転生先は・・・(セキレイ編)   作:禁屍

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お久しぶりです。 感想くださった皆さんありがとうございました。


実家って楽ですよね。一人暮らししている人ならわかるかもしれませんが実家だとほとんどしてくれて・・・


9月からまた一人暮らし。ゆっくりですが更新頑張ります。


2016/6/19 加筆修正 

大学に負けて実家に逃げ帰ってます。正直小説について考えている時間は安らぎになりつつあります。


第6羽 屑(クズ)の人

 

 

夜に携帯がなる。

 

 

携帯にうつっていたのは白髪で病的な白い肌を持つ男、M・B・I社長御中広人(みなか ひろと)だった。

 

 

 

「やぁ、はじめましてだね。佐橋健人君。私は「M・B・I社長御中広人だろう。」そのとおりだ。君がどこまで知っているのか知らないが君がこの計画に参加することになるとは思わなかったよ、個人的にも君の健闘を祈っている。」

 

 

 

一方的に話をして通話を切ってしまった。

 

 

 

「えええぇぇぇ~~~」

 

 

 

隣の皆人の部屋から驚いた声が聞こえる。どうやらあっちにも社長から連絡が来たようだ。

 

 

 

これから巻き込まれる108羽のセキレイの戦い

 

 

御中社長は最後に残った葦牙が世界の命運を手に入れ、セキレイは永遠に嫁がれるという。

 

 

実際には「神器」と呼ばれる天上のものを取り合い、全て集めると嵩天(すうてん)への道しるべになる。上がるには社長が見つけた宇宙船のようなものが必要になる。

 

 

嵐が来る。

 

 

これからのことを考えながら眠りに就いた。

 

 

 

 

 

 

 

翌日

 

 

 

 

昼食を食べようとしているとひとりの男が訪ねてきた。

 

 

「おーーい美哉。金無ぇから飯くれよ。」

 

 

 

「瀬尾さん!!」

 

三十代半ばだろうか、ぼさぼさの髪に少しくたびれた服装の男性がいきなり玄関から入ってきて声をかけてきた。

 

 

「知り合い、皆人?」

 

 

「うん、健人。僕がやっているバイトの先輩。瀬尾さん、僕の双子の弟の健人です。」

 

 

 

「どうも、佐橋健人です。兄がお世話になっています。」

 

 

 

「おう、世話してやってるぜ。・・・ほう、お前さんも葦牙なのか。世界は意外と小さいとはよく言ったもんだぜ。」

 

 

奥から美哉さんが昼食を運んでくる。

 

 

・・・・・・背後に修羅を背負って。

 

 

 

「あら、いらしてたんですね屑(クズ)の人。よくもまぁ何度もご飯をたかりに来るなんて・・・。恥とは思わないんでしょうかね?」

 

 

 

 

 

「い、いやぁ。悪いと思ってはいるんだけどよ・・・頼れるのはここくらいなもんだからさ・・・・・・。」

 

 

恐縮しているような顔をしていても、しれっと昼食の席に混ざりこんでいた。

 

 

食事が済み、一服していると玄関のチャイムがなる。美哉さんが連れてきたのは双子のセキレイだった。

 

 

 

「ほら、瀬尾!!さっさと帰って仕事するよ。」

 

 

 

「本当にすいません。うちの馬鹿が・・・。」

 

 

 

 

「わかってるって。じゃあ、少年。謝罪代わりに一つ無料(ロハ)で情報をやるよ。・・・・・・いま帝都公園は小さなジャングルになっている。そいつは1羽のセキレイによってそうなったらしい。M・I・Bはそれを周りに通知し争奪戦をさせようとしている。行くのなら早くしたほうがいいぜ。」

 

 

 

「緑を操る・・・・・・・・・もしかして・・・・・・・・・。そうなんですか、ありがとうございました。」

 

 

 

「おう、それじゃあまたな」

 

 

 

「もう来なくて結構ですよ。」

 

 

「お、おう・・・・・・」

 

 

 

 

そそくさと帰っていった。セキレイの方は米俵までもらってしきりに恐縮していた。向こうは向こうで大変そうだった。

 

 

 

 

 

「ねぇ、健人。・・・」

 

 

 

「わかってるよ、皆人。助けたいんでしょ、その緑の少女を。」

 

 

 

「うん、手伝って欲しい。お願い。」

 

 

 

 

 

「はぁ、皆人のお人好しは変わらないんだね。いいよ、手伝おうか。と、その前に・・・」

 

 

 

一同は出雲荘二階階段側に集まった。

 

 

 

「ここに集まってなにするの?」

 

 

 

事情を知らない皆人は首をかしげているが薄々気がついた焰さんはヤレヤレという顔をして見ている。

 

 

 

 

「実はここには訳ありの人が住んでいるはずなんだ・・・・・・。この人、正直苦手なんだけどね。松さんいるんでしょ、出てきてください。」

 

 

 

そう呼びかけると壁だったところが開き、中から三つ編みで丸眼鏡の女の子が出てくる。

 

 

 

 

「お久しぶりなのですよ、健たん。苦手とはひどいのですよ。小さい頃あんなにいろいろあったのに・・・」

 

 

 

 

 

「そうやっていろいろやったのが問題だったんだから、あれで俺E〇になりかけたんだからな。もういいけどさ、それより少し手伝ってくれないかな?」

 

 

 

 

「状況はわかっているのですよ。・・・でもその前に・・・・・・。」

 

 

 

 

チュッ

 

 

 

 

不意打ち気味に軽い感触を唇に感じる。

 

 

 

美しい6枚の翼が背中に浮かび上がる。

 

 

「おい、松。お前僕に黙って勝手にするとはどういうつもりなんだ。」

 

 

 

「フフフ、実は松はあの頃から健たんのこと狙ってたのですよ。それに順番を気にするようなら愛想を尽かされるのですよ。」

 

 

 

「え、そうなのか健人。そんなことないよな。大丈夫だよな・・・。」

 

 

おろおろしている焔を松はニヤニヤしながら見ていた。

 

 

 

 

「そんなことないから大丈夫だよ、それに今なら、焰さんを羽化させられそうだけど・・・・・・」

 

 

そういうと感極まった表情でするりと目の前に来た。

 

「本当か、なら早速いこうじゃないか。」

 

 

 

 

 

ズキュ―――――――――ン!!

 

 

 

数年前みたいに深いのが入った。また舌が・・・・・・

 

 

 

く、悔しいでも・・・。

 

 

焔の背中から紅蓮の炎を思わせる赤い翼が生まれる。

 

 

「あぁ、ようやくだね、健人。」

 

 

「「健人(健たん)、幾久しく。」」

 

 

「健人、僕は女性に固定化したからようやくセッk」

 

 

 

「セーーーイ」

 

 

 

とりあえず全力でツッコミを入れる。何を言おうとしているのだ、おのれは・・・

 

 

 

 

 

話を戻そう。

 

 

 

 

「このメンバーで陽動と救出を分ける。さぁみんな、状況開始ですよ。」

 

 

 

 

全員一路帝都公園へ向かう。

 

 

 




次回いよいよ救出です。


皆様、季節の変わり目ですが、体調に気を付けてお過ごし下さい。
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