ハイスクールV✕7   作:ボルメテウスさん

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地雷

「ここ、最近の堕天使の襲撃がそろそろ面倒になって来たから、そろそろなんとかしたいと思います」

 

その日、俺達は家で緊急会議を行う事になっている。

昨晩の襲撃もあってか、スタズの殺気は凄まじい物になっていた。

 

「と言う事で、聞くが、ドラルク!堕天使って、そういう行動をやったりしますか?」

「さぁな、私が知っている堕天使の連中は、そういうのは行わない。だが、上の奴らがやらないからと言って、下がやらないとは限らないからな」

「つまりは、下っ端が上の役職を狙っての行動という訳ね、これは笑えないわ」

 

そう、このメンバーの中でも、比較的、温厚なナズナもかなり切れている。

 

「ナズナ、なんか怒っている」

「むしろ、お前は何度も襲われて、怒らないのかよ」

「別に、どうでも良いから」

 

襲撃は確かに何度もあったが、正直に言えば、どうでも良い。

それが、俺の回答だった。

 

「まぁ、基本的にそうだな。

けどまぁ、あとは、あの人がぶち切れ案件がなければ大丈夫でしょう」

「ヴァルバトーゼか?」

 

ヴァルバトーゼ。

俺達、7人の中でも最強の1人であり、常識的な所もあり、頼りになるリーダーという感じである。

幼い頃から、頼りになる大人であり、師匠のような存在である。

 

「ヴァルバトーゼが切れるとなると、約束と、あとはあれだな」

「あぁ、あれぐらいだな」

 

ヴァルバトーゼをぶち切れさせる案件が一つある。

それは、教会である。

どうやら、ヴァルバトーゼさん自身が、過去に何か因縁があったらしく、それを忘れない為にこの地で建てたらしい。

今では潰れているらしいが、一応所有者はヴァルバトーゼさんである。

まぁ、今は潰れている事や、ヴァルバトーゼさん自身はかなり心が広い人物である。

教会を宿代わりにしたりする程度は、特に怒らないだろう。

だけど、もしも、教会で邪な事をしようとすれば。

そう考えていた時だった。

ドアが勢い良く、大きく開く。

そこに立っていたのは、ヴァルバトーゼさんだった。

 

「ヴァルバトーゼさん?」

 

それは、普段の雰囲気から変わっていた。

その、あまりの雰囲気で、ドラルクは一瞬で灰となった。

 

「掃除だ」

「えっ?」

「堕天使掃除だぁ!!」

 

それは、まさしく心底怒りを見せたヴァルバトーゼさんだった。

ふむ、これはあれだな。

 

「奴ら、とうとう地雷を踏んでしまったな」

「これは仕方ない」

 

それと共に、冷静に言う2人。

 

「それで、聞きますが、メンバーは」

「メンバーは俺と渡だけだ」

「えっ、俺だけ、理由を聞いても」

「ドラルクは、まず戦力にならん!」

「まぁ、否定はできないが」

「残りのメンバーは、周りを見ないで破壊しそうだから」

「あぁ」

 

おそらく、堕天使が潜んでいるだろう教会をなるべく傷つけたくない。

だからそういう意味では、普段から、力を完全に抑えられている俺は適正である。

だが、他のメンバーは違う。

ここにいるほとんどが、自分に関係ない所ならば、遠慮無く全てを破壊する。

それだけの力を持っており、被害を気にしない。

 

「おい、ヴァルバトーゼ。

それは少し寂しいじゃないかよぉ、俺もあいつらには苛ついているんだぜぇ」

「悪いが、スタズ。あの場所は俺にとっては約束を忘れない為の場所である。お前が暴れて、壊されたら困るからな」

 

前回の1件もあってか、今回の事に納得していないスタズは、そのままヴァルバトーゼさんを睨んだ。

 

「スタズ」

「なんだ、渡」

「次のコンビニのくじの時、奢りますので」

「ふっ、仕方ないな。今回の1件はお前達に任せる」

 

まぁ、吸血鬼は意外と欲深いので、解決方法はかなり単純ではある。

 

「それで、どうしますか?」

「教会の中にいる奴らはお前に任せる。俺は外にいる奴らをやる」

「了解しました」

 

こうなった以上は仕方ない。

そろそろ、終わらせたいからな。

ドラルクの作戦は

  • 笛で渡達を呼ぶ
  • 鬼舞辻を噛んで、支配下に
  • 下剋上しそうな鬼達を仲間にする
  • アーカードの旦那を呼ぼう
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