どんどん合流させます。
では、どうぞ
2016/6/18
加筆修正 22時20分頃から開始日付変わる前に何とか
翌日、早朝。
出雲荘の大家、美哉は朝食の準備の前に身体の調子を整えるため精神統一し木刀を振るう。
ひゅん、ひゅん、ピュッ、ピュッ、ピッ、ピッ、
段々と早くなる剣速、植えている木から落ちた木の葉が刀の射程に入った瞬間細切れになり風に流れていく。
今まではこんなことはしていなかったのに・・・
今日はおきてからどこかふわふわした心持ちになりました。
それになんだか身体が動かしたくなったので久々に木刀を振っています。
何かが起こる、そんな気がします。
目が覚めた。
「知らない天井だ。」
いってみたかっただけなのに言った後すごく恥ずかしかった。周りを見ると秋津と灰翅はまだ寝ている。
助かった。
気分を変えるために窓を開け風を入れる、四月でもまだ朝は肌寒く入る風にブルリと身体が震える。
二階から見下ろすと庭で運動をしていたのか木刀を持った美哉さんがこちらを見上げてくる。
「おはようございます。」
挨拶すると、髪で隠れている耳を出しながら
「おはようございます、佐橋さん。もうすぐ朝ごはんできますから皆さん呼んで降りてきてくださいね。」
「わかりました。」
出していた顔を引っ込めて寝ている二人を起こす。
パン、パン
「二人とも、朝だよ起きて。」
そんな声をかけると
秋津はまだ眠そうに、灰翅は普段の眠そうな目をもっと細くして起きてきた。
「おはよ・・・」
「はよ・・・」
「二人ともおはよう。もうすぐ朝ごはんだから先に行ってて、俺は焔さんに声かけてくるから」
「了解」
「分かった。」
二人とも似た様なまだ眠さを引きずっているような歩き方でリビングに下りていった。
朝ごはんを食べに行くために焔さんの部屋の前に行きドアをたたく。
「焔さん、朝ですよ。起きてください」
少し時間がたつと
ガチャっ。
Yシャツにパンツという扇情的な格好の焔さんがドアを開けた。
「か、か、焔さん!?な、何て格好しているんですか。ちゃんと服着て出てきてくださいよ。朝ごはんだから先に下に行ってますね!!」
焔さんはまだ寝ぼけているようで頭を掻きながら寝ぼけ眼で
「健人。ぼくのことは焔でいいといったじゃないか。それに僕は君のセキレイ(予定)なんだから問題ないだろう。すぐに着替えるからいっしょに降りよう。」
そういって、部屋にひっこむとごそごそと言う音がしばらくしてラフな格好に着替えた焔さんが出てくる。二人でリビングに下りるとちょうど全員分並べ終わったのかみんな席についていた。
茶髪のサイドテールと金髪のくせっ毛の人が席に座っていた。
こっちを見て二人とも驚いている。
「さ、佐橋さん!?」
こちらを向いた二人の顔は覚えていた。
日高千穂(ひだか ちほ)
難病を患い長期入院していて、自分のセキレイであるNo10鈿女(うずめ)が氷峨命(ひが みこと)に自分の命を盾に意に沿わない戦いを強いられていたことを知らなかった。全国を放浪している際たまたま帝都に立ち寄り事故が起きたときの応急処置を鈿女が見て相談され実際に検診し、自分の持っていた霊薬で完治可能だったので飲ませた。それで完治し今まで鈿女がやってきたことをやめさせ、退院。それからもたまに連絡を取り合っていた。
セキレイNo10鈿女
比礼(ひれ)という布状のものを操るセキレイ。千穂の命を盾に戦わされていたが千穂の退院でそのしがらみが無くなり氷峨の陣営から去った。
「二人とも久しぶり、元気にしてた?」
「はい、お蔭様で。その節はお世話になりました。」
「佐橋さんには本当に感謝してもしきれないよ。(あのとき何もいわず颯爽と去っていったあの姿が忘れられないのもあるけど)」
二人と話し込んでいると美哉さんが
「まぁまぁ、皆さんお知り合いだったんですね。いつでも人の再会は話が弾みますが朝ごはんが冷めてしまいます。皆さん食べながら話しましょう。」
その言葉で立ったまま話し込んでいたのに気がついてあわてて席に座りみんなと食べ始める。
二人といろんな話をしていると今は二人ともアルバイトをしながら今まで出来なかったたくさんのことを体験しているらしい。
朝ごはんが終わるとそれぞれ散っていく。
美哉さんは家周りの掃除
焔さんは『セキレイの守護者』という羽化前のセキレイが襲われ脱落するのを防ぎに
千穂とうずめはアルバイトに
灰翅はテレビの前に陣取りアニメ鑑賞を
秋津は二度寝するためか部屋に帰っていった
俺は大学の準備があったのでそれをはじめる。
昼すぎ、美哉さんが夕食の買い物から帰ってきた。
そのときに懐かしい顔をつれていた。
セキレイNo04 鴉羽とNo08 結女
某A国で再会の約束をしていた二人。
「やぁ、久しぶり健人。待っていたよ。」
「お久しぶりです、健人さん。」
「佐橋さん、このお二方とお知り合いなんですね。」
あ、なんか美哉さん機嫌悪いかも・・・。
「佐橋さん。何があってこの二人と知り合いかは知りませんがこの女はやめておいたほうがいいですよ、凶暴ですし、刀振り回すし。」
鴉羽はどこ吹く風で聞き流してる。
それを結女がなだめている。
「まぁまぁ、落ち着いてください美哉さん。あなたもですよ鴉羽さん。健人さん約束を果たしに着ました。」
そういって気がつくと結女の顔が間近に迫る。
チュッ
触れるくらいの軽いキスをする。
結女の背中から桃色の羽が広がり羽化が完了する。
「あ~、ゆーちゃん先にずるい。じゃあわたしも」
そういって踏み込んできて胸倉をつかむようにして顔を掴み引き寄せられ、唇を深く奪われる。
薄い銀色の羽が広がり羽化が完了する。
それでも鴉羽は放さない、息がきつくなっていくといきなりひっぱられるようにして二人の距離が離れる。
目の前に頭を抑える鴉羽とお玉をふり終えた美哉さんが立っていた。
「出雲荘は不順異性交遊禁止です!!」
「なんだよ、叩くことないじゃないさ。」
また、二人が険悪な雰囲気になっていく。
その間に結女が割ってはいる
「鴉羽さん!!そんなことよりも今は、」
「フフ、そうだね。それじゃあ、健人」
「「幾久しく。」」
夕食は人数が増えた。新しい住人に戦々恐々としていた人も、我を貫いた人もいたがひどい食事にはならなかった。
食事が終わり、くつろいでいると
ガサっ
庭のほうから何かが落ちる音がした。
空から落ちてきたのは我が兄皆人だった。
どうもセキレイを下宿先に連れ込んで追い出されたらしい。
美哉さんのご好意で結局皆人も出雲荘に住むことになり
合計4人、出雲荘の住人が増えた。
最後おざなりですが
必要以上に皆人君はださないつもりです。
では次回。
追記
活動報告に今後について載せましたご意見あればお願いします。