先日のコカビエルの事件が終わった後、忍の事について詳しい事情を聞かれる事になった。
特に隠す理由もない為、そのまま話したが、その反応は様々だった。
だが、特に気にする事もなかった、夜。
その日、俺は海岸に来ていた。
「それにしても、本当にここで良いんでしょうか?」
「うむ、海の潮風を浴びながら、食う。それもなかなかに良いだろう」
その日、俺はヴァルバトーゼさん達と共に海に来ていた。
吸血鬼という事で、普段は夜に行動している。
そして、今回は忍は家で寝ており、ナズナちゃんは仕事でいない。
いわゆる男子会である。
そう、食べている時だった。
「あれ、渡か」
「んっ、兵藤か?」
見れば、そこにはなぜか兵藤達、オカルト研究部がいた。
さらには生徒会までいる。
「どうしたんだ?」
「いや、ここではぐれ悪魔が出たという情報があって、来たけど、これは」
「いわゆる男子会だ」
そう、俺は再び見つめる。
現在、魚強を絶賛に食べているヴァルバトーゼさんに魚強料理を作っているドラルクに、ゲームをしているスタズ。
「・・・この光景、ある意味とんでもないと言うべきでしょうか」
そして、俺達とは別にキバットにドラルクの使い魔のジョンなども楽しんでいた。
「それにしても、はぐれ悪魔ねぇ」
「スタズ、何か知っているのか?」
「さぁ、はぐれ悪魔は知らないが、怪しい奴らだったら、見たぞ」
「それは、本当ですか」
それを聞いたシトリー会長。
「そこまで案内してくれませんか」
「嫌だよ」
スタズはすぐに断った。
「それは、なぜでしょうか」
「だって、関わりたくないから、あんな奴らに」
「あんな奴ら?つまりは集団なのか」
「とにかく、頼む!」
そう、頼み込んでいる。
「スタズ、ここまで仕事熱心な彼らを無碍にする訳にもいかん。
それに、奴らの騒ぎを止めてくれるならば、良いのではないか」
「・・・ヴァルバトーゼがそう言うならば」
そう、ヴァルバトーゼに促される形で、スタズもまた歩き出す。
「なんというか、噂では聞いていたけど、すげぇなヴァルバトーゼさんって」
「あぁ、吸血鬼の中では尊敬できる人だぜ」
そう、兵藤と匙は話している間にも、辿り着く。
「ほら、あそこ」
そう、向かった先にいたのは大量の市民だった。
全員が上着を着たまま、遊んでいる様子だった。
「確かに集団ですが」
「さすがに、ここにはぐれ悪魔はいないでしょう」
そう、ほとんどのメンバーが言う中で、会長だけが気づいた。
「待って下さい、ここにいる人達、全員が洗脳状態です」
「なにっ!」
「ほぅ、これを見破るとはな」
それと共に、崖の上で一つの人影があった。
「なっ、まさかはぐれ悪魔の」
「いや、多分、それはあっち」
そう、俺が指を指した方を見ると、明らかに異形の存在が一人紛れ込んでいた。
「ふんっ、面白い奴がいたからな、そいつもまた我が下僕にしたんだ」
「この気配、まさか吸血鬼か」
「どっちのっ」
それと共に、兵藤は問いかけてくる。
「どっちって、どっちの」
「決まっている、変態なのか変態じゃないのか!」
それと共に、全員の脳裏にはゼンラニウムと野球拳大好きが出てきただろう。
「この状況、まさか奴かっ」
「知り合いか!」
「あぁ」
「それで、どっちだ」
「かなり面倒くさい奴だ、やはり、お前だったか」
「久しいな、まさか、こうして私の世界征服を邪魔しに来たか」
「せっ世界征服だと、確かにヤバい奴だっ」
同時に戦闘態勢を取ると同時にその場にいた全員が上着を脱いだ。
そして、見せたのは。
「まっマイクロビキニ!」
「えぇ!!」
それに対して、全員が同じ反応を示す。
「私こそ、新たな支配者となる存在、吸血鬼マイクロビキニだ!」
「うわぁ、面倒な奴だ、確かに!!」
それと同時に兵藤は頭を抱えた。
「だが、都合が良い、ここでお前達も下僕になるが良い」
そのまま、吸血鬼マイクロビキニはその場を去って行った。
「ぐっ、さすがに洗脳状態の彼らに攻撃する事はできないわ」
「かなり危機的状況なのに、絵面で、全然ピンチじゃないっ」
それと共に周囲を取り囲んでいる洗脳された人々。
この状況を脱出する方法は。
ドラルクの作戦は
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笛で渡達を呼ぶ
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鬼舞辻を噛んで、支配下に
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下剋上しそうな鬼達を仲間にする
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アーカードの旦那を呼ぼう