「ふむ、今日もおやつを食べに来たけど、なんで、生徒会が?」
そう、俺は、その日のおやつがドーナツだと聞いたので、すぐにオカルト研究部へと向かった。
そこには、なぜか生徒会のメンバーが揃っているようだけど、一体なぜ?
「お前は、確か紅渡だよな。
なんで、ここに部外者のお前が?」
「今日のおやつがドーナツだと聞いて、遊びに来ました」
「ドーナツ?」
すると、生徒会のメンバーだと思われる人物が、俺に対して質問してくる。
「匙、彼もまた関係者よ。さらに言えば、今のあなたでは勝つ事ができない程の強さを持つね」
「こいつがですか?」
そう、匙と呼ばれた奴は、俺に対して言う。
「なぜならば「誰かぁぁぁ!!」むっ?」
そう、生徒会長が何か言おうとした時。
旧校舎に向けて、助けを呼ぶ声がした。
だが、その声には、かなり聞き覚えがあった。
「さっきの叫び声って、一体」
「とにかく向かいましょう」
「あぁ、いや、たぶん」
既に俺は、その正体を知っているからこそ、止めようとしたが、既にほとんどのメンバーが出て行ってしまった。
俺は仕方なく、彼らと一緒に向かった。
その先には、浴衣を着ており、その背中には旗に書かれている文字だけで、その正体は既に分かる。
「我が名は、吸血鬼野球拳大好き」
「きゅっ吸血鬼って」
その言葉と共に、オカルト研究部の面々の脳裏には、先日のゼンラニウムの1件を思い出しているようだった。
「吸血鬼、こいつが!」
「あぁ、そうだ。おーい、野球拳大好き」
「んっおぉ、渡か。お前、そう言えば、この学校だったな」
俺に気づいたのか、野球拳大好きは手を振っていた。
「なんで、ここに来たんだ?」
「いやなに、ここにかなり美人の女子高生がいると噂で聞いたからな、思わず来ちまったぜ」
「相変わらずだなぁ」
「それで、相変わらずで、良いのか」
そう、兵藤は思わず呟く。
「へっ、こんな変質者、俺だけで十分だ」
「あっ匙、待ちなさい!」
そう、匙と呼ばれた奴はすぐに向かった。
「見てろよ、これこそ俺の「アウト!セーフ!」えっ」
「よよいのよい!!」
そう、勢い良く飛び出した匙だったが、それよりも前に野球拳大好きが、すぐにジャンケンを行った。
それに思わずジャンケンを行った。
その結果、すぐにジャンケンに負けてしまった。
それと共に、何かを出そうとしていたのを外していた。
「おい、何をやっているんだ!」
「いや、違うんだ、あの掛け声を聞いたら「よよいのよい!」身体が勝手に野球拳を」
「身体が勝手に野球拳を!?」
匙の言葉に対して、兵藤は思わず叫んでしまう。
「野球拳大好きは、催眠術がかなり得意でな、ジャンケンで勝てば、相手の服を一枚脱がす事ができるんだ」
「そんな催眠術がっ」
それに対して、兵藤は思わず、興奮したように鼻息を荒げる。
だが、それと共に、塔城さんが、兵藤の腰を殴る。
「仕方ありません。
さすがに、このままでは風紀が乱れます」
そう言い、生徒会長はすぐに魔法を使い、拘束しようとした。
だが、それは失敗に終わった。
それは、彼らの周囲に丸い光があったからだ。
「これは、まさか結界!?」
「だったら!」
そう言い、リアス先輩達もすぐに攻撃を行う。
だが、オカルト研究部全員と、生徒会のメンバー全員で行った攻撃も、全てが無意味だった。
「野球拳大好きの結界はかなり強度が高くてな。
以前、聞いた話だと、レーティングゲームで張られる結界並に硬いらしいぞ」
「結界と催眠術の二重使用。
それもここまで高度な物ができるのは、おそらくは魔王であるベルゼブブ様しか」
「ねぇ、それって、とても下らない事に使われているけど、とんでもない技術の数々よね」
「吸血鬼って、長い間生きていると、頭がパーになるからね」
「頭がパーに」
それと同時に、リアス先輩と生徒会長が誰かを思い浮かんだ。
「「・・・確かに」」
なぜ、納得したのか、それは深く聞かないでおこう。
そうしている間にも、匙は既に裸になっていた。
「あいつ、ジャンケン、弱すぎないか」
「そう言ってやるなよ」
「うぅ」
そう、涙目になる匙。
「さて、次はボインちゃんを「待てぇ!」なに?」
「悪いが、部長のおっぱいは、俺が守るぜ!」
そう、兵藤が、前に出ていた。
既に神器を展開しており、殴ろうとするが。
「よよいのよい!」
「あっ」
すぐにジャンケンしてしまった。
結果、負けてしまった。
同時に、神器が解除されてしまう。
「これは一体」
「あぁ、神器も着衣の一部だとされているのか。つまりは、野球拳大好きにかかれば、神器の無効化は簡単という事か」
「ねぇ、それって、もうちょっと、別の使い方はできないの!!」
確かにかなり高度だ。
そう、言っている間にも、兵藤も裸になってしまった。
「くくっ、さすがにやるようだな。
お前とは、俺と同じ何かを感じる。
だが、今はそれよりもあっちを」
そう、野球拳大好きがこちらに向かおうとした。
だが、それよりも前に立ちはだかったのは。
「あっ忍」
忍が、野球拳大好きの前に立つ。
「あの子は、確か」
「一体何を」
「ふふっ、例え少女だろうと、容赦しない。
よよいのぉ」
そう、野球拳大好きが言い終える前に、その頬は忍が思いっきり殴る。
そのまま吹き飛ばされた野球拳大好きの上で、何度も蹴る。
「えっと、これはどういう」
「野球拳大好きは、外部からの攻撃は強いけど、内側には弱いんだよね。だから、あいつを倒すのは、結構簡単なんだよね」
「・・・」
それに対して、全員、黙ってしまった。
そして、しばらくして、ボコボコに、アンパンマンのように顔が膨れた野球拳大好きが。
「まいりました」
その一言で、全てが終わった。
「それにしても、忍、今回は乗り気だったな、一体なんで」
そう、俺は思わず問いかけると。
「ドーナツを全部食べた後の、食後の運動」
その一言で、既にオカルト研究部にあるドーナツが全て食べられた事が、よく分かった。
ドラルクの作戦は
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笛で渡達を呼ぶ
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鬼舞辻を噛んで、支配下に
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下剋上しそうな鬼達を仲間にする
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アーカードの旦那を呼ぼう