あれから、俺達はすぐに近くのファミレスに入った。
多少、奢るといったので、ある程度抑えるように言っておいた。
なお、シエル先輩は遠慮なくカレーを食べていた。
また、ファミレスに来た際に、丁度、兵藤達も来た。
俺が探しているギロチンカッターとは近い要件のようだったらしい。
「そう言えば、気になっていたけど、ギロチンカッターって、一体何者なんだ?」
「ふむ」
それと共に自然と出たのが、ギロチンカッターの話題だった。
どうやら、あちらの方は未だにその情報が来ていなかったので、気になっている様子だった。
「吸血鬼退治を専門にしている人間。とある歴史の浅い新興宗教の大司教でありながら、神を自任していました」
「えっと、なんだかやばそうな人のような」
「実際にやばいのは間違いない。私達も、僅かだが共闘した事があるが、かなり強い」
それは、ある意味、シンプルな答えではあるが、間違いはなかった。
「そんなにか」
「あぁ、だが、少し前、とある吸血鬼を退治する為にこの日本に来て、命を落としたと聞く」
「とある吸血鬼?」
「キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード」
そう、その名前が出てきた。
「その吸血鬼は一体」
「そうですね、あなた達で分かりやすく言えば、7人の吸血鬼の1人であり、おそらくは最も恐ろしい吸血鬼です」
「恐ろしいですか」
それには、その場にいた全員の空気が重い。
「暴君ヴァルバトーゼは、その圧倒的な力とカリスマもあり、暴君と呼ばれていました。彼の持つキバの鎧は代々吸血鬼の王のみが装着できる鎧とされています」
「えっ、紅って、王族なの!」
「別に気にしていないし、王様になるつもりはないけどな」
俺は特に気にせずに言う。
「アルクェイドは世の均等を守る為、スタズは最も吸血鬼の力を使いこなし、ナズナは最も吸血鬼としては異端な存在、ドラルクはまぁ家柄だけですけど」
『確かに』
ドラルクの所は、同意するメンバーがほとんどであった。
「そういう意味では、キスショットは最も吸血鬼らしい吸血鬼。伝説の吸血鬼と呼ばれる存在です」
「そんなにですか」
「えぇ、他の6人は世の均衡を乱すような存在ではないですが、彼女はおそらくは世界を滅ぼすのに躊躇がない。
だからこそ、行動した。
その結果、ギロチンカッターは死にました」
「それじゃ、そのキスショットは今は」
それに対して、シエルさんはふと、俺の隣にいる忍に目を向けた。
「紅渡君のおかげで、その脅威はなくなりました。以降、その事もあって、教会は彼に手を出さないようにしています」
そう、濁した。
「そうだったのか、あれ、でもなんで、そのギロチンカッターっていう人が?」
「幽霊かもな、それか、それに似た何か」
「いや、それは」
「あり得ない事なんて、あり得ないぜ。悪魔や天使だって、少し前までは普通はいないだろうって、思っていただろ」
それに対して、兵藤は答えなかった。
「それで、どうするつもりだ?」
「あなたは、そのままギロチンカッターをお願いします。
もしもの時は」
「あぁ、分かっているよ」
その言葉と共に、俺は立ち上がる。
おそらく、直感ではあるが、間違いなく、今夜。
「あの時の戦いが再開される」
そんな気がした。
ドラルクの作戦は
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笛で渡達を呼ぶ
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鬼舞辻を噛んで、支配下に
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下剋上しそうな鬼達を仲間にする
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アーカードの旦那を呼ぼう