さて、オカルト研究部こと、リアス・グレモリーと、彼女が率いるグレモリー眷属。
彼らは、ライザー・フェニックスとの、レーティングゲームでは、見事に勝利した。
たったこれだけであるが、その裏では、彼らにとっては、かなりヤバい特訓が行われていた。
まず、彼らがこの勝負を行う前に行った特訓はかなり危なかった。
それは、彼女達が受けた、紅渡の地獄の特訓が原因でもあった。
「これは、かなり不味いわね」
「何時、プリニーが来るのか分からない状況は、かなり危険です」
キャッスルドランへの道中の森。
そこに辿り着くまでの間、ヴァルバトーゼが鍛えたプリニー達が襲い掛かった。
それは、小さな体格を生かした特攻であり、その身を爆発させた。
その戦法は、ライザー・フェニックスが得意とする戦法である犠牲と似ており、さらには爆発は彼の女王の得意分野と似ている為、それによって、対策が出来てしまった。
だが、それは、まだ、特訓の始まりにすらなかった。
「地獄の特訓、その1!地獄のババ抜き!!」
それは、渡の使い魔であるキャッスルドランに居候している3人組とのババ抜きであった。
最後まで、ババを持っていたら、とんでもない事が起きてしまう。
「・・・本当にババ抜きなのね」
「まけれらない」
そう、ババ抜きの相手になっている3人組。
彼らは、各々が狼男、魚人、フランケンシュタインであり、その実力は上級悪魔に匹敵する。
だが、それはババ抜きとはあまり関係なかった。
大人数で行われるババ抜きは、互いの作戦の読み合いだった。
「これが、究極のポーカーフェイス」
「いや、なんかポーカーフェイスというよりも変身でしょ、これは」
「これ、俺の素顔」
そう、ババ抜きは、リアス達に足りなかった戦略を考える機会を与え、レーティングゲームでも見事な作戦を実行してみせた。
「ついでに、ババを最後まで持っていた彼は、その後、とある喫茶店の飼い犬を1週間しているぞ」
そうババ抜きを行った後、彼らの前に立ちはだかったのは、ドラルクとナズナであった。
「次は、確か地獄のストリートファイター」
「それは、つまり、ここで戦うのか」
「そうだよ、ほら、用意してあるから」
そう、取り出したのは、ストリートファイターであった。
アーケードのゲーム機体であった。
「・・・まさか、ストリートファイターって」
「ゲームだよ、なんだと思っていたの」
そう、ドラルクの言葉に対して、容赦なく攻撃を行った。
だが、地獄という事もあり、負ければ電撃を喰らう罰ゲーム付き。
それによって、様々なキャラの特徴を使いながら、戦略を立てていた。
そして、偶然なのか、ライザー眷属が、来ても、対抗できるようになった。
「ここまで来たけど、最後の鰯って、何かしら」
「それはそれで、結局は鰯を食べるんじゃ」
「よく来たな、さぁ、この宇宙魚強を攻略してみろ!!」
そう言って、彼らは転移した。
その先で待ち受けていたのは、確かに魚強だった。
ただし。
「ここって、胃の中よね」
「そうだよ、宇宙魚強の胃の中だよ」
「・・・部長、これって、吸血鬼と何か関係あるんでしょうか」
「既に吸血鬼も何もないわね」
そうして、彼らは宇宙魚強と戦った。
宇宙魚強はとにかく大きかった。
それによって、攻略方法はほとんどなかった。
だからこそ、不死身程度ならば、別に問題ないという達観した考えを持ってしまった彼らは、無事にライザー・フェニックスを倒す事が出来た。
また、宇宙魚強の胃の中で、うっかりと溺れかけた兵藤は、その際に熔けそうになった経験もあってか、無事に覚醒した。
「これが、今回のレーティングゲームで行われた事です」
「うん、吸血鬼関係なく、カオスだね」
そう、グレイフィアからの報告を受けたサーゼクスは、そう頷くしかなかった。
「それにしても、まさか、彼らがね」
「えぇ、色々驚きでした。ですが、私が最も驚いたのは」
「彼女が大人しかった事かい」
そのサーゼクスの言葉に対して、頷く。
「彼らの中で、警戒しなくてはならないのは3人。
暴君と呼ばれていますが、理性的であり、カリスマのあるヴァルバトーゼ。元より規格外であり、超越者を軽く倒す事も可能なアルクゥエイド。そして」
「鉄血にして熱血にして冷血の吸血鬼。500年前から現れた彼女は、他の6人に比べても、様々な事件を起こしてます」
「吸血鬼によくあるアンデットのような事件は起こさないが、その規格外の強さ故に、彼女を眷属しようとした上級悪魔は次々と殺された」
「彼女は、被害者ではありますが、それ故に様々な勢力に狙われていますが、まさか」
「今代のキバの鎧の所持者と共にいるとはね」
そう、苦笑するしかなかった。
「彼らは、おそらくは、これからの出来事の中心になるだろう」
ドラルクの作戦は
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笛で渡達を呼ぶ
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鬼舞辻を噛んで、支配下に
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下剋上しそうな鬼達を仲間にする
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アーカードの旦那を呼ぼう