ハイスクールV✕7   作:ボルメテウスさん

33 / 83
吸血鬼流特訓開始

「別行動ですか?」

「おぅ、悪いな」

 

その日の晩、渡はスタズに呼び出されて、相談を受けていた。

 

「また、急にですね。理由を聞いても?」

「あぁ、まぁお前らが世話になっている奴らだからな。少しは何かしておかないと、俺も申し訳ないと思っただけだよ」

「・・・」

 

その言葉を聞いて、渡は若干、怪しむように見つめる。

だが、ため息を吐く。

 

「とりあえず、貸しは一つですよ。スタズさんがいなくなった後、だいたい俺の方に色々と文句を言われますから」

 

その言葉と共に渡は、キバットに一つのフエッスルを渡す。

 

「頼めるか?」

「了解、シュードラン!」

 

その音声と共に、城の外には一匹のドラゴンがいた。

キャッスルドランに比べれば、小柄なそのドラゴンは窓の外から人懐っこい目で、こちらを見ている。

 

「サンキュー、それじゃ、少し借りるぜ」

「気をつけて」

 

その言葉と共にスタズは、そのままシュードランに乗って、とある場所へと向かった。

 

「ここら辺ね」

 

そうして、辿り着いた屋敷の窓を開いた。

 

「・・・誰ですか」

「悪い吸血鬼だよ」

 

そう、スタズが尋ねた相手、それは塔城小猫であった。

 

「あなたは、確かスタズさんでしたか」

「まぁ、面識はほとんどないけどな」

「・・・私に何の用ですか?」

「なに、ちょっと気になっただけだ。

お前、強くなりたいけど、自分の本来の力使いたくない感じだろ」

「っ」

 

その言葉に対して、小猫は信じられないように目を開いた。

 

「なんで、それを」

「似たような奴を知っているからだよ。

まぁ、それを言ったら、あの堕天使の嬢ちゃんも似た感じだが、あっちは同じ奴らがいるから多分問題ないだろ」

 

そう、軽く呟いた。

 

「それで、どうするんだ?

俺は別にどっちでも良いぜ、強くなる為の特訓は正直、俺は面倒だけどな」

 

そう言った小猫は、そのまま俯く。

 

「・・・理由だけ、教えて下さい」

「はぁ、俺も似たような感じだよ。俺も、俺自身の吸血鬼の力を忌み嫌っていた。

そう言う意味では、お前の気持ちは分からなくもないからな」

「・・・強くなれるんですか」

「知らねぇよ、けどこのまま無茶だけやって、成果が出ないのと、ギャンブルに出る。

どっちに期待する」

 

それに対して、小猫は既に答えが決まったように、見つめる。

 

「強くなるなら」

 

それと同時に小猫もまた、自身のバッグを持つ。

 

「あっ、行く前にちゃんと、そういう事はお前の主や周りの人には言っておけよ。

こういうの、後でぐちぐちと言われるのは嫌だから」

「・・・そういうの、気にするタイプだったんですか」

 

スタズの言葉に対して、小猫は思わず言ってしまう。

ドラルクの作戦は

  • 笛で渡達を呼ぶ
  • 鬼舞辻を噛んで、支配下に
  • 下剋上しそうな鬼達を仲間にする
  • アーカードの旦那を呼ぼう
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。