今回はアニメ版でも少なかったNo88結(むすび)ちゃん奪還の回
次回帝都入りしますが、今回原作は崩れます。
では、どうぞ。
2016/6/18 加筆修正
最近暑いです。 だれてしまうのがイヤで修正遅くなりました。
そろそろ更新できるように頑張ります。
突然だが、俺左橋健人はお金を稼いでいます。
稼ぎ方は簡単。
まず真っ黒なローブを作ります。次に母さんが遅い日を狙って外に行きます。最後に大通りで占い、初回は安く次回で少し高くすればこの通りぼろ儲けである。
もっとも霊視で人の目に見えないエネルギーの流れが見えるからこそ出来ることである。
稼いだお金でM・B・Iの株を買ううなぎのぼりで株価が上がる。そうしてまた金が増える。そんな感じで自分の能力を意地汚く使っていると原作のある場面を思い出した。
某A国によるセキレイの人体実験と第2次懲罰部隊による研究施設の壊滅。
これにより助けられるのがNo88結(むすび)、後の我が兄弟皆人のセキレイである。助けに行かなくても解決はするが結を助けるためにNo08結女(ゆめ)は結を助けるために自分の鶺鴒基幹を移植して死んでしまう。
その上、結女の死を悲しんだ鴉羽が第3次懲罰部隊筆頭になり結以外のセキレイを倒し続けていた。
結の中に結女を見ていたんだろう。
それは避けたい、こちらを攻撃してくる可能性はなるべく下げておきたい。
そうだ、なら貸しを作って置けばいい。
そのために結を助けるときに結女が死なないようにすれば貸しになるだろう。
あんな戦闘狂に狙われるのはごめんである。
だったら、多少危険でも・・・。
そう考えて、自分の能力使い某A国のある場所へと向かった。
少し時間がたって、某A国極秘研究所(外国人のセリフも日本語表記になります。)
パパパパパパ・・・・・・・。
そこでは侵入者の迎撃が行われていた。
「チクショウ、弾が当たらねぇ。」
「この先の研究ブロックには一歩も通すな。」
攻めてきたのは黒い和服を着た二人の女。
ザンッ。
弾をかわしながら進み二人同時に切り捨てる。
進んでいくのは、セキレイNo,04鴉羽。
その顔に微笑を浮かべながら進む足は無人の野のごとく、剣を振るう姿は舞を踊るように優雅であった。
「フフフ、むーちゃん。むーちゃんが遅いから倒しちゃったよ?」
その後ろから別の女性が鴉羽の前に進み出て兵士の銃身を掴むと天井に向け両手を振り上げる。
一瞬のことで兵士達は身動きがとれず天井に打ち付けられ気を失った。
「鴉羽さん、先を急ぎましょう。手遅れになる前に」
もう一人の侵入者はセキレイNo,08結女(ゆめ)といいNo01美哉の後釜として第2次懲罰部隊筆頭を務めている。
今回セキレイの1羽が捕まっているという情報が入っていたため今回の襲撃につながった。
救出のために二人が進んでいくと研究ブロックのような場所に着いた。その中で見たのはたくさんの管につながれた1羽の幼いセキレイだった。
二人は痛ましさと怒りに顔をゆがませながら管をはずし、外に連れ出す。
その最中、結女はそのセキレイの鶺鴒基幹が壊されていることに気がついた。このままつれて帰っても助かる見込みが無い。
次代を担うセキレイの未来のために己のすべてをかけるある決意を固めた。
所移って研究所前
「ここであってるはず・・・フム、反応があるということはこのあたりか・・・。」
飛行機を乗り継ぎヒッチハイクで数時間。ようやく到着しました佐橋健人ですが、研究所の前は死屍累々の有様です。
斬られている人間は全員死亡。そのほかもさまざまな傷を負っている。
正直同情できないので助けるつもりも無い。
周りを観察しながら少し待っているとすぐに二人がある少女を抱えて出てきた。
挨拶をしておかないと敵だと思われそうだな・・・。
「お二人ともお疲れ様でした。」
二人は警戒したまま動かない。
「誰だい?」
そういえば、フードを被ったままだったのを忘れていた。
フードを取ると鴉羽はかなり驚いていた。
「少年、なんでここに?」
「鴉羽さんお知り合いですか?」
神座島で会っていない結女はいまだに警戒を解いていない。
「ええ、自己紹介をさせていただきます。佐橋高美の息子で佐橋健人といいます。」
「ご丁寧にどうも。No08縁(えにし)のセキレイ結女(ゆめ)と申します。」
のんびり挨拶をしている場合でもなさそうなので手早く用件を済ませよう。
「あまり時間もありませんしそちらの少女をこちらに。」
「何とかなるんですか?」
結女の問いに真剣に答える。
「何とかしてみせますよ」
ついに使うときがきたようだ。
『魂術』を
〈霊糸展開〉周りに目に見えない細い糸状にした自分の霊力を躍らせる
〈霊視〉 結女の鶺鴒基幹を参考にするためその部分の構造を確認する
〈霊力同調〉少女と霊力を同調させ鶺鴒基幹の基礎を構築する
〈霊力構築〉結女の鶺鴒基幹と同じものを作り固定していく
「グッ」
自分の中から抜けていく霊力に顔をしかめながらも手を止めない、助けるためにも止めるわけにはいかない。ここまで来た自分の意味がなくなってしまう。
どれくらい時間がたったか分からない。
しかし残りの精神力を搾り出し処置を終えると少女を腕に抱え崩れるように膝をつく。見ていた二人が慌てて支えてくれることでなんとか倒れずにすむ。
「大丈夫かい?少年」
「大丈夫です、鴉羽さん。それと少年じゃなくて名前で呼んでください。」
「フフ、そうだね。ここまでしたんだ。認めるよ、頑張ったね健人。」
「・・・・・・・・」(カアァーッ)
突然名前を呼ばれて、その上に美しい笑顔を向けられ顔が赤くなる。
「この子を救ってくださってありがとうございました。」
結女が頭を下げる。
「打算がありましたから、気にする事はありません。」
「打算?」
「・・・もう良いじゃないですか、この子もあなたも死ななかった。それで十分です。」
結女は自分が命を懸けて幼いセキレイを救おうとしたことを誰にも話してはいない。だがなにも話す気が無いとわかるとただ感謝の気持ちをこめて
「分かりました。しかしそれでは私の気がすみません。何かおしゃってください。」
という。
正直何も考えていなかった。ここで結女が死ななければ鴉羽の暴走が抑えられる・・・はず、なんて不確定な可能性の中で行動している。
どうせ次会う時にはだれか別の人のセキレイになっている可能性が高いのだし適当なことを言っておけばいいだろう。
「縁のセキレイと縁を結べるのなら安いものです。」
そういうと結女だけでなく鴉羽まで驚いた顔をした後二人が笑い出す。
二人がひとしきり笑った後結女が話しかけてくる。
「分かりました。それでは数年後必ず帝都に来てください、私はあなたのセキレイになりたい。」
「あたしも健人のセキレイならかまわないかな。あたしも一緒させてもらおうかね。」
「え。」
「待っていますよ。」
「またね、健人。」
二人はそういうと去っていった。
疲れた身体を引きずるように帰ると修羅を背負った母さんが玄関に立っていて俺の精神は更に削られた。
次回一気に飛んで原作前の帝都進出になります。
ちなみに皆人君のセキレイは今のところNo09,No88,No108となります。
この話と帝都に入る前にうずめちゃん達の話やオリジナルもありますが機会があれば・・・。