Q.陵辱ゲーに仮面ライダー(SIC仕様)の力を持って転生した俺はどうすればいいですか?   作:純愛

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制御回みたいなやつ


怒り

手刀を完成させた俺は、新たな技を作るために山の中で修業をしていた。

 

「そういえば、足技がないな」

ライダーキックってできるのかな?

 

「やってみるか……」

脚に意識を集中させると、足元にアギトの紋章が浮かび上がる。

翔一アギトがやった構えを、記憶を頼りに再現する。

アギトの紋章が渦を巻きながら右足に収束していったのを確認すると、左足で地面を蹴り空中に飛び上がる。

そして、後ろにいた淫魔に向かって回し蹴りをする。

 

「ぐぎゃ」

カエルが潰れたような声を出して地面に落ちる淫魔。

威力が弱くなってしまった……

直接足裏で当てないと原作の威力は出せないか。

俺は地面に着地し、淫魔の頭を掴み持ち上げる。

 

「気づいてないとでも思ったかぁ?淫魔ごときがぁ……俺に何の用だぁ?」

蛇のように首をうねらせ、淫魔に詰め寄る俺。

龍騎の浅倉の真似してみたけど効果あるかな?

 

「た、助け――」

全身が脱力して気を失う淫魔。

そんなに怖かったか?ちょっとショックだな。

 

「おや、おや、恐ろしいですねぇ」

声がした方を振り返ると、淫魔がゆっくりと地面に着地していくのを見る。

 

「お仲間か?何の用だ?」

 

「そんなに威圧しないでください。私達は争いに来たわけではありま――」

言い切る前に淫魔の胴体を蹴り飛ばすが、淫魔の輪郭が揺れるだけで、何も起きない。

 

「一度落ち着いてください」

子供をなだめるような声を出し、俺の後ろに立った淫魔。

 

「幻術か……」

 

「あら?よくわかりましたね」

俺が当てたことは想定外だったのか、驚いた声を出す淫魔。

これで確定したな。

淫魔王の側近には水城不知火がいる。

淫魔の仲間で幻術を使える奴は、俺はこの人しか知らない。

……やみくもに攻撃してもこっちが体力を消費するだけか。

 

「何の用だ?」

 

「あ、やっと話を聞いてくれる気になりましたか」

 

「話というのはですね……私達の仲間になってくれないでしょうか?」

ニコニコと胡散臭い笑顔で、意気揚々と俺に提案してきた淫魔。

こいつは何を言っているんだ?俺が?淫魔の仲間に?

……殺すか。

俺は駆け出し、淫魔の顔面を拳で捉えた。

次の瞬間、暗闇の空間に放り出された。

 

「何だここ?」

 

「あなたが協力しないのであればと、用意していた部屋なのですが……使う機会があってよかったです」

空間から、あの淫魔の声がする。

どんな原理かは知らないが、かなりまずいんじゃないか?これ?

何とか脱出する方法は……

そう考えていると、前方から斬撃が飛んでくる。

俺は後方に避けると、その瞬間右腕が切り落とされた。

斬られた右腕は吹き飛び、俺の足元に転がる。

 

「アアアアアア!」

言葉にならない痛みでその場をのたうち回る。

いくら再生するとはいえ、今までこんな痛みを受けたことがなかった。

 

「ふぅん。こんなものなのね」

俺の右腕を切り落とした人物が近づいてくる。

 

「水城不知火……」

その人物は、白と黒のレオタードを着てウサギの耳のような装飾を頭に付けた対魔忍だった。

 

「あら?私の名前を知っているのね」

 

「淫魔の仲間で……幻術使えるのは……あんたしか知らないから、な!」

右腕の再生が完了し、水城不知火に殴りかかる。

不知火は俺の拳を難なく避け、今度は俺の両足を薙刀で斬られる。

速すぎる!何だこのスピード⁉追いつけない!

両足を斬られたことでバランスを崩し床に倒れた。

 

「改めて答えなさい。私達に従うかここで死ぬか、選びなさい」

 

「どっちも、断るに決まってんだろ……!」

 

「そう……なら、ここで終わりなさい」

そう言うと不知火は足音を響かせ去っていく。

不知火が去ると、暗闇だった空間が明るくなり、空間の全貌が見えるようになった。

そこはすべてコンクリートで囲まれた部屋。いや、独房といった方が正しい。

どうやって脱出するんだ。

俺が考えていると突如天井が空き、大量の蟲が入ってくる。

その蟲達は俺の体に集まり出した。

 

「その蟲達は体を欲しています。より強い肉体を。クックックッ、あなたはその蟲に操られ、私達の手となり足となるのです!……せいぜい抗うといいでしょう。では、私はこれで」

遠くから、淫魔の声がする。

……このままでいいのか?

―――――いいわけないだろ。

沸々と湧き出てくる、自分に対しての苛立ち。

―――――俺はこんなところで終われない。

切断された両足から炎が噴き出る。

両足に付いていた蟲が焼かれ、小さい断末魔を上げる。

炎の塊となった両足で立ち俺は叫ぶ。

 

俺はまだ、何も成し遂げてねぇーーんだよ!!!!!

右のスイッチを押した。

オルタリングからフレイムセイバーの柄が出る。

俺はそれを引き抜くと、波紋と共に炎が俺の体を包みこむ。

炎により体に付いていた蟲は焼き殺され、右腕と胸部を変化させた。

右腕と両足に炎を纏わせたアギトフレイムフォームが完成する。

 

「フッ!」

炎を纏わせたフレイムセイバーの一振りで天井を切り裂く。

切り裂いた隙間に跳躍し、元いた空間から出ると、右腕のフレイムアームズから発せられる炎を火球にし壁に穴をあける。

穴から飛び出して隣の校舎に飛び移り、周りを確認する。

どう見ても聖修学園の敷地内だな。

俺は聴覚を集中させ、飛び移った建物内の様子を探る。

聞こえてくる喘ぎ声と男達の下種な笑い声。

俺の纏っている炎が、俺の感情を表すように暴れ出す。

 

「黙れ……お前は俺の一部だ。俺の許可なく暴れるな」

俺がそう言うと、炎が元の形に収まる。

 

「首は貰うぞ。淫魔王」

俺はフレイムアームズに炎を纏わせ、天井を破壊すると同時に建物内に侵入した。




主人公君のアギトは感情の高ぶりで進化します。

闇落ち展開

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