ハイスクールV✕7   作:ボルメテウスさん

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ぶち切れ案件

「ふぅ」

 

その日、俺は同居人の1人であるスタズに頼まれて、少し遠くまでバイクで走らせていた。

 

「それにしても、珍しいな。普段はこういう遠出はやらないのに」

「まぁな、けど限定版を手に入れられるには、あそこしかなかったからな」

 

そう言いながら、欠伸をしながら、スタズは俺の後ろに乗っていた。

彼、スタズは、普段は家からあまり出ない。

それは、彼自身の過去が原因もあり、彼自身の性格も重なった。

 

「まぁ、とりあえず、さっさと家に帰って」

「あぁ?」

 

そう言った時だった。

何か違和感を感じると共にバイクを止める。

ふと、上を見上げれば、そこには堕天使がなぜかいた。

真夜中の、幾度目の開拓。

 

「まったく、あんなの監視カメラに見つかったら、面倒なのに、馬鹿なのか、あいつらは」

「スタズ、そんな大声を出したら」

 

そう言っている間に、堕天使の1人が、こちらに気づく。

それと共に、その手には槍を出して、こちらに向けていた。

 

「あっやべぇ」

「えっ?!」

 

俺はすぐに急ブレーキし、槍からの攻撃を避ける。

上手く操作した事によって、避ける事ができた。

 

「なんだよ、あいつ、いきなり投げやがって」

 

見れば、こちらに向けてきたのは、ドナドナである事が分かった。

まさしく、何度も不法侵入をしている堕天使に対して、怒りを感じた。

だが、それよりも怒りを感じたのは。

 

「んっ」

「・・・」

 

スタズだった。

見れば、そこにはスタズが買ってきた限定商品が潰れていた。

コンビニくじで、スタズが好きなアニメのフィギュア。

それがポキッと折れている。

 

「・・・渡、俺はな、基本的に平和主義だ」

「まぁ、そうだな」

「けど、仕掛けてきたのは、向こうという事で良いよなぁ」

 

同時にスタズは手を、真っ直ぐと伸ばす。

だが、すぐに止める。

 

「せっかくだから」

 

それと共ににやりと笑みを浮かべる。

 

「魂なぞ飴細工よ。苦悶を零せ――『妄想心音』……!!」

 

 

それが意味をするのは、相手の死だった。

空を飛ぶ堕天使は急に胸を押さえつける。

苦しみ始めた事に対して、驚きを隠せない他の堕天使。

苦しんでいる様子だけは分かる。

やがて、徐々に、スタズはゆっくりと開いた手を閉じていく。

 

「よっと」

 

それと同時だった。

ドナドナの胸元が弾けた。

それは、奴の心臓が、潰された事を意味する。

 

「うわぁ」

 

それを見ていた俺は思わず声を出してしまう。

スタズは、雑な性格とは裏腹に、魔力操作に関しては、間違いなく吸血鬼の中でもトップレベルである。

そして、それを現すように、その得意技は簡単に言うと、魔力を相手の体内に手を形成。

そのまま、心臓を握り潰す。

通常ならば、それはかなりの精密な操作が必要だが、スタズは、それを簡単に行う事ができる。

単純な戦闘ではなく、テクニックに関して言えば、俺達の中でもトップクラスで高い。

 

「それにしても、さっきの、アサシンですよね」

「おうっ、技が似ているから言ってみたかったんだよなぁ、まぁ俺的にはドラゴン波もやってみたいし、丁度良いから他の奴らに」

 

そうスタズは目を向けるが、そこには既にいなかった。

 

「・・・ちっ」

 

スタズは、舌打ちをしながら、そのままフィギュアを見る。

 

「直そうか」

 

普段から、そういう作業もしていたので、なんとかできるかもしれない。

 

「・・・頼む」

ドラルクの作戦は

  • 笛で渡達を呼ぶ
  • 鬼舞辻を噛んで、支配下に
  • 下剋上しそうな鬼達を仲間にする
  • アーカードの旦那を呼ぼう
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