「・・・」
あの話を聞いた後、すぐに俺達は行動を始めた。
そう言っても、今回の1件に関しては、忍以外のメンバーの手を借りるつもりはなかった。
その事は、既に他のメンバーにも話しており、納得している。
奴、ギロチンカッターとの因縁は、俺達が解決しなければならない。
「まったく、また奴の話を聞くとはな」
そう、俺達が歩いていると共に、忍が話してきた。
「あぁ、そうだな。
それで聞きたい事がある」
「なんだ?」
「忍、お前、あの時、ギロチンカッターをどう殺したんだ」
あの瞬間、俺は確かにギロチンカッターが殺されたのを目撃した。
それがある意味、終わりを加速させたきっかけであったのは認める。
だからこそ、俺はそれを効かなければならない。
「・・・心渡で斬った」
「・・・という事は」
その言葉を聞いて、俺はある意味納得した。
心渡とは妖刀でありながら、人間を決して斬れない。
それは、刀としての切れ味が悪い訳ではない。
むしろ、かなり良い。
だからこそ、心渡を斬る事ができるのは、人間ではない存在。
異形のみしか斬る事ができない。
「つまりは、奴は既に人間ではなかった。
だけど、それじゃ、奴は一体なんだったんだ?」
「さぁな、だが、可笑しな話ではないだろ。この日本だろうと、海外だろうと、人間は恨みや妬み。
そのような感情で異形の存在に変わる事は。
奴は奴自身が気づかない内に」
それは、ある意味、納得と共に、そのまま俺達が歩いていると。
「うぅ、まさか、このような事になるとは」
そう、見つめた先には見覚えのある人物が3人。
「・・・なにをしているんですか、シエルさん」
「あっ」
それは、先日、かなりシリアスな再会を果たしたはずの、シエルさん。
それに、彼女が連れていたシスターだと思われる人物。
「君は確か、キバの鎧の」
「なんでここに?」
「なんでと言われても、ギロチンカッターを探す為だけど、そちらは」
「・・・この子が詐欺に騙されてしまいまして、所持金を全て失いました」
その言葉に対して、俺は呆れてしまい、ため息を吐く。
それに対して、忍は。
「ぷっ」
思いっきり笑みを浮かべていた。
「なっ、あなた、笑いましたか!」
「いやぁ、それは笑うじゃろ、まさか、そんな事でピンチになるとは、もう少し教育をどうにかした方が良いぞ」
そう、忍とシエルはかなり睨み合っている。
ここまでシリアスな空気なのに、一気に無くなってしまった。
「・・・とりあえず、腹が減っているならば、何か食べるか?
一食分だったら、奢るぞ」
「本当か!」
さすがにこのままでは、面倒な事が続く為、とりあえず、話が行える場所へと移動する事になった。
ドラルクの作戦は
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笛で渡達を呼ぶ
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鬼舞辻を噛んで、支配下に
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下剋上しそうな鬼達を仲間にする
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アーカードの旦那を呼ぼう