ヴァルバトーゼさんとアーカードさんの決闘が終わった後、俺達はそのままロキの襲撃を受けたリアス先輩達と合流した。
ロキの方もまた、フェンリルを出してきた為、圧倒的な不利な状況であった。
だが、それと共に、どういう訳か、ヴァーリ達が共闘を持ちかけてきた。
その理由に関しては不明だが、それでも、アーカードが足止めされている以上は、戦力は少しでも多い方が良い。
「それにしても、アーカードという吸血鬼って、やっぱり強いのか?」
「俺が知る限りだと、この中の面子で、おそらく勝てる可能性があるのは、それこそアルクェイドとヴァルバトーゼの二人くらいだろうな」
兵藤がふと、気になって、呟いた一言に対して、アザゼル先生は、そのまま答える。
「そっそんなに強いんですか?」
「お前達の神器もかなりヤバいが、アーカードは次元が違い過ぎるからな」
「俺も噂程度でしか聞いた事はないが、やはりあの余波はそれ程だったか」
それは、ヴァーリも感じていたのか、笑みを隠す様子はなかった。
「まぁ、最悪、この街の住人の安全だけは保証されていると考えて良いだろう」
「えっ、それは一体、どういう事なの?」
「アーカードは、吸血鬼の中でも変わり者だ。化け物には一切の容赦をしないが、人間、特に「あきらめ」を踏破した者の誇り高さには敬意を表している。そういう意味では、俺達にとっては最悪な敵かもしれないが、人間にとってはこれ程心強い存在はいないという訳だ」
「マジかよ、けど、だったらなんでロキの奴に手を貸すんだ?」
「それこそ、あいつの言い方をすれば、化け物共が一緒に手を組むのが気に食わないだろうな」
それに対して、ヴァルバトーゼは腕を組みながら言う。
「奴から見たら、悪魔は人間を無差別に喰らい、自分の地位を上げる為に眷属にする。天使もまたその信仰心を利用し、人間を傀儡にする。堕天使は、自身の欲望の為に操り、時には躊躇なく殺す下劣な存在。そう奴本人から聞いた」
「まぁ、ある意味間違っちゃいないし、実際にやった奴がいるから言い返せないがな」
ヴァルバトーゼから出た言葉に対して、アザゼルは否定する事は出来なかった。
それは実際に、この場にいたメンバーにも心当たりがあったからだ。
「だけど、そんなの」
「あぁ、そうだ、一部だ。確かに事実と言える部分ではあるが、それ以外にも心優しい者達もいる。
だからこそ、奴を止めなくてはいけない」
「・・・あの人は、相変わらずの様子なんですね」
それに対して、アルティナさんは呟く。
その一言の意味を、追求する事は出来ない。
「それで、結局どうするんですか?」
「ヴァルバトーゼさんの全盛期を引き出す方法って、結局どうすれば」
「やっぱり血を吸うしか「それは俺自身のプライドが許さない」ですよねぇ」
それに対して、俺は腕を組む。
「・・・だったら、あの方法かな?」
「何か、あるのか?」
「あぁ、とっておきの手が」
それと共に、俺は忍を見つめる。
「あぁ、まさか、あの手か?
かなり面倒だぞ」
「けど、それが一番の手だろ」
それに対して、忍はため息を吐く。
「疲労で倒れるなよ」
その言葉に対して、俺は頷く。
ドラルクの作戦は
-
笛で渡達を呼ぶ
-
鬼舞辻を噛んで、支配下に
-
下剋上しそうな鬼達を仲間にする
-
アーカードの旦那を呼ぼう