Q.陵辱ゲーに仮面ライダー(SIC仕様)の力を持って転生した俺はどうすればいいですか?   作:純愛

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淫魔王討伐

「往生際の悪い奴め……」

吐き捨てるように言った淫魔王は自身の体を変貌させた。

口は四つに割れ、体は地下の宮殿を自分の陰で覆い隠すほどの巨体に、背中からは翼と口が付いた触手が生えたていた。

その姿は黒井竜司だった頃とは似ても似つかない化け物だった。

 

「……」

 

「どうした?余の姿に怖気づいたか?」

淫魔王は嘲笑うような声をアギトに向ける。

 

「ああ?すまん。なんつった?デカすぎて声聞こえねーんだよ」

他人を馬鹿にするような動作をしながら、淫魔王の方に目を向けるアギト。

 

「どこまでも……ナメるな小僧!」

淫魔王は巨木のような手をこちらに向かって横薙ぎに振るった。

次の瞬間、雷と共にその腕が切り落とされる。

 

「なぁ⁉」

淫魔王は驚き、アギトがいた場所に目を向ける。

そこには淫魔王によってできたクレーターしかなく、お目当ての奴はいない。

どこに行った?

廻りを見渡し、奴を探そうとする。

 

「デカブツのくせに意外と速いな」

背後から聞こえてきた奴の声。

淫魔王が背後に振り返ろうとした瞬間、背後に激痛が走った。

ぶちぶちと皮膚と翼の接着面が剝がされる音が、淫魔王の鼓膜に届く。

振りほどくために体を揺らそうとするが、次の瞬間痺れる痛みと燃える痛みの両方が淫魔王の背中をさらなる苦痛へと導く。

痛みに悶えることも許されず、次から次へと来る痛みに淫魔王はなされるままに翼を剝ぎ取られる。

 

「グオォォォォォ!!」

叫びで痛みを誤魔化そうとする淫魔王。

そんなことを知ってか知らずか、さっきまで翼があった場所に大剣を突き刺すアギト。

大剣を経由して炎と電流を流し、さらなるダメージを淫魔王に与える。

体の内側から来る痛みが最高潮に達し、力任せに体を振るう淫魔王。

 

「余計な抵抗すんなっつーの」

振り落とされ、地面に落下する直前に生えていた腕を斬り落とすアギト。

斬り落とされ、地面に落ちた腕を持ち上げると、淫魔王の顔面に投げつけた。

 

「グッ!」

目の前に自分の腕が来たことで視界が遮られる。

淫魔王の視界が遮られている間に、アギトは左腕を天に掲げる。

するとアギトの紋章が空中に浮き出て、左腕に渦を巻いて収束される。

アギトは右手に持っていた大剣に炎を纏わせ、淫魔王の喉元に投げる。

視界が遮られていた淫魔王は、避けることも振り払うこともできずに大剣が喉元に刺さった。

 

「フッ!」

一息吐き、淫魔王の喉元まで飛び上がったアギトは、アギトの紋章を纏った左腕で淫魔王の喉元に刺さった大剣の柄を押し込んだ。

同時に電流を流すことで破壊力を増幅させる。

筋肉繊維がちぎれる音と共に、淫魔王の喉が貫かれた。

淫魔王の強靭な再生能力があったとしても、アギトの猛攻に再生が追い付かなかった。

淫魔王の体が崩れていき、黒井竜司の姿になる。

黒井竜司の姿となった淫魔王は、顔を歪ませながらアギトに言う。

 

「ふん。中々やるな。だが、次はそう簡単にうまくいくと思うなよ」

三流の悪役のようなセリフを吐いて、消えようとする淫魔王。

アギトがその行動を見逃すはずもなく、雷と残像を残しながら淫魔王の背後にあった大剣を拾い両足を斬った。

 

「お前に次があると思うな」

無慈悲に言い放ったアギトは両足から雷と炎を伸ばし十字架を作り、淫魔王を拘束する。

十字架に磔にされた淫魔王は上空に持ち上げられる。

 

「今まで好き勝手やってきたことの報いを受けろ」

アギトは大剣をクロスボウに変え、淫魔王に標準を合わせる。

すると、上空にアギトの紋章が淫魔王の元まで浮き出る。

クロスボウの引き金を引くと、雷と炎を纏った一撃が淫魔王を貫き、十字架に収束すると淫魔王も巻き込んで大爆発を起こした。

 

「グワァァァァァァァ!!!!!!」

淫魔王は断末魔を上げ、床に落ちる。

 

「フッ、フハハハハハ!!完全には殺しきれてないな!俺の再生力さえあればこんな傷、すぐになお――!」

高らかに笑う淫魔王の体はヒビが入った。

そのヒビから伝染するように体崩れていく。

 

「なぜだ⁉なぜ再生しない!何をしたんだ!貴様ぁ!!」

淫魔王は自分の疑問をアギトに問う。

 

「知らねぇよ。血が流れてるんだったら誰だって死ぬだろ。それよりさぁ……」

淫魔王の疑問を一蹴し、淫魔王に問い掛けるアギト。

 

「ゆきかぜと凜子に何かしてないよなぁ?」

淫魔王は命を握られた感触がした。

この質問の答えを間違えれば、自分は死ぬよりもひどい目に遭わされるとそう錯覚するほどの殺気。

 

「な、何もしていない!ただ呼び出して洗脳しただけだ!」

 

「不知火にやったようなことは?」

 

「し、していない!本当だ!」

 

「そうか……もう、お前に用ないわ。とっとと死にな」

アギトはひび割れている淫魔王の体を足で踏み抜く。

ひび割れは加速し淫魔王の体が砕け散った。

 

「そこでいつまでも見てないで出てきたらどうだ?森田一豊」

アギトが名前を呼ぶと物陰から出てくる一人の男子生徒。

 

「な、なぁ、これど――」

アギトはそのまま森田一豊の心臓を貫いた。

 

「お前も竿役だったな。探す手間が省けた……さて、こいつらを運ぶか」

拘束していた不知火達を呼び出したマシントルネイダー乗せ、天井を突き破って聖修学園から出る。

上空から確認すると、聖修学園の前に二人の対魔忍がいた。

秋山達郎と高坂静流だ。

俺は目の前に着地し、達郎にゆきかぜ達を渡す。

 

「構えを解け。高坂静流。俺はお前たちに敵対するつもりはない」

そう言っても構えを解かない高坂静流。

 

「まあいい。行方不明だった水城不知火は拘束しておいた。魔族側に寝返っているから拘束は外すなよ」

アギトはそう言ってマシントルネイダーにまたがり、二人の対魔忍の元から去ろうとする。

そこに呼び止める声がかかる。

 

「あ、あの!」

秋山達郎だった。

 

「みんなから聞きました!前におかしくなった時に助けてくれたのはあなただって。そして今回も助けて貰って……本当にありがとうございます!」

綺麗な礼を見せ、アギトに頭を下げる達郎。

アギトはそんな達郎を一瞥した後、言葉を続ける。

 

「秋山達郎」

 

「?はい」

 

「どっちかを迷ったときはどっちも取れ」

そう言うとアギトはトルネイダーを走らせ、夜の街に消えていった。




もう少しだけユキカゼ編は続きます。

闇落ち展開

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