『仮面ライダーギーツ 4人のエースと黒狐』と『王様戦隊キングオージャー アドベンチャー・ヘブン』の公開が楽しみです!
「はぁあああ!!」
『があああッ!!!』
ジオウⅡ達とアポロガイスト達の戦闘が開始され、愛子が変貌したアナザーフォーゼを相手取ったジオウⅡは、アナザーフォーゼの攻撃を的確に避け、その隙を狙ってサイキョーギレードを振るう。
強烈な一撃を受け、アナザーフォーゼは大きく吹っ飛ばされる。
立ち上がったアナザーフォーゼは半透明の“シザースモジュール”と“クローモジュール”を装備し、背中のブースターで加速してジオウⅡに斬りかかる。
だが、様々な修羅場を経験してきたジオウⅡには、ただ力任せに暴れているだけのアナザーフォーゼの攻撃を捌くなど児戯に等しく、ジオウⅡは合気道のような動きでアナザーフォーゼの攻撃を受け流すと、そのまま背中に蹴りをいれてアナザーフォーゼを墜落させた。
その時、ジオウⅡの頭部の時計の針を模した“プレセデンスブレード”の長針センサー“バリオンプレセデンス”が回転し、ジオウⅡはアナザーフォーゼの未来を見る。
「見える…先生の未来が!」
ジオウⅡはサイキョーギレードを地面に突き刺すと一枚の羽を取り出して魔術を付与すると、羽は黒い稲妻を放ちながら変形し、
『うぁああああああああッ!!!』
対するアナザーフォーゼは、半透明の“ロケットモジュール”と“ドリルモジュール”を装備し、ロケットモジュールで空を飛び、ロケットの噴射で超加速してドリルモジュールを装備した脚でキックを放つ“ライダーロケットドリルキック”に似た技を放つ。
急接近するアナザーフォーゼに対し、ジオウⅡはベルトを回転させて必殺技を発動。必殺技のエネルギーを弓に流し、ジオウⅡはピンク色の光を纏う弓を引き絞る。
「一射必中!!」
『ウァアアアアアアアアアアアアアッ!!!』
発射されたマゼンタの光を纏う黒塗りの矢が、空中から迫るアナザーフォーゼを
すると爆煙の中から、ボロボロの愛子が重量に従って地面に落下するように飛び出してくるのが見え、ジオウⅡはジャンプすると、空中で優しく愛子を抱えて着地した。同時に爆煙の中から落ちてきた“アナザーフォーゼウォッチ”が、ジオウの足下で粉々に砕けた。
「……さて、他の怪人はユエ達なら大丈夫だろうし、問題は……アポロガイストと骸骨恐竜か」
呑気に呟いたジオウⅡは愛子に回復魔術を施して簡易的な傷の治療をすると、お姫様抱っこで愛子を安全な場所に移動させるために歩きだした。
その間にも、他のライダーと怪人達の戦闘は佳境を迎えていた。
「ハァッ!!」
『グォオオオッ!!』
アメリが変身したゲイツリバイブ剛烈は“ジカンジャックロー・のこモード”を手にし、“シュイム”と呼ばれる長剣を手にするデェムシュ(進化体)と接戦を繰り広げていた。
武器のリーチではデェムシュの方が上だが、ゲイツリバイブはその防御力でデェムシュの剣を無傷で受け止め、逆にジカンジャックローの高速回転する刃でカウンターを食らわせ、デェムシュは火花を散らしながら地面を転がった。
『猿如きが…ただでは死なさんぞ!!』
「傲慢だな。それが敗因であることを思い知れ…!」
フェムシンム以外の種族を猿と見下しているディムシュにとって、他種族の敵にやられたことは屈辱であり、デェムシュはゲイツリバイブに殺気を放つ。
だが、ゲイツリバイブはその殺気に臆しもせず、ベルトに装填されたゲイツリバイブライドウォッチの上下を返した。
胸部のアーマーが展開されて羽のような形状となり、全体的なカラーリングが青くなると、ゲイツは【ゲイツリバイブ疾風】へと変身し、ジカンジャックローが自動的に“つめモード”に変形した。
「貴様のような不埒な害獣は……私が叩き潰す!」
『小癪なぁああああああッ!!』
ゲイツリバイブの言葉に、更に怒りを露にしたデェムシュは高熱の火球を放つ。ホーミング性のある火球は別々の軌道でゲイツリバイブへ迫り、その威力もトータスの一般的な魔法の何十倍もの威力がある。
「甘い!」
『何ッ!?』
その瞬間、ゲイツリバイブはその場に残像が残る程のスピードで動きだし、その速度を活かして攻撃をかわし、デェムシュとの距離を積める。
デェムシュはその速度を捉えきれず、射ち放った火球がゲイツリバイブの残像を通り抜けた光景に動揺し、防御が間に合わなかった。
『ヌァアアアアアッ!!』
視認不可能なほどの速度でゲイツリバイブのジカンジャックローがデェムシュの身体を切り裂き、デェムシュは身体中から火花を散らして吹き飛ばされた。
「止めだ」
ゲイツリバイブはベルトを回転させて必殺技を発動。その速度を最大限に活かしてデェムシュの懐に入ると、青い光を纏う超速の蹴りを連続で御見舞いした。
「ハァアアアアアアアアアアアアアッ!!!」
『グァアアアアアアアアアアアッ!!!?』
一撃だけでも通常形態の数倍の威力を誇るキックのラッシュを喰らわせるゲイツリバイブ。一秒間に何百発と放たれる蹴りの豪雨に、流石のデェムシュも防御することも出来ず、あらゆる箇所に蹴りを受け続ける。
最後に鳩尾に強力な一撃を受けたデェムシュは、バチバチと火花を散らし、膝から崩れ落ちる。
『認めん…認めんぞ!貴様の様な猿如きにィィ!!』
下等生物にやられたことへの屈辱の雄叫びをあげながら倒れ、デェムシュの身体は爆発を起こした。
「フッ!」
『ガァアッ!!』
ウカワームを相手にしていたウォズは、ギンガファイナリーの能力である重力操作を駆使してウカワームを寄せ付けず、完全にウォズのペースであった。
『クッ…ハァッ!』
「ッ!グゥ…!」
だが、ウカワームもやられているだけではない。距離を取ったウカワームの姿が突如消えたかと思うと、ウォズは四方八方から襲い掛かってきた衝撃により、ウォズは地面を転がる。
「“クロックアップ”か……。だが、私には通用しない」
立ち上がったウォズはベルトからギンガミライドウォッチを取り外し、スコープのアイコンを切り替えると再びビヨンドライバーにセット、レバーを前に倒す。
額のクレストが土星を象ったものになり、インジケーショントラックアイの表示は青い『ワクセイ』の文字に変わっている【ウォズギンガワクセイフォーム】に変身したウォズは、ドライバーのレバーを操作する。
疑似惑星弾“エナジープラネット”が大量生成され、ゲリラ豪雨のごとく降り注ぐ。色とりどりの惑星は、右腕の鋏に赤いオーラを纏わせてクロックアップでウォズに不意打ちを仕掛けようとしたウカワームを正確に捉えて動きを完封し、惑星を模した弾幕は次々と命中する。
『ガァッ!クゥッ!アァアアアアアアアッ!!!』
左腕を盾の形状に変えて惑星弾を防ぐウカワーム。だが余りの数と威力にやがて盾は破壊され、次々と身体に惑星弾が直撃し、惑星の雨が止むと同時に、体からバチバチと火花を散らすウカワームは仰向けに倒れると、派手に爆発を起こした。
「ワームは宇宙からやって来た生命体…。宇宙最強の私に、勝てると思うな」
ギンガファイナリーに戻り爆発を背にしたウォズは、己の勝利を示すように天に指を指した。
「どりゃあああ!!」
『!!』
「はぁああああ!!」
『ッ!ぐぁああああっ!!!』
二人に分裂したエグゼイドは大剣と大槌を手にし、“ガシャコンバグヴァイザー・チェーンソーモード”を持つゲノムスを相手にしていた。
単体でもゲノムスと同等のスペックを誇る二人のエグゼイドは、自分同士という事もあって完璧なコンビネーションにゲノムスは完全に後手に回っており、エグゼイドRがガシャコンブレイカーⅡを地面に叩き付けた衝撃でゲノムスは空に飛ばされ、エグゼイドLのガシャコンキースラッシャーの一撃を空中で喰らい、火花を散らしながら墜落した。
『ウウゥ……ウォオオオオオッ!!』
「「!!」」
ヨロヨロと立ち上がったゲノムスは、全身から強力なレーザー光線を放つが、二人のエグゼイドは生まれ持った身体能力と変身によって手に入れた機動力を活かし、アクロバティックな動きで光線の嵐をかわし、時には手にした武器で弾いていく。
「いきますよぉ!」
エグゼイドLはガシャコンキースラッシャーのオレンジのボタンを押し、キースラッシャーを“アックスモード”に切り替えると、未だにゲノムスが放ち続けるレーザー光線を弾きながら走る。
敵が接近してきたことに気付いたゲノムスはレーザー光線を射つのを止め、ガシャコンバグヴァイザーを構え、エグゼイドLが目前まで迫ってきて来たところでゲノムスはバグヴァイザーを持つ手を振り上げる。
だが、エグゼイドLはその瞬間に一跳び66.6mのジャンプ力で高く跳び、ゲノムスの背後に立った。予想だにしていなかった行動にゲノムスは驚愕して動きを止めてしまい、その隙を見逃さなかったエグゼイドLは、ガシャコンキースラッシャーを野球バットの様に構えると、ゲノムス目掛けてフルスイングした。
「吹っ飛べですぅ~ッ!!」
『グォオオオッ!!?』
「とりぁあああああ!!!」
『ぐぅあああああ!!』
ブレードモードにしたガシャコンブレイカーⅡをすれ違い様に一閃させ、ゲノムスは胸から火花を散らしてエグゼイドRの後方で倒れる。
立ち上がるゲノムスに向かい合うように並んで立ったエグゼイド。そして、エグゼイドLはベルトから引き抜いたガシャットをガシャコンキースラッシャーに装填した。
「フィニッシュは…」
「必殺技で決まりですぅ!」
音声が鳴り響くと、ガシャコンキースラッシャーが二つに増え、エグゼイドRはガシャコンブレイカーⅡを地面に突き刺してそれをキャッチすると、エグゼイドLとエグゼイドRは同時にガシャコンキースラッシャーを振りかぶる。
「「でやぁあああああ!!!」」
『っ…ぐはああああああああっ!!』
二人のエグゼイドは同時にガシャコンキースラッシャーを振り抜き、オレンジとグリーンの斬撃が×字に放たれ、その斬撃が直撃したゲノムスは身体に×字の傷跡を刻まれて背中から倒れると、大爆発を起こした。
「待て待て~い!」
ミレディが変身したゴーストは、自身の能力を行使して空を飛び、コンドルの特性を活かして高速で空を飛び回るバッファルと空中戦を繰り広げる。ゴーストは新たに装備した“サングラスラッシャー・ブラスターモード”で光弾を連射しているが、バッファルはその高速飛行能力を活かしてそれをかわしていく。
「ん~、やっぱり鳥を相手に空中戦は不利か~…。なんとかして地面に落とさないと」
バッファルを追いかけながらも思案するゴースト。重力魔法ならば簡単に動きを止められるが、それだと外壁の向こうにいる骸骨恐竜を拘束する“黒天窮”を維持していられるか分からない。意識を緩めたら、骸骨恐竜が魔法を破って再び暴れてしまうの可能性があるだ。町を守ると決めている以上、無駄な被害は出せない。
『オォオオオオッ!!』
「え?にょわーーーーっ!!?」
そんな風に思案しているのが良くなかった。いつの間にかゴーストの方へ接近していたバッファルが、赤熱化した拳のラッシュをゴーストに喰らわせた。
対応が一瞬だけ遅れてしまったゴーストはダメージは負わなかったが、ゴーストはウルの町の建物の屋根に罅をいれて墜落した。
「よっくも、超絶美少女なミレディちゃんを殴ったなぁ!それも何度も!」
「撃ち落としてやるぅ!」
そんな元気一杯の怒声を上げながらゴーストはベルトに新たな眼魂をセットして、茶色いウエスタン風のパーカーを羽織った【闘魂ビリー・ザ・キッド魂】にゴーストチェンジすると、サンクスラッシャーと“バットクロック”を両手に持ち、銃口をバッファルに向けると、即座に引き金を引いた。
『ガァアッ!!?』
射撃の名手であるビリー・ザ・キッドの力を宿したゴーストの正確無比な射撃に翼を撃たれて穴を空けられたバッファルは地面に墜落する。
その姿を見て、ゴーストは闘魂ブースト魂に戻ると、サングラスラッシャーにオレゴースト眼魂と闘魂ブースト眼魂をセットし、必殺技を発動すると、屋根から飛び降りた。
「たぁああああああ!!!」
『グォアアアアアアアッ!!!』
炎を纏ったサングラスラッシャーを両手で持ち、落下の勢いをつけたゴーストはバッファルを縦に一刀両断する。縦に斬られたバッファルは、断末魔を上げながら爆散した。
『オラァッ!』
「ッ!!」
ティオが変身した仮面ライダー龍騎は、自分と同じ
「この攻撃…生身ならば気持ち良くなれたかもしれんが、そこまでてはないのぅ。…終いにするか」
普通の人間ならば水風船のように破裂していただろうが、ティオの高い耐久値と強固な鎧により、龍騎は強めに押された程度にしか感じなかった。
龍騎は攻撃にされた箇所を撫でながら残念そうに呟きつつ、ベルトに装填したカードデッキから一枚のカードを引き抜き、左腕に装備した“召喚機甲ドラグバイザー”の上部カバーをスライドさせてカードスロットを展開し、デッキから引き抜いたカードをスロットに装填して、カバーを戻す。
無機質な電子音が鳴ると、龍騎の右腕に赤い龍を模したガンレッド“ドラグクロー”が装着され、近くの鏡面から龍騎の契約モンスターである深紅の龍【無双龍ドラグレッダー】が現れ、龍騎の周りを旋回した。
「“昇龍突破”!!」
龍騎がドラグクローを前に突きだすと、ドラグレッダーが口から灼熱の炎を放った。龍騎の必殺技のひとつ、“
『はぁっ!』
「ムッ!?」
なんと、ドラゴン・ゾディアーツはドラグレッダーが吐いた火炎を受け止め、ドラゴン・ゾディアーツに吸収されたのだ。すると、ドラゴン・ゾディアーツはドラグレッダーが吐いた炎と同等の熱量を持つ火炎弾を作り出した。
『はぁっ!!』
ドラゴン・ゾディアーツは、ドラグレッダーの攻撃を吸収したエネルギーで作り出した火炎弾を投げる。
ストライクベントを利用した火炎弾が龍騎に迫るが、龍騎は冷静に新たなカードをデッキから引き抜き、ドラグバイザーに装填した。
『ガァアアッ!!?』
音声と共に、龍騎の前に宝石のような光のフィールドが展開され、そのフィールドに当たった火炎弾がスーパーボールのように跳ね返り、ドラゴン・ゾディアーツの胸に直撃した。まさか自分の攻撃が跳ね返されるとは思わなかったドラゴン・ゾディアーツは、胸から小爆発を起こしながら吹っ飛ばされた。
そして、龍騎は左手でデッキからカードを引き抜くと、ドラグクローを装着したままそのカードをドラグバイザーに装填する。
音声が鳴り、近くの鏡面からドラグレッダーの尻尾を模した柳葉刀“ドラグセイバー”が飛び出し、龍騎はその剣をドラグクローで掴むと、ドラグセイバーの刀身が灼熱の炎に包まれる。
『っ…うおおおおおっ!!』
攻撃を返された事に怒りを露にし、ヤケクソ気味に突進するドラゴン・ゾディアーツ。対する龍騎は燃え盛る剣を手にして駆け出すと、すれ違い様に炎を纏ったドラグセイバーを一閃させた。
「“龍舞斬”!!!」
『ッ!…グァアアアアアッ!!』
ドラグクローの炎で破壊力が増したドラグセイバーによる必殺の斬撃には自慢の防御力も通用せず、ドラゴン・ゾディアーツは断末魔を上げながら龍騎の後ろで爆発を起こした。
「「「「……相手してあげる」」」」
「面白い…受けて立ってやるのだ!」
“コネクト”の魔法で“ドラゴタイマー”を装備したウィザードは、ドラゴタイマーの針が青・緑・黄の文字盤を指した時にレバーを押し、【ウォータードラゴン】【ハリケーンドラゴン】【ランドドラゴン】の分身を三体作り出すと、フレイムドラゴンとランドドラゴンがソードモード、ウォータードラゴンとハリケーンドラゴンがガンモードにしたウィザーソードガンを持ち、四人のウィザードはアポロフルーレと“ガイストカッター”を手にするアポロガイストに突撃する。
アポロガイストは数の差を技量で補い、フレイムドラゴンとランドドラゴンの剣をアポロフルーレでいなし、ウォータードラゴンとハリケーンドラゴンの放つ銃撃をガイストカッターで防ぐ。
そしてフレイムドラゴンとランドドラゴンが斬りかかる瞬間、アポロガイストは武器をアポロフルーレから“アポロショット”に切り替えると、アポロショットでフレイムドラゴンとランドドラゴンを撃ち抜いて二人を後退させると、その後ろで隙を伺っていたウォータードラゴンとハリケーンドラゴン目掛けてガイストカッターを投擲した。
「何ッ!?」
だがその瞬間、液状化したウォータードラゴンがガイストカッターを通過し、液体化したままアポロガイストに纏わりついた。予想外の事にアポロガイストは一瞬だけ反応が遅れてしまい、動きを封じられてしまう。
「「「ハァッ!!」」」
「ヌァッ!!?」
その瞬間、ガイストカッターをかわしたハリケーンドラゴンを含めた残りのウィザード達がウォータードラゴンがアポロガイストから離れた瞬間に必殺の斬撃を飛ばし、三つの斬撃が直撃したアポロガイストは火花を散らして吹っ飛ばされる。
「出でよ…ワーム!!」
「「「「!!」」」」
立ち上がったアポロガイストが右手を上げると、背後に銀色のオーロラが現れ、そこからアラクネワームの【ルボア】【ニグリティア】【フラバス】の三体が飛び出し、ウィザード達に向かって“クロックアップ”を使った攻撃を仕掛けた。
流石のウィザード達もクロックアップの速度には対応できず、アラクネワーム達が吐いた糸に拘束され、四方八方から鋭い爪による攻撃を受けたウィザード達は地面を転がると同時に分身が消失してしまった。
『『『グギャアアアアアッ!!!』』』
その時、何処からか飛来した青い斬撃がアラクネワーム達を襲い、三体のワームは悲鳴を上げて爆散した。
「ユエ!大丈夫!?」
「!……皆」
ウィザードが声がした方に顔を向けると、愛子を避難させたジオウⅡと、其々の戦いを終えたゲイツリバイブ達がウィザードの元に駆け寄ってきて、アポロガイストと対峙するように並んだ。
「皆、一気に決めるよ!」
「…んっ!」
「ああ!」
「「はい(ですぅ)!」」
「決めちゃうよ~!」
「承知したのじゃ!」
ジオウⅡの声で、八人は必殺の構えを取る。
其々の音声が鳴り響くと、龍騎の周りをドラグレッダーが旋回し、他七人のライダーも足に光を纏い、エネルギーを溜めていく。
「っ!ガイストカッターッ!!」
本能で危険を感じ取ったアポロガイストは、赤紫色のオーラを纏ったガイストカッターを投擲する。
ライダー達はガイストカッターをかわすように一斉に跳び、空振りになったガイストカッターは彼等の背後で爆発を起こし、ライダー達は一定の高さまで跳んだ所で、キックの体制を取った。
「「「ハァァァァッ!!!」」」
「「「「タァァァァッ!!」」」」
「ぐぁああああっ!!!」
ウィザード、ゴースト、龍騎の炎を纏ったキックが同時に炸裂した直後、ゲイツリバイブ、エグゼイドL、エグゼイドR、ウォズのキックが次々とアポロガイストに直撃し、アポロガイストは大きく吹っ飛ばされる。だが、かつて【BLACK】と【BLACK RX】のダブルキックを受けてもやられなかった彼は、身体からバチバチと火花を散らしながらも死ななかった。
そんなアポロガイストに止めを指したのは、ジオウⅡだ。
「ハァァァァッ!!!」
「グッ…ガァァァァァァァッ!!!」
アポロガイストの周りをピンクと金の『キック』という文字のエフェクトが囲い、それが一つとなってジオウⅡの足裏に収束され、ジオウⅡはそのままアポロガイストに跳び蹴りを御見舞いした。
そのキックを喰らったアポロガイストは地面を転がると、既に満身創痍の身体を無理矢理立ち上がらせ、ジオウⅡを指差した。
「……おのれライダー共め…。だが……貴様等がいくら抗おうと…我々“
「!!」
アポロガイストの言葉の中に混じっていた単語に、ジオウⅡは仮面の下で目を見開く。
「私はいつか…宇宙で最も迷惑な奴となって、蘇るのだぁあああああああっ!!!」
ジオウⅡはしばらく爆発の跡を眺めていると、空を見上げて呟いた。
「……バダン。それが組織の名前かぁ…」
「……入間、大丈夫?」
「ん?あぁ、大丈夫だよ。それより、先ずは外の骸骨恐竜を──」
「「「「「「「「ッ!!?」」」」」」」」
心配そうに声を掛けてくるウィザードにジオウⅡが返答しようとした瞬間、“外壁”を突き破って何かがウルの町に乱入した。そう、骸骨恐竜だ。
「骸骨恐竜!?なんでこのタイミングに!?」
「……ごめんなさい」
「テヘ、ペロ☆」
『ウゥオオオオオオオオオッ!!!』
先程まで拘束され続けた事に怒りを感じているのか、骸骨恐竜は禍々しい雄叫びを上げると、エネルギー火球を四方八方に撃ち放った。
「ッ!マズイ、ユエは町を守って、ミレディは奴を吹っ飛ばして!」
「んっ!」
「うん、任せて!」
ジオウⅡの指示にウィザードとゴーストが頷くと、ウィザードは“ディフエンド”の魔法を複数展開させ、骸骨恐竜の攻撃を防いでいくが、威力が桁違いすぎるため、ウィザードは火炎弾を防ぐ度にガリガリと魔力を削られていく。
「“崩軛”!!」
『グゥオォオオオオオオオッ!!?』
そしてゴーストは、火炎弾を撃ち続ける骸骨恐竜に重力魔法を使うと、骸骨恐竜は同じ極を近づけて反発する磁石のように後方へ飛ばされ、破壊された外壁から50m程の地点で墜落した。
すると、エネルギー火球を防ぎ終えたウィザードが膝から崩れ落ち、変身が自動的に解除され、生身となったユエは肩で息をする。
「ユエ、大丈夫?」
「……はぁ…はぁ…ん、大丈夫。魔力を使いすぎただけ」
考えてみれば、ユエは今に至るまでウィザードラゴンの召喚や骸骨恐竜の攻撃を防いだり、アポロガイスト戦では分身まで使い、たった今あれだけの攻撃から町を守ったのだ。いくらユエでも魔力を多大に消費してもおかしくはない。
「分かった。ユエはここで休んでて。シアとティオはユエの護衛と先生達を守って、ミレディは町に結界を張って。ここは僕とアズくんとアメリさんでやる!」
ジオウⅡはそう指示を出すと、仲間達は頷き、ジオウⅡとゲイツリバイブとウォズは骸骨恐竜の元に走り出そうとする。その時、ユエがジオウⅡの手を掴んだことで、全員の視線がユエに集中する。
「……入間、ごめんなさい」
「…大丈夫だよ。ユエは頑張ってくれたんだから、ゆっくり休んでて」
「……ん」
申し訳なさそうにするユエの頭をジオウⅡが撫でると、ユエは気持ち良さそうに目を細める。若干、女性陣に冷たい視線を向けられている事が気になりつつも、ジオウⅡはゲイツリバイブとウォズを連れて骸骨恐竜の下へ走ると、三人は各々の変身アイテムを取り出した。
ジオウⅡはジオウウォッチとグランドジオウウォッチを、ゲイツマジェスティはゲイツマジェスティウォッチをジクウドライバーに装填し、ジオウⅡの周りに平成ライダーの像が出現し、ゲイツリバイブの周りには平成2号ライダーのライドウォッチが飛び交う。ウォズはギンガミライドウォッチのアイコンを切り替え、ベルトにセットする。
そして、三人は同時に変身した。
レリーフとなったライダー達とライドウォッチを身体に張り付かせ、ジオウⅡはグランドジオウに、ゲイツリバイブはゲイツマジェスティに変身。
そしてウォズは、額のクレストが太陽に変化し、インジケーショントラックアイは炎を模した『タイヨウ』に変化した【ウォズギンガタイヨウフォーム】に変身した。
「……入間さん、アメリさん、アスモデウスさん」
「…大丈夫ですよね……」
「……ん、きっと大丈夫。入間達なら」
「うん!私達は私達の役目に専念しよ!」
「じゃが…あの骸骨恐竜という魔物の力は並外れておる。いかにご主人様達といえど、死闘は必至!……この戦い、長くなるぞ…!!」
外壁で、ユエとエグゼイド達はその光景を緊迫した面立ちで眺めていた。
そして
「“
「“
「ばちッこん!!」
ウォズが放った極炎の竜巻が骸骨恐竜を焼き尽くし、家系能力で自身のリミッターを外したゲイツマジェスティの黄金の光を纏う蹴りが体を形成する骨を破壊し、魔術で弓矢を手にしたグランドジオウが撃ち放った黒黄金の矢が骸骨恐竜の頸を貫いた。
『グァアアアアアアアアアアアッ!!!』
体を焼かれ、破壊され、頸を貫かれた骸骨恐竜は断末魔の叫びを上げながら爆炎に包まれ、やがて盛大な大爆発を起こした。
その光景に、ユエと変身が解除されたシア達は口をあんぐりと開けて眺めていると、ポツリと呟いた。
「共闘というより……」
「…それぞれでボッコボコにしてたね」
「……ん。容赦なし」
「(゚д゚)」
長期戦になると思ったら余りにも呆気ない終わりに、思わず頬をひきつらせるユエ、シア、ミレディと、未だに呆然としているティオの所に、変身を解いた入間、アメリ、アスモデウスの三人が歩み寄ってくる。
こうして、ウルの町の防衛戦は終結した。
・ライダー紹介
【仮面ライダー龍騎(ティオVer.)】
ティオが龍騎をウォッチの力で変身した仮面ライダー。
龍騎のスペックと竜人族のティオの耐久値が重なり、バビルのメンバーでも屈指の防御力を誇る。所持しているカードは龍騎原作よりも多い。
『所持カード』
アドベント×1
ソードベント×2
ガードベント×1
ストライクベント×1
ストレンジベント×1
リフレクオーツベント×1
ファイナルベント×1
感想、評価お待ちしております。