空に浮かぶ月の光の下にて、俺とDIOが激突する。俺の放った蹴りは、そのままDIOの拳とぶつかる。それだけでも、地面は粉々になり大きな穴を作った。
俺はもう一度、攻撃をするべく跳躍し右足を前に突き出すように、跳んだ。だが、DIOは俺よりも高く跳躍すると空中で体を回転させながら踵落としを放ってきた。
咄嵯の事で俺の反応が遅れる。なんとか両手を頭の上に動かしたが勢いを殺す事は出来ず、地面に激突した。
大地に大きな亀裂が出来上がる。俺は、すぐさま体を起き上がらせようとしたが、今度は俺の顔に回し蹴りを放つ。それもどうにか腕でガードしたが衝撃を全て受け止める事ができず、またもや地面に倒れた。
「キバの鎧を未だに封印状態でも、このDIOとここまで戦えるとは、さすがはキバの鎧を身に纏うだけはあるな」
「……まだ終わっていないだろ?」
確かに、今の攻撃でダメージを受けていないと言えば嘘になるだろう。それに、全身に痛みはある。だけど、ここで倒れるわけにはいかないからな。DIOが本気じゃないとしても、俺より強いという事に変わりはないんだから。
俺は、ふらつく足に力を入れると立ち上がろうとしたが、それを見ていたDIOは口元に手を当てる。そして笑みを浮かべていた。まるで俺がまだ諦めずに立ち上がった事が面白いように。
「ならば、少し、本気を見せよう。ザ・ワールド 時よ止まれ!」
世界の動きが止まった。
あの襲撃の時、時が止まったのはやはり気のせいではなく、目の前にいるDIOの能力。
、俺の目の前に移動すると腹部目掛けて殴ってきた。当然の如く、避けれず、まともに受けてしまい後方に吹き飛ぶ。さらにDIOが追い打ちを掛けるように、飛び掛かると拳を連続で放ってくる。その全てを避けれるわけもなく何発かは貰ってしまいダメージが積み重なっていく。このままじゃ、やられる。
「そして、時は動きだす」
それと共に、俺は後ろに飛んでいる最中だったため地面に向かって落ちていった。すぐに受け身を取るために、地面に手を付きバク転をして体勢を整える。……くそっ! やはり、あの能力は厄介だ。攻撃も防御もその全てを時間を止めてしまえば簡単に行える。
「今のギャスパーの神器と同じ、時間を止める能力!」
「いや、それよりも精度が高い。おそらく、広範囲で時が止まっている。それも周りが違和感なく」
それだけでも、DIOの時を止める能力がどれだけ厄介なのか、よく分かる。
「やはり、時を止めるのは見えるか。だが、見えるだけで、動ける訳ではないようだな」
確かにその通りかもしれない。だが対抗手段が、ない訳ではない。
「やっぱり、少し無茶をするか」
それと共に俺はフエッスルを3つ、取り出す。
「行くぜ、キバット」
「おぅ! ガルルセイバー! バッシャーマグナム! ドッガハンマー!」
フエッスルを口に含ませると、俺の周囲に三つの光の球が現れ、そのまま俺に吸い込まれる。
その姿は胴体がドッガフォーム、左腕がガルルフォーム、右腕がバッシャーフォーム、頭部がキバフォームになっている。
「ほぅ、面白い! 吸血鬼に狼男、半魚人にフランケンシュタイン! まさしく怪物のバーゲンセールではないか!」
その言葉と共にDIOがこちらに向けて、拳を突き出してくる。
それは、先程までだったら、吹き飛ばすだけの威力はあった。
だが、このドカバキフォームは、俺が現状変身できる全てのフォームを集約している姿。
ドッガフォームの防御力によって、それはかなり軽減している。
同時に俺は、片手にガルルセイバーで切り払う。
それを一瞬、DIOは後ろへと飛ぶ。
「くくっ、面白くなってきたな」
そう、DIOは挑発するように言う。
ドラルクの作戦は
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笛で渡達を呼ぶ
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鬼舞辻を噛んで、支配下に
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下剋上しそうな鬼達を仲間にする
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アーカードの旦那を呼ぼう