークを引き、デストリームはデストリームドライバーの両サイドを押し込み、二人は同時に振り替える。
ガッチャードデイブレイクの炎を纏った蹴りと、デストリームの青いエネルギーを纏わせた蹴りが、同時に炸裂する。互いの装甲を突き破らんばかりの威力を秘めた蹴りに、ガッチャードデイブレイクは根性で足に更に力を込めると、デストリームを蹴り飛ばした。
「ぐはっ!!」
爆発を起こして倒れるデストリームと、デストリームに背を向けて荒い呼吸を繰り返しながらもしっかりと両足でたつガッチャードデイブレイク。
『WINNER GOTCHARD DAYBREAK!!』
「中々いい勝負だったな……!」
アナウンスを聞いたガッチャードデイブレイクは、背中越しにデストリームに掌さんの言葉を贈りながら、ドカッと床に座り込んだ。
芝生が生い茂る草原で、チマが変身した仮面ライダーシノビは素早く走り回り、青いボディにトンボを模した姿をしたライダー、【仮面ライダードレイク】の銃撃を掻い潜り続ける。
「クロックアップ」
ドレイクはクロックアップを発動し、時空の流れを越えた速度でシノビを強襲する。速度と敏捷に定評のあるシノビも、流石にクロックアップが相手では思えように反撃が出来ずに後退する。
「それなら……分身の術!」
そこでシノビは忍術を発動し、周囲に無数の分身を出現させる。予想外の事にドレイクは雨後にを止めると同時に、クロックアップが解除される。
「氷遁の術!」
「何ッ!?」
その隙を見逃さず、シノビは冷気を発生させ、ドレイクの下半身を凍結させる。
「いざ…参ります!」
腰のZECTバックルすら凍結されて、クロックアップを封じられたドレイクを目にして、シノビはシノビドライバーのメンキョカイデンプレートを回転させる。
シノビは氷嵐を発生させてドレイクを空へと打ち上げると、周囲に発生させた分身達が空中のドレイクを忍者刀で切り裂き続けると、ドレイクの頭上まで飛んだ本体のシノビが、紫の竜巻を纏った蹴りを落とし、ドレイクは地面に墜落しながら爆発を起こした。
『WINNER SHINOBI!!』
「一番になって出直してきて……成、バイバイ」
地面に降り立ったシノビは、爆発を背に受けながらそう呟いた後、ちょっとした洒落のつもりで、某忍風戦隊のような台詞を口にした。
仮面ライダービルドVS仮面ライダーデューク
ろくな草木が生えていない広野で、赤と青のボディに左右でウサギと戦車を模した複眼の戦士──ジェイル・スカリエッティが変身した【仮面ライダービルド・ラビットタンクフォーム】は、“ドリルクラッシャー・ガンモード”から銃弾を乱射する。
ビルドの相手は、青いスーツに赤いドラゴンフルーツを模した鎧を纏う戦士──【仮面ライダーデューク・ドラゴンエナジーアームズ】だ。
“ソニックアロー”の射撃でビルドを攻撃していたデュークは、全身に赤いオーラを纏ったかと思うと、目にも止まらぬ速さで走り出し、ビルドに接近した。
「何っ!?ぐぅっ!!」
予想外の動きに対応が遅れ、ビルドはソニックアローの一撃を受けて後退すると、デュークは“ゲネシスドライバー”に装填されている“ドラゴンフルーツエナジーロックシード”を取り外し、ソニックアローに装填する。
ソニックアローから赤黒い矢と龍のエネルギーが飛び出し、ビルドへと迫る。
「ッ!」
ビルドは“ビルドドライバー”に装填されていたフルボトルを“ダイヤモンドフルボトル”と入れ換えてレバーを回すと、【ラビットダイヤモンドフォーム】に変身し、左腕部の“フローレスガードアーム”を前に出して、デュークの矢と龍のエネルギーを受け止める。
デュークの必殺技は硬さに特化したダイヤモンドボトルの硬度に防がれたが、ビルドは爆発を起こしながら地面を転がる。
「やるじゃないか……なら、これだ」
「ビルドアップ」
起き上がったビルドは“ラビットタンクスパークリングボトル”をビルドドライバーに装填し、【ラビットタンクスパークリングフォーム】に変身すると、三色の泡を吹き出しながらデュークに接近し、蹴りを入れる。
デュークはソニックアローを盾にして直撃を防ぐが、威力が高く後方に飛ばされる。ビルドはドリルクラッシャーと“四コマ忍法刀”を装備すると、トリガーを引いた。
その瞬間、ビルドの周囲に五体の分身が現れ、六人のビルドはデュークを囲むように並ぶと、ビルドドライバーのレバーを回した。
飛び上がった六人のビルドは、右足に炭酸のようなエネルギーを纏い、デュークに突撃した。
「「「「「「「はぁああああああっ!!」」」」」」」
「なっ!?ぐぁあああああああっ!!?」
高速でキックを放つビルドに、デュークは対応が間に合わずに必殺のキックを六連続で食らい、爆発を起こした。
『WINNER BUILD!!』
「中々いいデータが取れた。感謝するよ」
爆発を背に受けながら、ビルドは複眼をスッと撫でて呟いた。
仮面ライダーデザストVS仮面ライダー剣斬
電灯の一つもない寂れた建物の中で、緑の剣士と、漆黒の剣士が剣を交えていた。
「オラァアアッ!!!」
「ぐはっ!!?」
緑の剣士──玉井淳史が変身した仮面ライダー剣斬は、頭頂部に剣を生やしている昆虫のハンミョウを思わせる深紅の仮面がある頭部、両肩部に配置された狼の頭の様な意匠や赤いマフラーを靡かせている漆黒と紫を基調とした忍者装束に身を包んだ剣士──【仮面ライダーデザスト】が繰り出した黒紫色の斬撃を食らい、火花を散らして吹き飛ばされた。
「おい、お前……俺を馬鹿にしてんのか?その風の聖剣を、蓮とおんなじ力を使ってやがる癖に……そんな実力しかねぇのか!?俺の知ってる本物の風の剣士は、緋道蓮はなぁ!武器頼りのお前なんかより、ずっと強かったぞッ!!」
「ッ!?うあっ、があぁあっ!!??」
デザストは、手も足も出ない状態の剣斬に心底つまらないような声を上げ、苛立たしげに手に持つ黒をベースに赤いデザストの仮面をイメージしたクレストがデザインされたエンブレムが嵌っている漆黒の聖剣──“黒嵐剣漆黒”を袈裟薙ぎに振るった後、鳩尾に強烈な蹴りを叩き込む。剣斬も風双剣翠風を手に応戦しようとしているのだが、素の技量で大きく負けているため、振るった斬撃や剣技は簡単に弾かれ、逆にその隙を突かれて何度も斬撃やカウンターの蹴りを食らい、剣斬は勢いよく地面を転がりながら吹き飛ばされる。
「匂うなぁ…世界と世界が混じり合い、二つの風向きが変わる。愛おしくて吐き気のする匂いが……!」
「はぁ?何ワケわかんねぇ事、言ってんだよッ!」
剣斬はセットされた猿飛忍者伝ワンダーライドブックを閉じた後に取り外し、手裏剣モードに切り替えた翠風のシンガンリーダーに読み込ませると、剣斬の体を緑色の竜巻が包み込む。
「“疾風剣舞・回転”!!ハアッ!!!」
緑色の光を放ちながら投擲された翠風が分裂し、無数の手裏剣となってデザストに迫る。しかし、デザストは漆黒を巧みに振るい、四方八方から迫り来る手裏剣を次々と打ち落としていく。
「ハァアアアアアアアアアアアアッ!!!!!」
そこへ、死角へと回り込んだ剣斬が竜巻を纏いながら凄まじい速度で縦回転し、回転力を加えた翠風でデザストを切り裂こうとする。
「……………ウォラアッ!!!!!」
「ガハァアッ!!??」
しかし、その一撃もまた、デザストの振るった漆黒の一撃であっさりと弾かれ、剣斬は吹き飛ばされながら地面をゴロゴロと転がった。
「もういい。紛い物に、用はない……!」
デザストは漆黒を“聖剣ソードライバー”に挿し込み、装填されている“骸骨忍者伝ワンダーライドブック”を押し込んだ後、漆黒を勢いよく抜刀する。
全身に紫と緑の竜巻を纏い、デザストは漆黒の刀身を地面に滑らせながら振り上げ、地面と剣の切っ先が擦れあって火花を散らした瞬間、デザストは技名を口にした。
「“カラミティ・ストライク”……!」
「ッ!?」
次の瞬間、紫と緑の竜巻を纏いながら飛び出したデザストは、目にも止まらぬ速さで剣斬に接近し、まるで暴風雨そのものを纏うように高速回転しながら漆黒の斬撃を連続で叩き込む。
「ぐぅっ!!??うぅ、うぅううううううう……!!!???なあッ!!!!????」
「おらぁあああああああああっ!!!!!!!」
「うあぁああああああああああああああああっ!!!!!?????」
剣斬は両手に持つ翠風をクロスさせてガードを試みようとするが、デザストの猛攻にやがてその防御もあっさり突破された直後、斬撃の暴風雨にその身を切り刻まれた剣斬は大爆発を起こしながら吹き飛び、数十メートル先に置かれた廃材の中に埋もれるように激突しながら変身が解除され、淳史は全身傷だらけの状態で翠風を手放したと同時に気を失った。
『WINNER! DESAST!!』
「……ったく、しらけちまったなぁ」
ドライバーからワンダーライドブックを取り外すと、変身が解除され…両肩がフェンリルを思わせる黒い狼、全身がハンミョウの鎧のような甲殻、顔面が「歌う骨」の赤い髑髏を彷彿とさせる形状をしている漆黒の怪人──【デザスト】は漆黒の刀身を肩に乗せ、赤い首巻を靡かせながら、つまらなそうに何処かへと歩きだした。
仮面ライダージュウガVS仮面ライダーサウザー
草や木が何一つ生えていない荒野のど真ん中で、二人の黄金の戦士がぶつかり合っていた。
「Hey、天津垓!共にゼインを倒した君とこうして戦うことになるとは、光栄だね!!」
「フッ、確かに……だが、手加減はしない!」
右目に鋭利な複眼、左目に10個の点がある三角形のような分析機を持つ頭部に、右側は獣の爪と牙の、左側には羽を模したシンボルが施されている金と銀のラインが走る漆黒のボディを持つ…黒き究極の戦士と白き闇の王を掛け合わせ、メカニカルにブラッシュアップしたような姿をした戦士──【仮面ライダージュウガ】は、銀色のアーマーを装着した金色と黒のアンダースーツを身に纏い、紫色の複眼に黒いコーカサスオオカブトの3本角、銀色の絶滅動物のアルシノイテリウムの2本角を生やしたような見た目をしている仮面の戦士──【仮面ライダーサウザー】と相対していた。
専用武器である“サウザンドジャッカー”を手にしたサウザーの攻撃をジュウガが圧倒的なスペックで防ぎ、逆にジュウガが攻撃を加えようとすればサウザーがサウザンドジャッカーで防ぐという、お互いに互角の戦いを繰り広げていた。
「OK!Let's Go!!」
“ジュウガドライバー”に装填された“ジュウガバイスタンプ”を一回倒すと、ジュウガは四肢に灼熱の炎を纏わせ、サウザーに強烈な炎のパンチやキックを連発していく。
「Next!」
そうして、ジュウガバイスタンプを二回倒した後、ゴリラの腕のエフェクトを帯びたジュウガの右ストレートがサウザーの顔面に炸裂し、サウザーは地面をゴロゴロと転がった。
「からの~!One More Attack!!」
更なる追撃といわんばかりに、ジュウガはジュウガバイスタンプを三回倒した後に右腕を勢いよく振り上げると、緑と紫の巨大竜巻が発生し、サウザーは瞬く間に飲み込まれて宙へと吹き飛ばされる。そうして、プテラの翼を生やしたジュウガは宙を舞うサウザーへ接近し、マンモスの足のエフェクトを帯びた踵落としを炸裂させてサウザーを勢いよく地面に叩きつけると、着地と同時に黄金のエネルギーを纏った回し蹴りをお見舞いした。
「ッ!中々やるじゃないか……!!」
連続攻撃を受けながら後退したサウザーは、サウザンドジャッカーのジャックリングを引き、アタックトリガーを引いた。
サウザンドジャッカーのデータから“シャイニングアサルトホッパー”の力が行使され、サウザンドジャッカーから紫色の“シャイニングクリスタル”が生成・出現すると、無数の宝石が縦横無尽に宙を飛び交いながらジュウガに一斉攻撃を仕掛ける。
ジュウガは、矢継ぎ早に迫ってくる紫色の宝石をパンチやキックで弾き飛ばしていくと、上空に集結したシャイニングクリスタルが豪雨のごとく紫色の光線をジュウガに向けて一斉掃射する。それを見たジュウガは咄嗟に両腕を交差することで光線を防ごうとするが、全てのシャイニングクリスタルが一点目掛けて集中砲火された威力を防ぎきれず、爆発を起こしながら後退する。
「ぐっ…!ははっ、流石はサウザンドジャッカー!!実にWonderhoe!!!」
地面を転がりながら立ち上がったジュウガは、サウザーの持つサウザンドジャッカーに何故か称賛の言葉を贈りながらも、新たなるバイスタンプ──“オクトパスフルボトル”を取り出して起動する。
「Start your engine!ハアッ!!」
「ッ!ぐうっ!?」
起動したオクトパスフルボトルをジュウガドライバーの左側に組み込まれたR因子抽出装置「ライダアブゾーバー」に押印し、ジュウガバイスタンプを倒した瞬間…黒と金の残像が残るほどの凄まじいスピードで走り出したジュウガは、四方八方からサウザーを攻撃する。流石のサウザーもこのスピードには追い付けず攻撃を食らい続けるが……一瞬の隙を突き、サウザンドジャッカーの必殺技を発動させた。
JACKING BREAK!!
“フリージングベアー”の力を宿したサウザンドジャッカーを地面に突き刺し、解き放たれた極寒の冷気によって地面と共にジュウガの両足が凍りついた。
「Whats!?」
「はぁっ!!!」
「ぐはぁっ!!??」
氷の地面の上を滑るように接近したサウザーがサウザンドジャッカーでジュウガのボディを斬りつけるように勢いよく振るい、その攻撃を受けたジュウガは足元の氷を砕かれながら、火花を散らして吹き飛ばされた。
「流石はサウザー……実にExciteだ。ならば、このバイスタンプを使わない手はない!」
「君を超えられるのはただ一人……そう、この私だ!!」
“ネオバッタバイスタンプ”をドライバーに押印したジュウガは、決め台詞を口にしながらジュウガバイスタンプを倒すと、黄色いサイバー線を描きながら走り出し、瞬間移動にも思えるような機動力と速度でサウザーにパンチや蹴りを与えていく。
「君が私を超えるなど、1000%ありえない!ハアッ!!」
サウザーが再びサウザンドジャッカーを地面に突き刺すと、“フレイミングタイガー”の能力行使によって地面から複数の火柱が発生し、攻撃を仕掛けようとしたジュウガは火柱の直撃を避けるべく後退する。
そうして互いに対峙する中、ジュウガはジュウガバイスタンプを四回倒し…サウザーは“ザイアサウザンドライバー”の右側に装填された“アメイジングコーカサスプログライズキー”を押し込んだ。
「it's show time…!」
「私はこの戦いに、勝利する…!」
ジュウガとサウザーは同時に跳躍しながら飛び出すと、お互いに同じ地点に向かって真っ直ぐ前進し、ジュウガの黒黄金のオーラを纏ったライダーキックと、サウザーの金色の紫のエネルギーを纏ったライダーキックがぶつかり合う。
「「ハァアアアアアアアアアアアアッ!!!!!!!」」
衝突と同時に凄まじい大爆発が発生し、それと同時に衝撃波が周囲全体に広がると、爆煙から一つの影が墜落した。
「ぐはっ!?バ、バカ…な……ッ!!??」
その影の正体──サウザーは、全身から火花を散らしながら力なく地面へと倒れる。その直後、ジュウガはスタッと軽やかに着地を決めると、その試合の勝敗が決定した。
『WINNER! ZYUGA!!』
「Yes!仮面ライダー同士の熱い大会……実に、Excite!!」
オーロラカーテンに消えていくサウザーを見送りながら、ジュウガはハイテンションな口調で声を上げた。
仮面ライダージオウVS仮面ライダーBLACK RX
廃工場の中で剣をぶつけ合うのは、白入間が変身したジオウと、黒いバッタをもしたライダー、【仮面ライダーBLACK RX】だ。
それぞれ、“ジカンギレード”と“リボルケイン”を振るい、火花を散らして激しい攻防を続けると、ジオウはファイズフォンXを装備し、がら空きのRXの腹部を撃ち抜いた。
火花を散らしてRXが後退し、ジオウが追撃を仕掛けようとした時、突如RXの姿が変わり、黒やオレンジを基調とした鉄人のような姿に変身した。
「俺は哀しみの王子、ロボライダー!!」
RX──【ロボライダー】は、そのままジオウと肉弾戦を繰り広げるが、優勢なのはロボライダーだった。
「硬い……ッ!」
あまりにも強固な装甲にジオウがバックステップで距離を取ると、ロボライダーは“ボルティックシューター”と呼ばれるレーザー銃を手にして光線を放つ。それをジオウは持ち前の機器回避能力で上手く避け、逆にジカンギレードとファイズフォンXから光弾を放つが、ロボライダーの強固な装甲にはまるで効いていなかった。
「それなら…!」
【仮面ライダー鎧武・カチドキアームズ】をもした姿に両肩に“カチドキロックシード”を模した装甲を纏い、仮面には「カチドキ」と書かれた【鎧武カチドキアームズアーマー】に変身したジオウは“カチドキ旗”を手にすると、カチドキ旗を振るい、ロボライダーの体を宙に浮かせ、そこへ追い討ちをかけるように衝撃波を放った。
「ぐあっ!?」
「グギャッ!?」
「!?」
その時、地面を転がったロボライダーとは別の声が聞こえてきて、ジオウは動きを止めて辺りを見渡す。しかし、その場には何もない。
しかし、ジオウは今の声が聞き間違いだとはけして思わなかった。故にロボライダーへの追撃を中止して精神を集中させると、サバイバル生活の中で研ぎ澄まされた入間の直感は、確かに自分とRX以外の気配を捉えていた。
「ッ!」
その時、起き上がったロボライダーが、再びボルティックシューターから光弾を撃ってきて、ジオウはカチドキ旗でそれを防ぐ。
「それなら、これだ!」
「ッ!?」
ジオウは新たに“火縄大橙DJ銃”を装備すると、そこから莫大な砲弾を放ち、その砲弾がロボライダーの足元に直撃して爆発を起こし、ロボライダーの周囲を煙幕で包み込んだ。
ロボライダーはボルティックシューターを構えながら、煙幕で視覚が効かない中でジオウの攻撃を警戒していると、死角から飛び出したジオウが、大剣モードのDJ銃を振り下ろした瞬間、ロボライダーの姿が変化し、ジオウの大剣がすり抜けた。
「ッ!?」
そのまま、姿を変えたRXは体を液化させてジオウから距離を取ると、実体化して青い姿となったRXは名乗りを上げた。
「俺は怒りの王子!R、X!バイオ、ライダー!!」
「ッ!」
その瞬間、【バイオライダー】は体を液状化させ、ジオウの周囲を飛び回る。ジオウがその動きに翻弄されていると、バイオライダーは“バイオブレード”という剣を装備し、ジオウの装甲を切り裂いた。
火花を散らして、地面に倒れるジオウ。バイオライダーがRXの姿に戻り振り返ったかと思うと、ジオウの姿が光となって消失した。
「何っ!?ぐあっ!?」
RXが驚愕した瞬間、地面からビルドアーマーに変身したジオウが飛び出し、ドリルクラッシャークラッシャーでRXの体を吹き飛ばしたのだ。
ジオウは、新たなウォッチを起動し、ドライバーのビルドウォッチと付け替えた。
ディケイドアーマーに変身したジオウは、新たにライドヘイセイバーを装備し、ディケイドウォッチを装填して針を三周させる。
「ッ!リボルケイン!!」
対するRXも剣を装備し、刀身にエネルギーを溜めて構えると、ジオウとRXは同時に走り出した。
高く跳躍し、リボルケインを突き出すRX。
ジオウは、体を回転させてリボルケインの突きを回避すると、ヘイセイバーのトリガーを引きながら、剣を振り抜いた。
ヘイセイバーの一撃が炸裂し、RXは爆発を起こしながら地面を転がる。起き上がろうにも、ダメージが大きくて立ち上がれないRXの姿が、試合終了の合図となった。
『WINNER ZI-O!!』
ゴングと共にジオウの勝利を告げるアナウンスが響くが、バトルフィールドに戻ったジオウは、無言のまま空を見上げた後、仲間達が待つ場所に向かって歩き出していった。
その後、観客席で仲間達のもとに戻った白入間は、バビルの面々と愛子と優花を集め、“
「何?あそこにグロンギがいた?」
「うん」
アメリの言葉に頷きながら、白入間は頷きながら、RXとの戦いのなかでの事を思い返す。
火縄大橙DJ銃の砲撃でロボライダーの視界を遮らせたジオウは、ある魔術を発動させる。
『高位魔術──“
自分と同じ個体を作り出す魔術により、もう一人のジオウが現れる。
そして、本体は“オーズウォッチ”を起動し、【オーズアーマー】に変身したジオウは、RXの相手を分身に任せ、物陰に隠れながら走り出すと、肩部の“トラトップショルダー*1”が、見えない敵の反応を捉えた。
『そこだ!!』
『グガッ!?』
バッタの跳躍力でその地点に飛んだジオウは、姿を透明にしているその存在の上に飛び乗り、その衝撃で、姿を消していた何者かの姿が露になった。
全体的に緑色で、カメレオンの性質を持つ、【グロンギ】と呼ばれる種族の一体、【メ・ガルメ・レ】だ。ジオウは、トラクローZを背中に突き刺してメ・ガルメ・レを拘束しながら、口を開いた。
『
『
『……
ジオウはトラクローZを装備した腕を振り上げて、ガルメを空へと打ち上げる。ジオウは自慢の跳躍力でガルメを追いかけると、ベルトを回転させた。
「タカ」「トラ」「バッタ」という文字の描かれたメダル型のエネルギーを通過しながら、ジオウはトラクローZを振るい、ガルメの体を切り裂いた。
『はぁっ!』
『グォオオオオオオッ!!?』
体を貫かれ、爆発を起こすガルメ。
その時、分身のジオウがバイオライダーに変身したRXに倒されたのを察知したジオウは、直ぐ様ビルドアーマーに変身し、ドリルクラッシャークラッシャーで地面を掘り進み、試合へと戻っていった。
「つまり、そいつが何の目的でそこにいたのかは分からなかったということか」
「うん…」
「でも、そのグロンギ?は、どうして入間さんの試合場所にいたんでしょうか……」
「それを聞き出そうとしたんだけどね……」
その時、“
「た、玉井君!!?」
愛子は急いで淳史のもとに駆け寄り、倒れる淳史の体を支える。すると、愛子の姿を見た淳史は力なく倒れ、愛子は咄嗟に淳史の背中を支えた。
「だ、大丈夫ですか!?」
「酷い怪我……あの怪人にここまでやられてたなんて……!」
「早く治療しないと……!」
「シャマル先生はここにいないし、どうすれば……」
「そ、そんな……」
「ケアリーの治癒能力なら、何とかできるかもしれません!」
淳史の悲惨な状態に愛子は泣き出しそうな表情で淳史を支え、医務官の資格を持つシャマルがこの場にいない為、どうしようかと悩んでいたところで、青入間は治癒能力を持つケミー、ケアリーのカードを手に淳史に駆け寄ろうとすると、その間に割り込むものが現れた。
「待て、その必要はない!!」
「ッ!?」
それは、まだ試合に参加していなかった光輝だった。治療をしようとしたというのにそれを邪魔するような行動をする光輝に、ミッドチルダは目を見開く。
「お前が、別の世界の鈴木だっていうのは分かった……だが、お前が玉井に危害を加えないと信じたわけじゃない!」
「そ、そんな事しないよ!僕はケアリーに治療をしてもらおうと……」
「そのケミーとかいうのも、危険じゃないって保証はないんだ!」
「そんな……ケミーは悪い事はしません!」
「いや、お前を信用することは──ガハッ!?」
光輝の言葉は続かなかった。青入間に鋭い視線を向ける光輝のかたを掴んで自身の方に振り向かせた白入間が、彼の右頬をぶん殴ったからだ。手加減しまくった温い一発だが、常人を越えるパワーを持つ白入間の拳に光輝は鼻血を流しながら倒れる。
「ぐっ!し、白い方!!いきなり何をする…んぐべっ!?」
「青い方の邪魔はしなくていいから、先に試合に行ってきて。ホラあれ」
怒声を上げようとした光輝の腹に、戦国ドライバーとゴールデンロックシードが納められたアタッシュケースを投げつけながら、白入間は咳き込む光輝にある地点を指さし、次の試合をするライダーの名前を知らせた。
モニターに表示されたライダー名の上にルビまでふってある以上、今度は光輝がでなければならないようだ。光輝は白入間の態度にイラッとしながらも、アタッシュケースを抱えてフィールドに向かって歩き出す。
うるさいのがいなくなったなと溜め息を吐くバビルの面々に反して、青入間達ミッドチルダ組は、あまりにも辛い対応に若干引き気味であった。
「ね、ねぇ…白い方の僕。何であの…天之河君、だっけ?どうして、彼にだけ異様に冷たいの?もしかして嫌いなの……?」
「うん、嫌いだね」
「そんなハッキリと!!??」
『随分と彼を嫌悪しているようだね。彼と何かあったのかい?』
「あったな。それも何度も…我々としては、我らの旅に勝手に同行しているだけでも虫酸が走る程だ」
「当たり前だ!あの男は事もあろうに、偉大なるイルマ様を侮辱し…身のほど知らずな決闘を申し込んだのだ!その罪、万死に値する!!」
「なるほど、ならば仕方あるまい」
「アズ!?なんで共感してんのよ!!?」
「アスモデウスはともかくよ……シア達まで何でそんな露骨に嫌悪してんだよ?」
「……一体、あの男はお前達に何をしたんだ?」
「ねぇねぇ、黒クララ。なんでか知ってる?」
「ん~?分かんない。でも、イルマちとまっかちゃん…ピカピカ君にいっつもプンプンしてるんだ」
光輝への嫌悪感を隠そうともしないバビルの面々の言葉に、ミッドチルダ組は唖然としている。彼等は唯我独尊を地で行くような面子とはいえ、基本的には人がいいことは知っているため、ここまで彼を嫌悪する理由が分からないのだ。
もっとも、光輝がここまで嫌われている理由をミッドチルダ組が知るのは、そう遠くない未来の話である。
すると、フィールドに立った光輝がマルスに変身し、オーロラカーテンからオレンジ寄りの金色を基調とした蟹を模した容姿をしている戦士──【仮面ライダーシザース】が現れる。そうして、試合開始のコングが鳴って二人が衝突を始めた所で、白入間は神水を取り出して淳史に投薬しようとした時、淳史の姿を見て目を見開いた。
「ッ!鈴木君!!玉井君の身体が、透けて……!?」
「なっ!?こ…これは、一体……!?」
そう、愛子が支えていた淳史の身体が、青い光と共に透けていくのだ。入間達がその光景に目を見開いたと同時に、淳史は青い光に包まれた瞬間…影も形も残さず消滅してしまった。
「そ、そんな……また、私の生徒が……!」
清水やその他のクラスメイトに続き、自身の護衛を担ってくれた生徒達まで消えてしまったことに呆然とする愛子。そして、目の前で起きた光景に思わず絶句する一同。そんな状況の中で、白入間は淳史が消えた地点を見ながら神水を仕舞うと、不意にあることに気が付いた。
「……園部さん、貴方のパーティーのメンバーはどこですか?」
「え?それなら、もう試合に行って……あっ!」
「み、宮崎さん達も戻って来てないんですか!?」
「確か、奴等は敗退した筈……なのに、何故戻ってこない?」
「……ッ、あれ!?チマちゃんまでいないよ!!?」
「なっ、ドクター!チンク姉もいねぇぞ!?」
「落ち着くんだ、ノーヴェ。チンクに限って、何かある筈は……」
そこで、愛子や優花…さらに青入間達は、この場にはいないメンバー──宮崎奈々、菅原妙子、相川昇、仁村明人、リリアーナ・S・B・ハイリヒ、八重樫雫、谷口鈴……更に何故かチマとチンクの姿がいなくなっていることに気づいた。
彼女達もまた、白入間が貸し与えたアイテムを使って参加していたのだが、素の実力で大きく負けていたために敗退となった筈だ。だが、とっくに試合は終わっているのに、いつまでもそのメンバーは戻ってこない。チマとチンクに関しては試合に勝利していたので、戻ってこないのはおかしい。
顎に手を当てて考え込んでいた白入間は、チラリとバビルの仲間達に目を向ける。ユエは、アイコンタクトだけで白入間の意図を察してコクリと頷き、他の面々も同じ表情で頷く。しかし、それに気づかなかった青入間は、不安そうにもう一人の自分に声をかけた。
「ねぇ…この大会、なんかおかしいんじゃ……」
白入間は、青入間の前に手を出して言葉を制すると、ユエの手を引いて歩き出した。
「ごめん、用事を思い出したから僕は行くね。ユエ」
「……ん」
「えっ、あっ!ちょ、ちょっと!?」
青入間達が呼び止めようとするが、白入間とユエは歩みを止めることなく何処かへと歩き出していってしまった。残されたミッドチルダ組は、唖然とした表情でその背中を見つめていた。
「白いイルマち、行っちゃったね」
「う、うん。でも、何で二人だけで……」
「うーん…あっ、分かった!イルマちとユエりん、一緒に遊びに行くんだ!!」
「そ、そうかなぁ…?少し違う気がするような……」
「話には聞いていたが、同じイルマでもあそこまで違うのか……」
「だが、こんな状況下で二人は何を……おや?」
「どうかしたんですか、ジェイルさん?」
「畑山愛子君に園部優花君……それから、英寿君と士君とデモンサンダーまでいなくなった……」
緊急事態かもしれないのに、ひたすらに我が道を往く白イルマに青入間は困惑しながら呆然とし、初見となる赤アメリは別の世界線の恋人の傍若無人ぶりに目を丸くする中……スカリエッティだけは、白入間の行動やこの場にいたはずの人物の数名がいない事に対する違和感を感じていた。
観客席を後にした白入間とユエは、ドームの正面入口にまでやって来ていた。
白入間は、漆黒の闇に閉ざされた巨大な出入り口に手を伸ばすと、その闇に触れる。まるで鋼鉄のような硬度と質量を持つそれに、触れた手を起点に波紋のようなものが広がるのを見て、白入間は腕を組みながら呟いた。
「……単に封鎖されてるんじゃない。空間そのものを隔離してるね」
「…ん。試合に目を向けてて気づかなかったけど……私達、ここに閉じ込められたことになる」
「けど、ひと通り見渡してもこのドームに不自然な点はなかった。だとしたら……」
白入間は、オレンジで彩られたゴーグル型のメモリガジェット“デンデンセンサー”を取り出すと、そのレンズを覗き込みながら辺りを見渡す。高性能視覚センサーを搭載したゴーグルにより、白入間はある壁に視線を集中した。
「……見つけた」
「……ん。隠し通路」
白入間とユエはその壁に駆け寄ると、手を触れる。入り口に繋がる隙間のようなものはないと悟ると、白入間は壁に手を触れながら、魔術を行使した。
「“
その瞬間、白入間が触れているその壁が変形し、巨大な穴が開いた。
その穴の向こうには、デンデンセンサーで透視した通り、横向きの通路が繋がっていた。
「ユエ、行こう」
「……ん!」
二人は顔を見合わせて頷き合い、その通路に足を踏み入れようとした時、背後から聞きなれた声が聞こえてきた。
「待ってください!」
呼び掛けられたがために足を止めた白入間とユエが振り返ると…そこには案の定、愛子が仁王立ちをしていた。しかし、その場にいたのは愛子だけでなく、優花、士、デモンサンダー、英寿の姿があった。
「……何をしてるんですか、皆さん」
「この大会の裏事情を探ろうとしてるんですよね?私も手伝います」
「……何で?」
「玉井君達の事よ。さっきの鈴木が見たって怪人の話も含めると、皆がどうなったのか心配なのよ……だから、お願い。私達にも手伝わせて」
頭を下げて頼み込む愛子と優花。白入間はしばし思案したあと、英寿と士とデモンサンダーに目を向けた。
「それで、貴方達は何でここに?」
「何だ?神様がパトロールをしちゃ悪いのか?」
「俺は元々この大会を調べるために通りすがったからな。大会事態には興味がないから、面白そうな方に乗っかっただけだ」
「私は士についていくだけよ。士はお留守番してろって言われたけどね……」
三者三様の答えを聞き、白入間とユエはしばらく目を見合わせたあと、諦めたようにため息を吐き、愛子達と共に隠し通路へた歩き出していった。
そんな白入間達の背中を、物陰から様子を伺いながら尾行する白いスーツを着込んだ男の存在に、白入間達はまだ気づいていなかった……
現在実施しています香織の末路についてのアンケートは、特別章が終わるまで実施します。これまでのと違い、このコラボ編はそこその長くなるため、どなたでも気軽に表をいれてください。
感想、評価お待ちしております。
本作での香織の末路はどうなってほしいと思いますか?
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HAPPY END
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NORMAL END
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BAD END