「・・・」
あれから、スタズが行う特訓は順調と言う程ではなかった。
元々、才能がかなりあるスタズにとって、修業はあまり行っていなかった。
それでも、彼なりに、その特訓方法を考えて、行っていた。
「スタズさん、探しましたよ」
「おっ、渡、久し振り」
そう、ふらふらな状態で来た渡に対して、スタズは軽く挨拶する。
「よく、ここが分かったな」
「シュードランが教えてくれましたから。
それに、そろそろ何かパーティがあるから、小猫を呼んで欲しいって、リアス先輩から頼まれましたから」
「そうなのか、そりゃ、しょうがないな」
そう言うと、スタズはそのまま立ち上がる。
「それにしても、いつもはやる気のないスタズさんが珍しいですね、こんな事を引き受けるなんて」
「別に良いだろ、ただの気まぐれだ」
「気まぐれですか」
それと共に小猫の姿を見ながら、渡は呟く。
「重ねたんですか、妹さんと」
「うぐっ」
渡の一言に図星なのか、身体が一瞬、震える。
「塔城、丁度、スタズさんの妹であるリズちゃんに背丈は同じですからね」
「お前、それはもしかして嫌がらせで言っているのか」
「スタズさんがいない間、冥界の秘境に振り回されましたからね」
そのジト目に対して、スタズは目を逸らしながら、答えなかった。
「スタズさんが実家にあまり帰らない理由も、知っています。
それで、幼い頃は何もしてやれなかったリズちゃんと重ねた感じですかね」
「はぁ、まったく」
それだけ言うとスタズはため息を吐く。
「お前との付き合いは結構長いからな」
「俺がだいたい中学生ぐらいの時に会いましたからね」
それと共に渡とスタズは出会った頃を思い出す。
「はぁ、もう良いだろ、おい、小猫!
お前の主からの呼び出しだぞ、さっさと準備をしろ」
「はい、分かりました。あれ、紅先輩、何時の間に」
「久し振り、とりあえずは向こうまで送っていくよ」
「ありがとうございます。
この一ヶ月、そこにいる人に酷い目に遭いましたから」
「言い方を考えろ、こいつ!」
そう、スタズは思わず叫びながら、そのままシュードランの元へと向かおうとした。
それと共に、渡とスタズの2人は何かを感じたように、振り返る。
「どうかしましたか?」
「いや、なんでもない」
そのまま渡達は、そのまま向かって行った。
シュードランに乗り込むと共に、真っ直ぐと向かって行く。
それと同時だった。
先程まで、3人がいた空間が歪んだ。
同時に、そこから1人の男が現れた。
「あれがDIO様が言っていた男達か。
確かに厄介だ。
だがらこそ、始末をするのは、十分なようだな」
ドラルクの作戦は
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笛で渡達を呼ぶ
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鬼舞辻を噛んで、支配下に
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下剋上しそうな鬼達を仲間にする
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アーカードの旦那を呼ぼう