ヴァニラ・アイスによる暗黒空間を利用した攻撃。
その攻撃に対して、スタズは、そのまま魔力で生成した手に乗り、そのまま空へと飛ぶ。
「ふんっ、逃げるだけしかできないのか」
「お前も、その一見、無敵に見える攻撃も弱点が二つある」
それと共にスタズは指を二本立てる。
「一つ、今、お前は俺の位置を確認する為に、無敵の暗黒空間から顔を出さなきゃいけない。
そこから考えるに、視覚、聴覚、触覚。
情報を得る為の手段も同じく飲み込んでいるんだろ」
「既に、それは理解しているのか」
「こっちは、そういうのは何十と見ている。だからこそ、既にそれを打ち破る手段も行っている。
それが二つ目の弱点だ」
「何を言うかと思えば、この暗黒空間を行う瞬間、貴様の魔力は届かない!!」
「あぁ、ここからはな。
だけど、そこでも十分だからな」
その瞬間、ヴァニラ・アイスの身体から現れたのは、スタズの魔力の手だった。
「なっ!」
そのまま、暗黒空間を作り出している口から少し離れた鼻と顎を掴み、無理矢理開かせる。
「暗黒空間を作り出して、防御不能にするには、その口を閉じた時だ。
つまりは」
同時にヴァニラ・アイスを無理矢理引き釣り出される。
「ぐっ」
「その口をどうにかすれば、お前の無敵の暗黒空間は封じられる訳だ」
それと共に、その口を無理矢理閉ざされる。
「一体っ何時から」
「最初からだよ」
「っ」
同時にヴァニラ・アイスは、先程から出ているスタズの魔力の腕がどこから出ているのかに気づく。
その魔力の腕が出ているのは、他でもない、ヴァニラ・アイスの身体からだ。
「これは一体っ」
「お前に撃ち込んだ歯。
あれは俺の身体の一部だ。だからこそ、その歯から少しずつ、お前が能力を使うのに合わせて、魔力を吸った。
微量だから、お前は気づかなかったからな。
そして、十分な量になったから、発動させた」
「最初から、これをっ」
「そういう事。
そして、これで終わらせる」
それと同時に、スタズは手を前に出す。
「吸血鬼は不死身だと言われているが、その再生には魔力を使用する
だからこそ、吸血鬼の再生を阻止するには、吸血鬼が弱い光以外には、その再生が追いつけない程の攻撃を行う。
そして」
そのまま手を握り締める動作をする。
それと共にヴァニラ・アイスは、自分の心臓を握り絞められるような苦しみと痛みに襲われる。
「こっこれはっ」
「吸血鬼の再生が重要なのは心臓だ。
昔話でも、心臓に木の杭を当てるやら銀の弾丸を当てるなどがある。
あれはようするに吸血鬼の再生を弱める効果がある。
ただ、普通のだと効果が薄い。
だけど」
それと同時にヴァニラ・アイスの身体を包み込む程の巨大な手が現れる。
「先に心臓を潰す。そして、再生が追いつかない程に全身を潰す」
「っ」
「じゃあな」
その一言と共に、ヴァニラ・アイスはスタズの手によって、徹底的に潰され、殺される。
それによって、周囲は血の海で満たされる。
「うにゃぁ、えげつない吸血鬼にゃ」
「まぁ、スタズさんはぶち切れると、一番、やばいからなっと」
そう言いながら、渡もまたバッシャーマグナムを構えながら、黒歌と戦っていた。
雑談しながら、水の弾丸と魔力球がぶつかり合う。
その最中で、渡は、その狙いを何もない場所へと向けて放った。
「一体、どこを狙っているんだにゃ?」
「この姿になると、結構色々と見えるからな」
「まったく、こういう相手は面倒だ」
そうしていると、黒歌もまた、そこを睨む。
そこにいたのは、1人の男だった。
黒いスーツを身に纏い、吸血鬼を思わせる赤い目をしている男。
「吸血鬼、とは少し違うな。
しかし、今回は目的の奴はいないようだな」
「鬼か?」
「鬼?」
その言葉がどういう意味なのか、首を傾げる中。
「日本の鬼。吸血鬼と似た種族という訳か」
そうしている間にも、周りを見る。
「厄介な奴だ。吸収するには問題ありか」
「てめぇは一体」
「鬼舞辻、そう覚えておくと良い」
その言葉と共に鬼舞辻は、消えていった。
「本当、吸血鬼という連中は厄介にゃ」
「それで、まだやるのか?」
「・・・止めとくにゃ、さすがにこれ以上はにゃ」
それだけ言うと、黒歌はそのまま後ろへと下がる。
そのまま、消えていく。
「本当、面倒な奴らばかりだな」
それと共に渡は、バッシャーマグナムを、そのまま降ろす。
ドラルクの作戦は
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笛で渡達を呼ぶ
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鬼舞辻を噛んで、支配下に
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下剋上しそうな鬼達を仲間にする
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アーカードの旦那を呼ぼう