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今回は皆人君が月海の羽化をしている裏で月海を狙うほかの勢力の牽制をしていると東の陣営が出てきます。
食事が終わった後皆人が松に夢で見たというセキレイについて質問した。
「松さん、実は今日不思議な夢をみたんですけど・・・。」
「フムフム・・・。」
話を聞きながら松は自分の部屋に行き中に俺と皆人を呼び入れる。部屋の中は中央にパソコンがあり部屋の中を電子機器とコードで埋まり人が二人体を伸ばして眠ることが出来ないほどに残りのスペースが少ない。
部屋の中に入って松がパソコンを操作して皆人の夢に出てきたであろうセキレイを探している。
「みなたんもセキレイを2羽、羽化させてますですし葦牙の能力も上昇していると思うのですよ。それが次のセキレイの存在を教えているのかもしれえな・・・」
「どうしたの?松さん。」
どうやらセキレイの特定ができたようだがどうにも様子がおかしい。
「みなたん、ひょっとしてそのセキレイってこんな顔じゃなかったですか?」
パソコンの画面には金髪で少しつり目のセキレイが表示されていた。
「そうそう、こんな感じの子だった。」
そういうと、松はあちゃーと頭に手を当てながら溜め息を吐くように話す。
「よりにもよって、月海たんとは・・・。みなたんの引きがすごいのですよ。セキレイNo,09月海たん、水のセキレイです。」
「この子が僕の新しいセキレイ。」
「の可能性はあるのですが、この子の場合は少し事情が違うといいますか・・・実はどうにも葦牙を嫌っているといいますか、憎んでいるといいますか。自分が葦牙に反応していると知ったら勢いあまって殺しに来るかもしれないのですよ。」
「え、」
「大丈夫です。皆人さんは私が守りますから。」
何時からいたのか後ろから結ちゃんが声をかけてきた。
「クーも頑張るーー。」
「ありがとう。結ちゃん、クーちゃん。」
「周りは抑えておくし、松にも後方支援してもらうし。」
月海は水を操るセキレイ。その鶺鴒基幹のデータなら秋津の壊れてしまっている鶺鴒基幹と暴走するかもしれない能力の調整が出来れば無表情な秋津にも少しは表情が戻るかもしれない。
「まかせておくのですよー」
「健人、松さん、ありがとう。頑張ってみるよ。」
松をその部屋に残し外に出る。皆人達が松に誘導されながら進み、ビル街に入る前に分かれる。
(みなたんたちが月海たんと接触したのですよ~)
松から、経過報告を聞きながら街をぶらぶらしている。
交通量も少なくないビル街を歩いているとスーツ姿の男性たちと明らかに普通ではない格好の女性たちの一団が前から歩いてくる。
(けんたん、前のあの集団・・・。)
(わかってる、何も無いならそれでいい。)
危険な雰囲気をお互いに漂わせながらすれ違うとき、相手の中にいた眼鏡をかけたスーツの男性が立ち止まり話しかけてくる。
「失礼。葦牙の方ですね。私は氷峨 泉(ひが いずみ)と申します。正直この鶺鴒計画について少々疑問に思う点がありまして、その賛同者を集めているんですよ。お話を聞いていただくことは出来ませんか?」
興味も無かったし胡散臭かったので話に乗るつもりもなかったが返事ををする前に鴉羽が挑発するように答えていた。
「悪いけどうちの大将は誰かの下につくようなたまじゃないよ。そっちが下につくなら考えなくも無いけど?」
「貴様、氷峨様に向かって無礼な!!」
「無礼だったら何だって言うんだい?」
威嚇するような笑みを浮かべ刀に手をかけ、鯉口を切り見せ付けるように刀を前に出す。
「貴様!!」
「織刃(おりは)、下がりなさい。」
「ですが!!」
「かまいません。」
向こうがセキレイを下げたのでこちらも下げておいたほうが格好がつく。
「鴉羽も、」
「・・・・・・はいはい、わかってる。」
「うちのセキレイが失礼しました。よく言っておきますので・・・」
「いえ、所詮セキレイの戯言ですので、それで考えていただけないでしょうか?」
「申し訳ありませんがお断りさせていただきます。」
そういうと、予想外だったのか少し眉をひそめた。
「それはまた、どうしてなのか理由を聞かせていただいても?」
(けんたん。月海たんは無事に羽化して帰ってきているのですよ。)
「(了解、こっちも帰るよ。)」
「簡単な話ですよ。あなたとは合わない。それに所詮、とか言う相手はどうも信用できなくてね。」
「そうですか、それは残念です。気が変わったのならご連絡ください。」
そう言って名刺を渡してくるとそのまま歩き去っていく。その最中もセキレイの一部はこちらを威嚇していた。
原作で鈿女ちゃんが千穂さんを人質に取られてセキレイを刈っていたことを知っていたからそもそも組む気はなかったが実際あってみると好青年のふりをしているけどめちゃくちゃ胡散臭い。
そりゃあ皆人も嫌がるだろうさ。
「それにしても、いきなりあんな啖呵を斬るなんて思わなかったよ。鴉羽。」
「ふふふ。だってそっちのほうがおもしろそうだろう。それに・・・私らは誰にも負けやしないさ。」
少しいたずらをしたような笑顔で鴉羽が言う。
「さぁ、かえってご飯にしよう。」
そういうと、先頭をきって出雲荘に向かって歩き出した。
その頃のほかの面子
松 出雲荘自室にて
「鴉羽たん喧嘩吹っかけてやがるのですよー。まあ、松はおもしろければそれでいいのですよ。♪」
焔 帝都のどこか
「まったく、こんなときに羽化前のセキレイを狙うなんて。せっかく健人と出かけるチャンスだったのに。」
灰翅、秋津 出雲荘一階広間 テレビ観賞中
「あれ、みんなは?」「・・・・・・。」
結女 皆人達に同行 「さぁ、もうすぐお夕飯ですよ。」
次回は日常回というか秋津の修復と羽化、できればユカリを出せればと思います。
コメント力になります。これからも頑張ります。
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ではまた、次回