Q.陵辱ゲーに仮面ライダー(SIC仕様)の力を持って転生した俺はどうすればいいですか? 作:純愛
夜の街をトルネイダーで走る。
勢いで言ってしまったものの、情報ゼロで人を探すのはかなりきつい。
事前知識で知っている情報だけでは探せるわけがない。
……仕方がない。あまりやりたくなかったが。
俺はマシントルネイダーを踏み台にして、近くのビルの屋上に移る。
屋上の中心に立った俺は、聴覚に意識を集中させる。
聞こえてくる夜の街の喧騒。
酔っぱらった者の声や集客に勤しむ者の声。
その中にの一つを、俺の聴覚が捉える。
「へへ、チョロかったな」
「油断しすぎなんだよ。ふうまの坊ちゃんは」
「でも、おかげでこいつの周りにいた女を奴隷にできるんだがな」
「みーっけ」
俺はビルの屋上から飛び降り、マシントルネイダーにまたがってふうま小太郎が捕まっている場所に向かう。
(そういえばあの子って、紫水ちゃんだよな……)
目的地に向かいながらそんなことを考える。
紫水ちゃんがご存命ってことは、ここって決戦アリーナの世界か?
ていうことは、ふうま弾正と戦うことにもなるのか。
……地獄では?
でも、もしかしたら肉体借りているだけかもしれないしなぁ。
ふうま小太郎に、幼馴染に紫水ちゃんいるか聞いたら分かるか。
そう結論付けた俺はバイクのハンドルをひねり、トルネイダーのスピードを上げ、そのままトルネイダーごと飛び上がり、ふうま小太郎がいる場所の壁に衝突させ、壁を壊しその場に乱入する。
「な⁉誰だお前⁉」
中にいたのは三人の男。恐らく対魔忍。
裏で糸を引いていたのはお前らか。
「どこまでお前らは腐っているんだ?」
この言葉は、失望か怒りか。
まあ、そんなことどうでもいい。どっちにしろ殺すんだからな。
対魔忍共と敵対関係になろうが知ったことか。
こいつらが生きているよりはマシだ。
「ふん!オーク擬きが何の用だ?」
「悪いが、奴隷なら分けてやら――ふぎゃ!」
俺は地面を蹴り、目の前にいた対魔忍の頭を掴み、握力で潰す。
返り血が視界を染める。
「あ、え?」
隣にいた対魔忍は、何が起こったのかわからないような顔をしてこちらを見る。
「なぁ、お前……今なんつった?」
「え?」
俺の問いかけに男はわけが分からないといった声を出す。
「お前がさっき言ったことだよ。オーク擬き?オーク擬きって言ったか?今?ふざけるな。あんな脳が男性器についているやつらと俺を一緒にするな。殺してやるよぉ!。腐ったミカン共がぁ!」
「ヒィ!」
怒りのままに振り上げた拳が、男の顔面を陥没させ、貫通させた。
「ハハハ、君強いね。でも、俺には勝てな――ギャアアア」
マシントルネイダーを操作して、なんか喋っていた男を轢く。
死角からの攻撃に男は対応できなかったみたいで、おとなしく轢かれていった。
そのままトルネイダーを二週往復させ、念入りに殺す。
魂すらも轢き殺してやる……
「あ、目的忘れてた」
部屋の隅で、気絶しているふうま小太郎の目を覚まさせる。
目が覚めたふうま小太郎は、何が起きているのかわからないといった顔をしている。
「起きたか。いいか?お前は俺の質問に答えるだけでいい。答えたら、お仲間の所に送ってやる。いいな?あ、質問は、はいかいいえで答えろよ」
俺がそう言うと、ふうま小太郎は首を上下に振り、了承の意を示す。
「では、一つ目の質問だ。お前の幼馴染に、天宮紫水と相州蛇子はいるか?」
「え?ああ」
これで、決戦アリーナとRPGが混ざった世界ってことが分かったな。
「それじゃあ、二つ目。お前の父親は死んでいるか?」
「……いいえ」
……マジで?じゃあ、二車骸佐の方はどうなっているんだ?ふうま弾正に従っているのか、それとも別の組織として活動しているか。まあ、それはこいつも知らないか。
「三つ目だ。火舎家はまだあるか?」
「?ああ」
「そうか……じゃ、眠れ」
起きた頃にはお仲間の所だ。
俺は、ふうま小太郎の意識を落とした。
ふうま小太郎を乗せたトルネイダーが夜の街を走る。
ふうま小太郎から聞いた情報を頭の中で整理する。
(天宮紫水と相州蛇子が同時に存在していることは、普通はあり得ない。そのため、ここは決戦アリーナとRPGが混ざった世界と考える方が正しい)
多分、俺という物語に存在しない人間がこの世界に来たことで、おかしくなったんだと思う。
まあ、それに罪の意識は感じないが。
(そして、ふうま弾正が生きている。これは、決戦アリーナの方だな)
本格的に修行を始めよう。
まずは、グランドフォームを完全に扱えるようにすることだ。
そうしなければ、いずれ戦うやつらに負ける。
そんなことを考えていると五車学園に着いた。
校門前にふうま小太郎を置く。
ここなら、誰かに見つけてもらえるだろ。
やることはやったので立ち去ろうとすると、何かがこちらに向かってきていることを、俺の聴覚が察知した。
頭を後ろにそり、寸でのところでそれを避ける。
それは地面に突き刺さり、全貌を現す。
地面に突き刺さったそれは、クナイだった。
「やめろ、俺はあんたと戦うつもりはない。……それに、もっと最優先にすべきことがあるだろ?」
そう言うとトルネイダーにまたがり、その場を後にする。
俺はあんたに期待しているんだ。対魔忍の腐った連中を変えてくれるとな。
実際、あんたもそのつもりなんだろ?井河アサギ……
闇落ち展開
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有り
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無し