迫りくるカッシーンの大群。
ジオウ、ゲイツ、ウォズ、ツクヨミ、ウィザード、エグゼイドは、振り下ろされる槍や光弾を捌き、手にした武器でその体を破壊しながら大群の中を突き進んでいき、大群の中からゆっくりと歩み寄ってくるダークディケイド、ファルシオン、ブラッドの元にたどり着いたジオウはジカンギレード、ウィザードはウィザーソードガン・ソードモードを振り下ろし、ダークディケイドはライドブッカー・ソードモードでそれを受け止める。
それに続き、ゲイツとエグゼイドはファルシオンと、ウォズとツクヨミはブラッドと相対する。時折背中から不意打ちを仕掛けようとしてくるカッシーンを片手間で破壊しながらハンドレッドのライダー達と格闘を繰り広げる。
ジオウはジカンギレードとウィザードのウィザーソードガンがダークディケイドと剣のぶつかり合いを繰り広げる中、ジオウは左手にファイズフォンXを手にしてビームを発射する。
予想外の攻撃に、ダークディケイドは後退すると、ウィザードがウィザーソードガンを使ってダークディケイドの胸を切り裂いた。
「中々のコンビネーションだな……ならこれだ」
ダークディケイドはライドブッカーから一枚のカードを取り出すと、ダークディケイドライバーに装填する。
電子音声と共にドライバーから飛び出したパーカーゴーストを纏ったダークディケイドは、白い顔に燃える炎のような黒い目を持つ【仮面ライダーダークゴースト】に変身すると、ダークゴーストは目にも止まらぬ速さで走り出し、すれ違い様にジオウとウィザードを切りつけた。
「それなら……」
「フォームチェンジだね!」
ウィザードはハリケーンスタイルに、ジオウは響鬼紅の力を宿した【ディケイドアーマー響鬼フォーム】に変身すると、ウィザードはその場で回転して突風を起こし、その風の勢いに押されて足を止めたダークゴーストに、ジオウは素早く炎を宿した“音撃棒・烈火”を叩き付けた。
「ぐぅっ……調子に乗るな!」
後退したダークゴーストはファイナルアタックライドカードをドライバーに装填し、ジオウはベルトのウォッチを操作する。
ダークゴーストのキックとジオウの音撃棒がぶつかり合い、凄まじい爆発が起きる。
爆発に吹き飛ばされたジオウはディケイドアーマーに戻って地面を転がり、ダークゴーストはダークディケイドに戻りながら壁に背中を打ち付ける。
「それなら……」
立ち上がったダークディケイドは直ぐ様カードを装填し、凄まじい衝撃波と共に【仮面ライダーアマゾンネオアルファ】に変身すると、専用武器“ネオアルファスイーパー”を装備し、アマゾン細胞弾を高速連射する。
ウィザードはアクロバティックな動きで、ジオウはディケイドアーマーのまま地面を転がりながらその銃弾を避け、ジオウは新たなウォッチをディケイドウォッチに装填する。
ジオウのボディとアーマーの文字、そした仮面のモニターが変化し、【仮面ライダーリバイス】の力を宿した【ディケイドアーマーリバイフォーム】に変身すると、“リバイスラッシャー”を手にして視認困難な速度でアマゾンネオアルファに迫りリバイスラッシャーを振り下ろすが、アマゾンネオアルファは直前でネオアルファスイーパーでそれを受け止めた。
「確かに速いが……その程度では俺には勝てない!」
「私を忘れるな!偽物!」
「ッ!?」
その時、ジオウの後ろからウィザードがガンモードに切り替えたウィザーソードガンから銃弾を放ち、その銃弾はジオウを避けてアマゾンネオアルファに直撃し、アマゾンネオアルファの変身が解けたダークディケイドは数歩後退する。
ダークディケイドの体に青いサイバーラインの入った漆黒の装甲が纏われて、何処からか飛来したタイヤが襷のように装着されると、【仮面ライダーダークドライブ】に変身すると、専用武器“ブレイドガンナー”を装着すると、ダークドライブは目にも止まらぬスピードで走り出す。
同時に、ウィザードは高速移動の魔法を発動させてジオウと共に高速で走り出し、ダークドライブとぶつかり合った。
ウォズは愛用のジカンデスピアをヤリモードに、ツクヨミは自身の能力で召喚した“シザースピンチ”を手にしてブラッドに切りかかるが、ブラッドはマントを翻してその攻撃を受け流すと、赤黒いオーラを纏った拳でカウンターを食らわせると、2人は後退する。
更に、ブラッドはゼノベイドスネーカーを召喚して2人に襲い掛からせ、武器を手に応戦する隙を見計らい、ブラッドは高速移動で距離を積め、2人の鳩尾にパンチを叩き込む。
「……ハハハッ、素晴らしい。仮面ライダーブラッド、星を破壊するというブラッド族の名に恥じぬ凄まじい力だ」
「我々を舐めるな!」
ブラッドは踊るようにクルクルと回りながら嗤う。
その態度にイラついたウォズは、“フルボトルバスター”を装備したツクヨミと共にブラッドに突撃する。
ウォズとツクヨミが武器を手にして斬りかかるが、ブラッドは赤黒いオーラを手に纏ってその攻撃を受け流していく。ブラッド族でないミカヅキには本家のブラッド程の力は無いが、ブラッド自体がウォズとツクヨミを凌駕するスペックの持ち主のため、ウォズとツクヨミは苦戦を強いられる。
「それならば……」
ウォズはフューチャーリングシノビにフォームチェンジし、ツクヨミはフルボトルバスターから“バリズンソード”に武器を変えると、ウォズはシノビの力でドロンと煙を出してブラッドの背後に回り、ツクヨミはバリズンソードのワープドライブでブラッドと距離を積めて斬りかかると、ブラッドは“BDベクターマント”の効果を発動して拘束移動を発動して2人の死角に回ろうとした瞬間、ウォズとツクヨミは各々の能力で瞬間移動し、ブラッドの鳩尾に斬撃を食らわせた。
「……ッ、中々やりますね……」
「我々の力はこんなものではない」
「まだまだいくよ~~!」
ゲイツとエグゼイドは愛用の斧と剣を手にしてファルシオンに切りかかる。
まるで舞うように無銘剣虚無を振るうファルシオンの剣技に、ゲイツとエグゼイドは一旦距離を取った。
「思ったりよりはやるようだな……」
「貴方達以上にね」
「嘗めんじゃねぇですぅ!」
ファルシオンの言葉に怒りを覚えたエグゼイドは、ガシャコンブレイカーⅡ・大槌モードを手にしてファルシオンに飛び掛かった。
その瞬間、ファルシオンは聖剣ソードライバーに装填されているアメイジングセイレーンワンダーライドブックをタッチした。
「聞き惚れなさい。声なき悲鳴という音楽を……!」
「ッ!?」
ファルシオンの手から、禍々しいオーラが放たれ、エグゼイドを包み込む。
エグゼイドは腕で顔を覆って衝撃を防ごうとするが、痛みも何も感じず恐る恐るガシャコンブレイカーⅡを構えようと前を見ると──血に濡れた兎人族の顔があった。
「うわぁっ!!??」
突然の事に、流石のエグゼイドも仮面の下の顔を青くしながら後ろに下がり、尻餅を着く。しかし、血に濡れた兎人族は地面を這いながら近付いていくが、その回りにも二人三人と、数えきれない程の血まみれの兎人族が、ズリズリとエグゼイドに近付いてきていた。
「こ、これは……!?」
「シア!何があったんだ!?」
「余所見する暇があるのかしら!?」
「ッ!?」
頭を抱えて膝をつくエグゼイドを揺さぶるゲイツだが、その瞬間ファルシオンが剣を振り下ろしてきて、ゲイツはジカンザックスで迎え撃つ。
「貴様…シアに何をした!?」
「フフフッ、答えを聞かせて上げる理由があるかしら?」
そう言って、ゲイツとファルシオンは再び剣戟戦を繰り広げた。
ダークディケイドはダークドライブから仮面ライダーエボルに変身すると、高速移動によってジオウ達に接近し、凄まじいパワーを秘めた拳でウィザードとジオウを殴る。
「くっ…!」
「強いね…それなら、これしか!」
ウィザードと共に後退したジオウは、グランドジオウウォッチを取り出した。すると、そのウォッチが金色の光に包まれる。
そのウォッチをドライバーに装填し、ベルトを回転させる。
黄金の光と共に、ジオウはネクストグランドジオウに変身し、体から凄まじい黄金のエネルギーが溢れ出す。その波動に、エボルは押されそうになって後退する。
「なんだ、その姿は…!?」
「やっぱり、コントロール出来ない……早く倒さないと!」
その波動に押されるエボルだが、ネクストグランドジオウは体の底から沸き上がるパワーをコントロールする事が出来ず、速攻で倒さなければこちらが不利だと察した入間は、即座に体に貼り付けられたレリーフをタッチした。
黄金のゲートが出現し、そこから【仮面ライダーカブト】が現れ、クロックアップを発動させてエボルに迫る。
流石のエボルもクロックアップの速度には追い付けず、腕をクロスさせて攻撃を防いでいるが、やがてカブトはベルトに備えられた“カブトゼクター”のボタンを押し、ゼクターホーンを操作した。
「はぁっ!」
「フッ!」
カブトのライダーキックが炸裂するが、エボルはそれを正面から受け止める。
その隙を狙い、ネクストグランドジオウが、瞬間移動でエボルにパンチを食らわせる。
「はぁっ!!」
「ぐあっ!!?」
エボルは殴り飛ばされて、地面を転がりながらダークディケイドの姿に戻る。
「ぐぅ!?あ、あぁっ!!」
「入間!!」
その時、ネクストグランドジオウは体から火花を出し、強化変身が解けて通常形態のジオウに戻ってしまった。膝を付くジオウにウィザードが駆け寄るなか、ダークディケイドは立ち上がる。
「……どうやら、その力は凄まじい代わりに体力の消耗が激しいらしいな。ならば好都合……ここで殺す」
「入間は…私が守る!!」
ライドブッカーをソードモードにして走り出すダークディケイドに、ウィザードがウィザーソードガンを手にして応戦しようと走り出す。
その時───天から黄金の光が降りた。
「「ッ!!?」」
ダークディケイドとウィザードは、仮面の下で目を見開いて後退すると、黄金の光が消え、そこには一人の青年が立っていた。
「お前は……!?」
「──カグヤ様、ゴージャスに降臨」
水色の豪華絢爛な服を着た金髪の男は、自分をカグヤ様と名乗る。
「貴方は……」
「このお方は、鳳凰・カグヤ・クォーツ。広くあまねく世界を照らす、正に生ける伝説です」
そこへ現れたのは、執事服を纏った青年。
ジオウがカグヤと名乗る青年をみて、妙な違和感を感じていると、ダークディケイドがカグヤに話し掛けた。
「仮面ライダーレジェンド……お前がこの世界に来れないように、5000もの数のカッシーンをお前の世界で暴れさせた筈だが?」
「やはり、カグヤ様が友を助けに行っている間にカグヤ様の民を脅かしたのは貴様か。品性の欠片もないメカが5000体揃おうが、カグヤの敵ではない。全てゴージャスに殲滅してきた」
「甘く見すぎていたか……」
軽く舌打ちするダークディケイドのもとにファルシオンとブラッドが並び立つ。
カグヤは、ダークディケイドに変身したシンゲツを見て、余裕綽々といった表情を僅かに歪める。
「ダークディケイドか……カグヤ様の前でディケイドの姿を真似るとはな」
「この世界を支配してから見せてやるつもりだったがな…粋なはからいだろう?ディケイドに救われてディケイドを模倣したお前が、ディケイドに殺されるのだからな……」
口調こそ冷静沈着な風だが、その心の中には強烈な悪意が込められている。しかし、カグヤは動じることはない。
「──カグヤ様をディケイドの模造品か……。最初から期待していなかったが、貴様にはゴージャスを理解する頭はないようだ」
「……何?」
カグヤはあるものを取り出した。
それは、ディケイドライバーとビーストドライバーを混ぜたような見た目をしたベルト──レジェンドライバー。
「例え姿が似ていようと、カグヤ様もディケイドも、その輝きは唯一無二だ。そして、全ての世界に散らばる宝石や原石達も、その輝きは誰にも真似をすることが出来ない。ダークディケイドという他人の宝石で自分が輝いていると勘違いをしているお前達に、真のゴージャスを見せてやろう」
カグヤがそれを腰に当てると、帯が飛び出してベルトとして装着されると、カグヤは何処からか一枚のカードを取り出した。そのカードには、金色の戦士の顔が描かれていた。
手に持ったカードを裏返し、レジェンドライバーに横向きにして挿入。カグヤの背後に、金色のレジェンドライバーを模したエフェクトが出現する。
「変身!」
バックル両側のサイドハンドルを引くことで中央部が回転、観音開きのように展開し、背後のエフェクトも扉が開く。
同時に、背後のエフェクトから無数の宝石と黄金の鏡像と数枚のプレートが飛び出し、鏡像がカグヤに重なることで姿が変化し、空中のプレートが顔に刺さり、飛び散っていた宝石が集まることで、変身が完了した。
仮面ライダーディケイドと瓜二つな、しかしディケイドとは違い全体的に派手な金色で複眼は水色、上半身がメッキ調のカラー。仮面の右半分はライオンにも見える。右肩や腰マントには宝石が埋め込まれており、装飾が付いているライダー──仮面ライダーレジェンドに、カグヤは変身した。
「カグヤ様のゴージャスを見せてやろう……」
「ならば、お前から始末して全ての世界を破壊してやる……!」
「では、先ず我々から……」
「フフッ、愉しくなってしきたわねぇ!」
ブラッドとファルシオンがレジェンドに突撃し攻撃を仕掛けるが、レジェンドはまるで児戯だとでもいわんばかりに攻撃をさばいていき、反撃を与える。その動きに無駄はなく、まるで優雅に踊っているようだ。
「ッ!?」
その時、ジオウが所持しているライドウォッチが飛び出した。
ジオウの前で浮かんでいるのは、これまで迷宮を攻略するなかで手に入れてきた昭和ライダーのライドウォッチだった。ジオウはそのウォッチを見てしばらく考え込むと、魔術でそのウォッチを操り、レジェンドに向けて投げた。
「──カグヤさん!」
ジオウの声に気付き、レジェンドは専用武器“レジェンドライドマグナム”でブラッドとファルシオンを交代させ、飛んできたウォッチに目を向けた。
「ほぅ、これはゴージャスな力だな」
そう言って、レジェンドはなにも描かれていないカードを取り出すと、滞空する昭和ライダーライドウォッチに翳した。
そうすると、そのカードが1号、2号、ライダーマン、スカイライダー、スーパー1、ZXのレジェンドライダーケミーカードに変化し、レジェンドはそのうちの一枚をレジェンドライバーに装填した。
音声と共にレジェンドは空高く飛び、その体に風が纏われる。
すると、レジェンドの体は変化し、左肩と右腰に金色の装飾はそのままに、銀色の手袋とブーツを装着した赤い目をしたバッタの戦士へと変わり、地に降り立った。
「あれこそはっ!原点にして頂点、仮面ライダー1号!」
「さぁ、ゴージャスタイムだ!」
姿を変えたレジェンド──仮面ライダーゴージャス1号は再びブラッドとファルシオンと激突する。
ブラッドは拳を、ファルシオンは剣を使って攻撃を加えようとするが、ゴージャス1号は優雅な動きでその攻撃を受け流し、逆にわずかな隙を見計らい、ブラッドの体を掴むと、体を風車のように回転させた。
「ライダーゴージャスきりもみシュート!!」
「うぁあああっ!!?」
「きゃあああっ!!」
回転の勢いで発生した竜巻が、ブラッドとファルシオンをのみこみ、空高く吹きとばす。
それを見たゴージャス1号は、新たなカードをレジェンドライバーに装填した。
「お見せしよう、最高のゴージャスを!」
黄金の光と共に、ゴージャス1号の姿が変わり、赤い手袋とブーツに腕のラインが一本になった姿に変化した。
「仮面ライダー1号と共にゲルショッカ―を壊滅させた、力の2号の異名を持つ仮面ライダー2号でございます!」
「色が変わっただけでしょうがっ!!」
ファルシオンは剣を手にして切りかかるか、ゴージャス2号はその剣をあっさりと片手で受け止め、逆にファルシオンの鳩尾に強力なパンチを食らわせた。
「ぐあっ!?」
「貴様がこの仮面ライダー2号のゴージャスを理解できないのは、貴様に品性の欠片もないからだ。だからこそ、貴様等はカグヤ様には及ばない」
「言ってくれますね……!」
ファルシオンの横とを通りすぎ、ブラッドは右手に赤いエネルギーをまとわせて走りだし、そのままゴージャス2号を殴ろうとするが、ゴージャス2号は直前で飛び上がり、体をドリルのように回転させながらキックを放った。
「ライダーゴージャス卍キーック!!!」
「ぐっ、うぁあああああああっ!!!」
ブラッドのパンチとゴージャス2号のキックがぶつかり合い、押し負けたブラッドは吹き飛ばされて地面を転がる。
着地したゴージャス2号は更にカードを取り出し、レジェンドライバーに装填する。
ゴージャス2号から【ゴージャスライダーマン】に変身し、ゴージャスライダーマンは右腕を“マシンガンアーム”に変化させると、銃口から黄金の弾丸を連続して放ち、ブラッドとファルシオンを怯ませると、即座に右腕を“パワーアーム”に変え、即座に距離を積めて、パワーアームを二人の装甲に叩き付けた。
「ぐあぁっ!?」
「ぐっ!?ならば……」
ブラッドは背中に装着した“DBベクターマント”の能力で空を飛び、巨大なコブラ“ゼノベイドスネーカー”が出現し、巨大なコブラをゴージャスライダーマンに突撃させる。
「自分は安全圏で待機して攻撃を仕掛ける…か。品性の感じられない戦いだな」
ゴージャスライダーマンは新たなカードを取り出し、レジェンドライバーに装填させる。
ゴージャスライダーマンはバッタを連想させる【ゴージャススカイライダー】に変身し、勢いよく飛び上がる。
「ゴージャスセイリングジャンプ!!」
ゴージャススカイライダーは、トノサマバッタの羽を連想させるマフラーをはためかせながら飛び上がり、ゼノベイドスネーカーの猛攻をかわし、レジェンドライバーを操作する。
「ゴージャススカイフライングソーサー!!」
空中で体を大の字にして回転し、ゴージャススカイライダーはゼノベイドスネーカーに黄金の竜巻を纏ったキックを浴びせ、ゼノベイドスネーカーは爆発を起こして消滅する。
着地したゴージャススカイライダーの姿がまた変わり、【仮面ライダーゴージャススーパー1】は自身の両腕を変える。
「エレキハンド!!」
「ぐああっ!!?」
「きゃあぁああっ!!?」
腕から放たれた黄金の稲妻がブラッドとファルシオンに直撃し、二人は大きく吹き飛ばされる。
「行くぞ、ゴージャスタイムの最高潮をな」
ゴージャススーパー1は新たにカードを使い、その姿を赤いカミキリ虫を模したような昭和の10号ライダー、【仮面ライダーゴージャスZX】に変え、電磁ナイフを手にする。
ブラッドは拳を、ファルシオンは無銘剣を武器にゴージャスZXに突撃するが、ゴージャスZXは優雅な動きで二人の攻撃を受け流し、二人の鳩尾を切り裂く。其を受けて後退したブラッドとファルシオンは、いつの間にか取り付けられた衝撃集中爆弾の爆発により、大きく吹き飛ばされる。
「ゴージャスZXキック!!」
両足で地を蹴り飛び上がったゴージャスZXは空中でポーズを取り、全身に黄金の光を纏いながらキックを放った。
「グッ、ぐぁあぁああああああああッ!!!!!」
そのキックを受けたブラッドは、悲鳴を上げながら爆発を起こし、地面を転がると、ビルドドライバーが破壊され、ブラッドはミカヅキの姿に戻る。
「ガッ…!この結果は、調べられませんでしたね……!」
そう言いながら倒れたミカヅキは、黒い粒子となって消失した。
「レジェンド…!よくもミカヅキを…!!」
ブラッドの爆発の余波に吹き飛ばされたファルシオンは怒りを露にしてレジェンドに突撃しようとするが、そこへダークディケイドが彼女の肩にポンと手を置いた。
「落ち着け、イザヨイ。レジェンドが参戦するのなら一度体勢を整える必要がある。ここは退くぞ」
ダークディケイドがカードを使用すると、ダークディケイドとファルシオンの体が煙のように消えていった。
「……フッ、また新たな伝説を作ってしまったな」
その様子を見たゴージャスZXは変身を解き、カグヤはジオウ達に目を向け、口を開いた。
「こうしてお前に会うのも久し振りだな、鈴木入間」
「貴方は…!?」
「貴様は忘れているようだから、もう一度教えてやろう。我が名は鳳凰・カグヤ・クォーツ。伝説を越える仮面ライダーだ」
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