悪魔の孫は時の王者となって世界最強   作:MTHR

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仮面ライダーガッチャードの映画見てきました。
ギーツケミーと英寿の関係とラストに本気で泣きました。

年内で四章を終わらせたくて少し急いで書いたので、今回は短めで文章も結構に雑になっていると思います。それから、今回は香織ファンには起きに召さない展開になっているとか思いますので、それが嫌な方々にはブラウザバッグを推奨します。


48話 悪夢の序章

「あっ!パパぁー!!」

「おっ、ミュウか」

「パパぁー!!おかえりなのー!!」

 

 入間達がコズミックステイツウォッチによるワープドライブでオルクス大迷宮の入口まで戻ると、瓦礫が錯乱する広場に、ミュウの元気な声が響き渡った。

 

 ステテテテー!と可愛らしい足音を立てながら、入間へと一直線に駆け寄ってきたミュウは、そのままの勢いで入間へと飛びつく。入間が受け損なうなど夢にも思っていない様だ。

 テンプレだと、ロケットの様に突っ込んで来た幼女の頭突きを腹部に受けて身悶えするところだが、生憎入間の肉体はそこまで弱くない。寧ろミュウが怪我をしない様に、衝撃を完全に受け流しつつ確り受け止めた。

 

「ミュウ、迎えに来たんだね。アズくんとティオはどうしたの?」

「うん。アリスお兄ちゃんとティオお姉ちゃんが、そろそろパパが帰ってくるかもって。だから迎えに来たの。アリスお兄ちゃんとティオお姉ちゃんは……」

「妾はここじゃよ」

「おかえりなさいませ、イルマ様」

 

 そこで、瓦礫の山の向こうから桃色の髪をした青年と妙齢の黒髪金眼の美女が現れる。言うまでもなくアリスとティオだ。

 

「その青い髪をした奴がイルマだな?」

 

 更にその後ろから、六十歳過ぎ位のガタイのいい左目に大きな傷が入った迫力のある男が数人の冒険者を引き連れてやって来た。

 

「…貴方は?」

「自己紹介が遅れたな。俺はロワ・バワビス。ホルアドの冒険者ギルドの支部長だ。と言っても、今はもう支部が破壊さてしまったんだがな……」

 

 悔しげにそう呟くロワという男。町は魔獣達に襲われて半壊していたが、どうやらギルド支部市長は迅速な対応で市民の避難誘導をしていたらしい。

 

「イルワからの手紙には、お前の“金”ランクへの昇格に対する賛同要請と、出来る限り便宜を図ってやって欲しいという内容が書かれていた。一応、事の概要くらいは俺も掴んではいるが……たった7人で六万近い魔物の殲滅、半日でフューレンに巣食う裏組織の壊滅……俄には信じられん事ばかりだが、あの魔物を簡単に撃破した光景を見れば疑いようもない…」

 

 荒れ果てた町を見て、ロワはそう言った。魔獣達が暴れた影響で町の八割は破壊され、住人の四割は死亡した。怪我人の数も尋常ではない。だが、町が壊滅して住人も全滅という最悪のケースだけは免れたのだ。

 

「この騒動を引き起こした連中は統べて倒しましたよ。迷宮に侵入していた魔人族も、既に討伐済みです。遺体はありませんけどね」

「そうか、感謝する…。ところで、迷宮に入ったのなら、勇者一行を見なかったか?」

「見ましたよ、5人だけですけど。あとは同じ“神の使徒”が王国の騎士団の死体が何体か転がってるだけでしたよ」

 

 入間の言葉に、ロワの後ろに控える冒険者達が騒がしくなった。人間族の救世主である神の使徒が敗北して死者まで出ていることを知ってしまい、これから人間族はどうなっていしまうのかと思っているのだろう。

 だが、それは入間には関係のないことだ。戦争をしている以上、こうなる未来は近いうちに訪れていた筈だからだ。

 

「それじゃあ、僕たちはもう行かせて貰います。旅の途中なので」

「あ、あぁ。町を救ってくれたこと、本当にありがとう」

 

 そう言って、ロワは通りすぎようとする入間に礼を言った。てっきり、町の復興を手伝ってくれとか、再び迷宮に潜って光輝達を救出してくれとか頼まれるんじゃないかと思っていた入間は訝しげな表情となり、そこへティオがボソッと耳打ちした。

 

「実はの、妾達が彼にご主人様と勇者達の事を話していたのじゃ。檜山という輩がやった事や、それに対しての王国がとった行動をな。どうやら彼は良識がある方だったのじゃ」

「成る程、お陰で面倒なことが減ったよ。ありがとう」

 

 どうやら、ティオとアスモデウスが檜山の悪行と王国と光輝達の薄情な対応を教えていたらしい。お陰で、入間には彼等を助けるつもりも義理もないと言うことを説明する手間が省けた。

 

 そうして入間達はホルアドの出入り口で呼び出したデンライナーに乗り込み、デンライナーは警笛を鳴らしながら発進した。

 大混乱に見回れながらも、天気は快晴。入間達バビルは【グリューエン大砂漠】にある七大迷宮の一つ【グリューエン大火山】に向けて、西に進路を取った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 入間達がグリューエン大砂漠を目指してホルアドを経ってから一週間後、カトレアとアークゼロ達に惨敗した光輝達が、オルクス大迷宮から地上へと戻ってきた。

 フルボッコにされた光輝と、強制的に眠らされた香織と満身創痍の雫という役立たずのメンバーがいながらも、自信も満身創痍でありながら必死に結界をはり続けて魔物達の攻撃を防いでいた鈴と、魔力がスッカラカンになるまで魔物達を迎撃してきた恵里の頑張りにより、何とか転移陣でショートカットしながら地上へと向かっていったのだ。

 そして、彼等は町のありまさに愕然とした。ロワ達ギルド職員からの話を聞き、自分達が迷宮にいる間に町が壊滅の危機に晒されていた事を知り、また廃墟のようになった建物や、死人や見るも無惨な怪我人で溢れかえる町の状態を見て、雫達はようやく自分達が『戦争』というものをどれだけ甘く見ていたのかを痛感し、顔を青褪めさせた。鈴などは堪えきれずにその場で嘔吐してしまう程だ。

 だが、そこで光輝が、「これはきっと鈴木が引き起こした事だ」と、これまでの鬱憤を晴らすため(本人にその自覚なし)に民衆の前でそう宣い、自分が鈴木を倒すという意味不明な宣言をしたのだが、それがよくなかった。

 なにせ、光輝達は町が壊滅の危機に晒されている中で何もしなかったくせに、救われなかった命も数多くあるが、それでも町が壊滅するという最悪の事態を防いでくれた入間を侮辱したのだ。おまけに、ティオが話した勇者一行の一人である檜山の悪行と王国と光輝達の入間に対しての仕打ちは、既に冒険者を通して大きな噂となっている。

 結果、光輝達の信頼が暴落して暴動が起きたのは言うまでもないだろう。

 怒り狂う住民達から必死に逃げ、町で控えていた迎えの馬車に慌てて乗り込んだ光輝達は、罵倒とブーイングを受けながら王宮に逃げ帰っていった。

 

 

 

 

 

 

 ハイリヒ王国に戻ったあと、光輝達の報告を聞いた王宮は混沌としていた。彼等が信仰する神エヒトが人間族の希望として連れてきた神の使徒が敗北し9人もの死者が出たという事実は、魔人族の強化された力が自分達の予想を遥かに越えていた事を思い知らされ、同時に強力な戦力を失ってしまったことによるショックを受けた。

 

「何で……何でなの…入間君……」

 

 そんな重苦しい空気で満ち溢れる王宮の一室に閉じ籠っていた迷宮攻略組の生き残りである香織は、豪華なベッドの上で、目に見えて落ち込んでいた。

 

 香織の記憶の中にある入間と再開した入間のあまりの違いにショックを覚えたが、変わった部分もあれば変わらない部分もある、あんな連中に想いの強さで負けるはずがないと決意を固め、勇気を出して入間に告白をした。

 だが、入間はそれをアッサリと拒絶した。その上、金輪際関わるなと言って。

 どうしてこうなってしまったのか、どうすれば入間に振り向いて貰えるのか、香織は必死に考える。

 

『──どうすればいいかなんて、答えは決まってるじゃない♪』

「……えっ?」

 

 その時、香織の耳に女性の声が入ってきた。

 誰…?とその声の主を探して、香織は首を動かす。すると、自身の直ぐ近くにあった窓ガラスを見て、目を見開いた。

 

 そこには、窓ガラスに写っていた自分が、狂気に染まった笑みを浮かべていたのだ。

 

「あ、貴方は…」

『私?私は貴方だよ。…………鏡の中のね♪』

「鏡の中の……」

 

 ガラスに写った自分が話し掛けてくるというあり得ない光景に呆然と呟く香織に、ガラスに映る香織は、笑顔のまま香織に話し掛ける。

 

『そう、私は貴方自身、だから分かるよ、貴方の心の奥底が。貴方は憎いんだよね?入間君の隣に立つあの女達が…』

「それは……」

 

 違うと、香織は言えなかった。

 入間に拒絶された哀しみ、そして入間の隣に堂々と立っていられるユエ達への嫉妬が、香織の心を黒く染めていく。

 

「そうだ。そうに違いない……あの女が入間君を洗脳したんだ……アイツ等さえいなければ、入間君は私を選んでくれたはずだったのに…!!」

 

 本来の香織ならこんな光輝みたいなご都合解釈はしない。しかし、入間に拒絶された辛い現実から目を背けた香織は、ありもしない現実を頭の中で作り出し、自分がフラれた原因をそれのせいにした。『朱に交われば赤くなる』というが、これが光輝と関わったせいなのか、それとも彼女の本性なのか、それは誰にも分からない。

 そんな香織に、ガラスに写る香織が笑顔で声をかけた。

 

『うんうん、その通りだね。じゃあ、入間君を取り戻すには…どうすれば良いと思う?』

「……入間君に群がるあの女達を…殺す……!」

『大正解!でも、今の貴方じゃ絶対に無理だよ。だから、私はここに来たんだ♡』

 

 ガラスに写る香織は笑顔でそう言ったかと思うと、なんと彼女が窓ガラスを突き抜けて自分に手を差し出して来たのだ。あり得ない光景に、流石に驚く香織。

 しかし、差し出された手に何かが握られるのを見て、香織はそれを恐る恐る受け取った。

 

『これを受け取って。これを使えば力が手に入るよ。入間君に群がってる、あの寄生虫達を倒す力が』

「力が……」

『使うか使わないかは貴方次第だよ。それじゃあね』

 

 手を引っ込めた香織が写る鏡面が波紋が広がるように歪んでいく。その歪みが収まったかと思うと、そこには既に邪悪な笑みを浮かべる香織はいなかった。呆然とした表情で鏡の向こうから差し出された物を握っている、香織(自分)の姿があるだけだった。

 

「これを使えば……力が……!」

 

 静寂が戻った部屋の中で、香織はその手に握られた、怪物の顔が描かれたアナザーウォッチを眺めながら、そう呟いた。

 

 

 

 

 

 

 

『──やれやれェ。まさかこんな面倒な役目を押し付けられるなんてなァ』

 

 王宮から少し離れた王都の誰もいない道を、一人の影がコツコツと靴音をならしながら歩いていた。

 その姿は“神の使徒”の一人である白崎香織そのものだが、その瞳は血のように赤く、口から発せられる声は可憐な見た目からは想像も出来ない壮年男性の声だ。

 香織らしき人物は人気の無い路地裏まで辿り着くと、懐から銀・黄色・黒で彩られた拳銃のような物を取り出し、チラッとハイリヒ王国の王宮にその紅い瞳を向けた。

 

『あの()()()()との交渉も終わったし、あの女が此方につくのは確実。この国が滅びるのも、時間の問題だな……Ciao♪』

 

 そう言って香織らしき人物は手に持った拳銃を横に振るうと、銃口から灰色の煙が噴き出し、その姿を覆い隠す。

 煙が消えた頃には、香織らしき人物の姿は影も形もなかった。

 

 

 

 

 

 

 

「ブォオオオオッ!!」

 

 オルクス大迷宮の七十階層で、鋼鉄の体を持った怪物が彷徨っていた。

 銀色の体を持つ二足歩行のサイ──メタルゲラスは、何かを探すように薄暗い迷宮を進んでいく。

 すると、通路の奥からコツン…コツン…という音が聞こえ、メタルゲラスは通路の奥に顔を向け、その靴音が自分をぶっ飛ばしたエグゼイド(シア)の物ではないのかと思い、その瞳に憎悪を宿しながら唸り声をあげた。

 

 その靴音が大きくなって行き、通路の奥に仮面と鎧をつけた人影が見えると、メタルゲラスは相手を確認をもせずに突撃した。

 

「ブォオオオオオオオオオッ!!!!」

 

 轟音と砂煙を巻き上げながら、メタルゲラスは物凄いスピードで人影に突進し、角による一撃をお見舞いしようとする。これが光輝達なら、その一撃だけで全身の骨をバラバラにされる程の大ダメージを受けていただろう。

 

「ハァッ!!」

「グァッ!?」

 

 男の声と共に、メタルゲラスは横から襲い掛かった衝撃でバランスを崩し、地面を転がった。

 メタルゲラスは唸り声を上げながら立ち上がってその人影を見ると、その人影の正体を見た。それは、自分達を圧倒したエグゼイドでも、その仲間のライダーでもなければ、自分の主人であるガイでも、彼と同行していたダークライダー達のだれでもない。

 そのライダーは、手に持った螺旋状の剣を投げ捨てながら、ゆっくりとメタルゲラスに仮面を向けた。

 

「死んだライダーの亡霊がまだこんな所でウロついてたのか……俺のモンにしてやるよ」

 

 そう言って、そのライダーはベルトに装着された紫色の箱から一枚のカードを引き抜いた。

 仮面ライダーは引き抜いたカードの、『CONTRACT』という文字だけが書かれた何もない白い面をメタルゲラスに向ける。そのカードを見た瞬間、メタルゲラスは先程までの昂りが嘘のように大人しくなり、そのライダーと向かい合った。

 静寂が辺りを支配し、ライダーとメタルゲラスの周囲が一瞬だけ白く光輝いた。

 

「ハッハハハハハ……これだからライダーってのは面白い…!」

 

 黒いスーツに、装着者の危険な性格を表しているかのような紫色の鎧、コブラを正面から見た様な形状の仮面にはつり上がった線が左右に三本ずつ刻まれているそのライダーは、首を回しながら手に持っていたカードの表面を見て、笑い声をあげた。

 先程まで何も書かれていなかった筈のカードをには、メタルゲラスのイラストが描かれ、『CONTRACT』と書かれていた場所も『METALGELAS』と書き換えられていた。

 

 同時に、七十階層の影から獣の唸り声と共に、この階層に住まう魔物達がゾロゾロと姿を現した。中には光輝ですら単独で挑めば苦戦しそうな屈強な魔物が数匹混じっている。

 

「あ?お前ら、俺と遊んでくれるのか……?」

 

 一般的なトータス人が見たら失禁でもしそうな光景を前にしても、紫色の仮面ライダーは寧ろ嬉しそうな声を出したかと思うと、コブラの頭を模した紫色の杖を何処からともなく取り出した。

 そして紫色の杖のコブラの頭の一部をスライドさせ、ベルトに装着された箱から新たなカードを引き抜くと、その杖のスライドさせた部分にそのカードを挿し込み、スライドさせた部分を元の位置に押し込んだ。

 

 

STRIKE VENT

 

 

 無機質な電子音と共に、銀色の巨大な何かが飛来して、そのライダーの右腕に装着された。

 それは、銀色のサイの頭を模したような巨大な盾。エグゼイドによって倒されたダークライダー、ガイが愛用していた“メタルホーン”であった。

 

「…ウォオオオオオオッ!!」

 

 メタルホーンを右腕に装着した紫色の仮面ライダーは、雄叫びを上げながらメタルホーンを構え、魔物達に向けて走り出した。

 

 次の瞬間には、魔物達の悲鳴と断末魔、そして紫のライダーの狂喜に満ちた笑いだけが七十階層に響き渡っていた。

 そして数分後、魔物達の断末魔は、一つも聞こえなくなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「オルクス大迷宮の神代魔法、アーティファクトを作り出す“生成魔法”…。ラーニングはこれで完了ね」

 

 オルクス大迷宮の最下層にある、“解放者”オスカー・オルクスの隠れ家の神代魔法を授けるための魔法陣が刻まれた部屋に、一人の女の影があった。

 銀とグリーンを基調とした服に、赤いメッシュの黒髪ロングの美女だ。彼女の括れた腰には、中央に赤い宝石のようなものが埋め込まれた黒いドライバーが装着されていた。

 

「如何ですか、アーク様?」

『悪くない魔法だ…。シュネー雪原の変成魔法より、この生成魔法の方が私との適性が高いようだ……』

「アーク様のお役に立てて光栄です♡」

 

 赤いメッシュの美女──【アズ】の腰に取り付けられたベルト──“アークドライバー”から、低い声が聞こえた。

 その声は、光輝達チート持ち15人を1人で圧倒した悪のライダー、仮面ライダーアークゼロの声だった。そう、このアークドライバーこそが、仮面ライダーアークゼロ……通信衛星アークの本体なのだ。

 アークゼロは死んでいなかったのだ。最初に光輝達と戦っていた時にその計算能力でバビルの介入を予測していたアークゼロは、流石に彼等と衝突するのは分が悪いと判断し、ゴーストに倒されたフリをしていたのだ。ミレディの“気配感知”に引っ掛からなかったのは、単純に彼が生き物ではないからだろう。

 そしてその結果、入間達はアークゼロを取り逃がし、その隙にアークゼロはアズの体を使ってアークゼロに変身し、そのままオルクスの迷宮の攻略を進め、最奥のヒュドラを倒して生成魔法を手に入れてしまったのだ。

 

「それにしても、これまでバダン(私達)の計画を幾度となく潰してきた鈴木入間の仲間から得たデータで魔力を手に入れられるなんて……」

 

 アークを称賛するように、誰に向けるわけでもなく呟いているアズの手には、仮面ライダーウィザードのイラストが描かれたプログライズキー──“マジックショーイングウィザードプログライズキー”が握られていた。

 いかに神代魔法を覚えていようと、魔法の源である魔力が無ければ宝の持ち腐れになる。しかし、このウィザードプログライズキーにプログラムされた仮面ライダーウィザードの魔法の力で、アークは本来持たないはずの魔力を手に入れる事が出来る。つまり、使えなかった筈の魔法を、最悪の存在が使えるようになってしまっのだ。

 

『そうだ。仮面ライダーウィザードの戦闘データを元に造ったこのプログライズキーにより、私は神代魔法を操る力を手に入れた。そして、これで私はアップデート出来る…!』

 

 

ゼロワンドライバー!

 

 

 アークがそう言うと、アズのドライバーがアークドライバーから“飛電ゼロワンドライバー”に変化した。同時に、アズの手に禍々しい悪意のエネルギーが集まったかと思うと、アズの手に赤と白で彩られたプログライズキーが生成された。

 

 

アークゼロワン!

 

オーソライズ!

 

 

「感じるわ~♡私の心の中に宿る愛しきアーク様を……」

 

 そのプログライズキーを愛おしげに見つめながら、アズはそのプログライズキーを起動してゼロワンドライバーの「オーソライザー」に認証させると、キーコネクターを露出させてキーモードにしたプログライズキーをゼロワンドライバーにセットした。

 そして、アズとアークは、あの言葉を呟いた。

 

「『──変身』」

 

 

Final Conclusion!

 

アーク!ライジングホッパー!!

 

A jump to the sky to gain hatred.

 

 

 

 




他の香織アンチの小説での香織は敵側に回っていたので、本作でも香織は敵サイドとして扱ってみました。何のアナザーライダーになったかはまだ秘密です。
アズの口調がこれであっているの自信がないです。違和感があれば遠慮なく指摘してください。直しますので。

今年のクリスマスは家族と過ごす予定です(毎年ですが)。
読者の皆様、メリークリスマス!
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