ハイスクールV✕7   作:ボルメテウスさん

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吸血鬼としての格

周囲を取り囲んでいるマイクロビキニによって洗脳された人々。

 

「さすがに、攻撃する訳にはいかない、どうすれば」

 

そう、リアス先輩が呟いている間にも、一人の人間がこちらに向かって、飛び掛かってくる。

それに対応できなかったのはアーシアであり、動けなかった。

 

「ふんっ!」

 

だが、それを受け止めたのは、ヴァルバトーゼさんだった。

 

「ヴァルバトーゼさん!」

「不味い、このままでは洗脳されるのでは」

 

そう、心配するように呟いた時だった。

 

「ぐっがあぁぁぁ!!」

「なに?」

 

洗脳された人が、突然、苦しみ始めた。

 

「どうなっているの、これは」

「そうか、高等吸血鬼は吸血鬼側が濃く強い血を持っている方が支配される。マイクロビキニは確かに高等吸血鬼だが、ヴァルバトーゼに比べれば、その血は明らかに下だ」

「それって、つまりヴァルバトーゼさんが噛まれても大丈夫という事か!」

 

それに対して、兵藤が言っている間にも、ヴァルバトーゼさんを噛んだ人の姿は大きく変わった。

その頭には、別の着ぐるみを着ており、虚ろな目をしていた。

 

「・・・なぁ、あれって一体」

「魚強だな」

「なぜっ鰯!」

 

俺の言葉に対して、兵藤は思わず叫んだ。

 

「ヴァルバトーゼさんは、遠い昔にとある人物との約束で人間の血を吸わない事を約束したんだ。

その間、人間の血の代わりに魚強を食べ始めたら、嵌まってしまったんだ」

「人間の血を吸わないで、我慢だとっ、まさか吸血鬼が」

 

それには、以前の1件で、リアス先輩の眷属となったゼノヴィアは驚いた声を出していた。

彼女はどうやら、吸血鬼と戦った事もあり、その常識外れな答えに戸惑いを隠せない様子。

だが。

 

「ふっ、何を言うか。

今の俺の身体は100%、栄養満点な魚強で出来ている。

この俺に、不可能などない!!」

 

その叫びだけで、周囲にいたマイクロビキニに洗脳された人々は吹き飛ばされた。

 

「なんという迫力、これが暴君ヴァルバトーゼの力っ」

「確かに凄いけどっ、凄いけどっ!」

「さっさと片付けるか」

 

そのため息を吐くと同時に、スタズさんは、手を拳を握り締める。

俺達以外は、何をしているのか分からない様子だったが、そのまま拳を振り下ろした。

 

「吸魔解放返済!」

 

すると。

 

「ぎゃあぁぁぁぁあ!」

「えっ?」

 

何が起きているのか分からない様子で、俺達以外は呆けている様子だった。

 

「あぁ、終わったな」

「思った以上に早かったな」

 

俺もドラルクも慣れた様子で頷く。

 

「えっと、何がどうなっているんだ?」

「スタズは、魔力操作がえげつない程に上手く、その魔力量がかなり多い。

だから、その魔力を自在に操る事ができ、そのコントロールの精度も高い」

「そして、操った魔力の塊から吸血する事で、魔力を補充する事が出来るからな」

「それって、かなりヤバいだろ」

「まぁ、俺は正直に言うと、いらないけどな」

 

そう何事もないように言う。

 

「伝説の鎧とされるキバの鎧を持つ(紅渡)。圧倒的なカリスマを持つ暴君(ヴァルバトーゼ)。吸血鬼としての弱点はない異常種(ナズナ)。|鉄血にして熱血にして冷血の吸血鬼《キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード》。圧倒的な魔力を操る事ができる未知数(スタズ)。どのような状況でも決して死なない不死身(ドラルク)

「えっ、なにあれ」

「俺達が世間で呼ばれている名前らしい」

「なんだか、中二病みたいだな」

「それでは、7人目は一体」

 

その話を切り出すと共に、俺は遠い目をした。

 

「えっ、渡!」

「今度、帰ってくるんだよなぁ、あの人」

「何か、とんでもないの?」

「・・・」

 

それ以上、俺は言えなかった。

 

「えっ、どういう事っ」

「あいつは、おそらくはこの場にいる誰よりも強いだろうな」

「えっ、そうなの!」

 

ヴァルバトーゼさんの一言に対して、兵藤は驚きの声を出していた。

 

「まぁな、現状、最強は間違いなく彼女だろうな」

「そこまでなのか?」

 

それに対して、俺は。

 

「厄介な事になるだろうな、アルクェイドさんが帰ってきたら」

ドラルクの作戦は

  • 笛で渡達を呼ぶ
  • 鬼舞辻を噛んで、支配下に
  • 下剋上しそうな鬼達を仲間にする
  • アーカードの旦那を呼ぼう
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