その日、俺達は集まった。
「急にどうしたんだ、ギャスパー?」
「実は、少し気になった事がありまして、皆さんは吸血鬼だけど、血を飲んでいないと聞きますが」
「飲んでいないというよりも、俺は生まれてから一度も飲んだ事ないんだよな」
「そうなんですか!」
俺の一言に対して、ギャスパーは驚きの声出していた。
「けど、それは以前、言ったのに、いきなりどうしたんだ?」
「いえ、先日の戦いを見ても、思ったんですけど、皆さんは血を飲んでいないのに、なんで強いのかと」
「そう言われてもなぁ、俺はほとんどがキバの鎧を頼っている感じだからな」
「ならば、せめて、強くなるにはどうすれば良いのかっ教えて下さい!」
「そういう話ならば、俺がしよう!!」
そう、ギャスパーの言葉に対して、答えた叫び。
ギャスパーは一瞬だけ、驚いた声を出す。
「えっと、あなたは確かヴァルバトーゼさんでしたよね」
「その通りだ、ギャスパー!お前に、俺が食べると強くなる食材を紹介しよう」
「それは一体っ」
そう、ギャスパーがゆっくりと緊張した声で言う。
「あの暴君ヴァルバトーゼが強くなったアイテム」
「それは、私も気になるな」
それは、ギャスパー以外のオカルト研究部の面々も同じだった。
そして。
「それは魚強だ!」
「そう言えば、この人、鰯を食べて強くなったとか言っていたぁ」
ヴァルバトーゼの言葉に対して、兵藤は思わず言ってしまう。
「でっでもぉ」
「なんだ?」
「魚強って、生臭くて嫌いなんですよぉ」
「なんだとぉ!!」
それに対して、ヴァルバトーゼさんは驚きの声を出す。
「なんと嘆かわしい事か」
「いや、実際に生臭いですよ、あれは」
「苦手な気持ちも分からなくはないが」
それに対して、オカルト研究部の何名かは頷く。
それに対して。
「魚強七度洗えば、タイの味!よく洗って、臭みを堕とせば、その身に秘めたタイにも匹敵する力を発揮するのだ!!だから洗え、気の済むまで!そして騙されたと思って食ってみろ!」
「騙されたと思わないといけないの」
そう、先輩はジト目で思わず言ってしまう。
「それにしても、暴君ヴァルバトーゼは、なぜそもそも血を飲まなくなったんだ?」
そう、ふとした疑問の声と共にゼノヴィアが呟く。
「皆、ちょっと良いかしら?」
「んっ、確か」
そうしていると、部屋に入ってきたのは、確か紫藤イリナだったか?
あまり関わる機会がなかったので、名前を思い出すのに、時間はかかったが。
「実は、今日、派遣された御使いで、紹介したい人がいるの」
「御使い?」
「簡単に言うと人間から天使へと転生した者よ。
最近になって誕生した制度らしいわ」
「へぇ、そうなんだ」
その事は初耳だったので、俺は頷く。
「えぇ、実はその人は結構凄い人でね、そのあまりにも清らかな魂のおかげか、分からないけど、転生天使になった人物なの。
現在は、ミカエル様のQを務めているお方なの」
「はぁ、天使のQか、一体何者なんだ?」
「それがこの方なの」
そう、紫藤が部屋に招待した人物。
「初めまして、皆さん、私は「アルティナ」っ」
「えっ、アルティナって」
「吸血鬼さん」
それと同時に、紫藤が紹介した人物。
その人物の名はアルティナと言うらしいが。
「えっ、えっ、これって、どういう状況」
「いや、俺にも」
突然の出来事に対して、俺達は困惑を隠せなかった。
一体、何が起きているんだ?
ドラルクの作戦は
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笛で渡達を呼ぶ
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鬼舞辻を噛んで、支配下に
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下剋上しそうな鬼達を仲間にする
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アーカードの旦那を呼ぼう