授業参観とは、学生にとってはあまり意味のない行事である。
そう考える人はどれだけいるだろうか。
そう、俺はため息を吐きながら、学校へと向かっていた。
「はぁ」
「どうしたんだ」
「兵藤か?別に、ただ今日の授業参観にあの人が来ると思うとなぁ」
「あの人って、確か、アルクェイドさんだっけ?」
そう、兵藤が言うように、今日の授業参観にて、あの人が来る。
ある意味、カオスになる可能性があるのは間違いないだろう。
そう考えていると、何やら兵藤が腕を押さえ始めた。
「何だ、今更中二病か?」
「いや、違うわ、なんか急に腕が」
「ふぅん」
そう、考えている間に、俺は校門の方へと目を向ける。
明らかに学校に通っているとは思えないような男がそこにいた。
「たぶん、あいつが関係しているんじゃないのか?」
「えっ?」
兵藤は少し首を傾げているが、俺はそのまま目を向ける。
「何の用だ。
悪いが、今から忙しいんだ。
何も用がないんだったら、さっさと帰れ」
「なに、少し挨拶しに来ただけだ。用事が済んだら、すぐに帰るつもりさ」
「用事?
というよりも、誰だお前は」
そう、俺は思わず問いかける。
「白龍皇のヴァーリだ」
そう、俺の問いに対して、笑みを浮かべながら答える。
まるで知らないが
「それにしても、7人か」
「んっ?」
その言葉に、俺は首を傾げる。
「キバの鎧。未だにその力を一割しか発揮していないが、キスショットを封印した功績もある。そういう意味では、君が十全の力を発揮した時が楽しみだからね」
「一割?」
それに対して、兵藤は首を傾げる。
「キバの鎧を身に纏う時の鎖。あれは本来の力を抑制する為の物である。それでも才能がある吸血鬼でも身に纏うのは厳しいはずだが、それを使いこなせている。
それだけでも、とんでもない才能の持ち主だ。
ならば、それが十全に発揮された時の姿は一体どうなるんだろうね」
そして。
「そんな君を含めた7人が、果たしてもう一組の7人と、どんな戦いをくり広げるか楽しみだよ」
同時にヴァーリはそのまま、兵藤の方へと目を向ける。
「・・・もう一組の7人?」
その言葉の真意について、疑問に首を傾げる。
「君の持つキバの鎧と対となる存在もまた蘇る」
「蘇る?」
「あぁ、俺としては、そいつとも戦いたい所だけどな」
その言葉が、どういう意味か分からない。
「面倒な奴らが、こっちに来るのか?
それは、それで面倒だけど」
その言葉と共に、奴が言う存在は、放っておけば、危険だ。
そして、そいつらがこちらに来るのならば。
「戦うだけだ」
これまでと同じように、戦うだけ。
ドラルクの作戦は
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笛で渡達を呼ぶ
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鬼舞辻を噛んで、支配下に
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下剋上しそうな鬼達を仲間にする
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アーカードの旦那を呼ぼう