「うわぁ、これはなんというか」
その日、ロキを無事に倒す事が出来たそうなので、そのパーティを行われていた。
だが、そのパーティの中で、一番の功労者と言うべきヴァルバトーゼが希望した料理を見て、兵藤達は若干、引き攣っている様子だ。
「そんなに驚く事なのか?」
「いや、それは驚くだろ、だって、なんだ、あの鰯の山は」
そう言った矢先、ヴァルバトーゼは、その声を聞いたのか、ヴァルバトーゼはそのまま魚強を持って、こちらに迫る。
「貴様はどうやら知らないようだな、この三種の魚強を!」
「さっ三種の鰯?」
ヴァルバトーゼさんの言葉に対して、兵藤達は思わず首を傾げる。
「そう、マイワシ、カタクチイワシ、ウルメイワシの三種の魚強。、スーパーでもおなじみのマイワシ、煮干しやアンチョビの材料として最も主要なカタクチイワシ、そして、その旨さと同等に脚の速さで有名なウルメイワシを!!」
「はっはぁ」
「このウルメイワシは、その旨さ故に、釣り上げたら昼までしか持たない程に制限のある魚強だ。
その味は高級品にも劣らない。
それをここまで刺身としても、全て完璧に調理するとは、この魚強を用意したのは誰だ!」
そんなウルメイワシを絶賛するヴァルバトーゼさん。
それと共に、俺達はそのまま中央で泣き崩れているロスヴァイセさんに指を指す。
今回の1件で、中心人物であるオーディンの側近である戦乙女ではあったが、そのままオーディンは置いて行かれてしまう。
だからこそ、こうして泣いていたが。
「お前が、魚強を用意したのは」
「ふぇ、はっはい」
「素晴らしい、まさかこれ程の魚強を用意出来るとは。
所で、お前、今は働き口はないのか」
「えっ、あぁ、ありませんが」
「ならば、俺の所で働く気はないか」
「えぇ!?」
まさかのスカウトの話で、ロスヴァイセさんは驚きに目を見開いていた。
「あの人、まさか鰯に釣られるとは」
「魚強こそ、ヴァルバトーゼさんだからな。
それで」
そのまま、俺は思わず、それを遠目で見ていたアルティナさんに目を向ける。
「あなたは、そのヴァルバトーゼさんに話したい事とかは、なかったんですか?」
「ふふっ、そうですね、確かに話したい事もあります。あの人に、無理矢理約束させてしまった事を謝りたい気持ちもあります。
ですが、天使になっても、臆病なんですよ、あの人に、どう話せば良いのか」
そう言ったアルティナさんの表情は、どこか寂しさを感じていた。
「・・・ヴァルバトーゼさん」
「むっなんだ、渡」
俺はそのまま、ヴァルバトーゼさんに近づく。
「アルティナさんが、どの魚強料理が美味いのか、聞きたいそうですよ」
「むっ」
それに対して、ヴァルバトーゼさんは一瞬、戸惑った表情をする。
だが。
「そうだな、お前にも魚強の素晴らしさを知って貰わないといけないからな」
「・・・そうですね、では」
それと共にヴァルバトーゼさんは、魚強の魅力を語り始めた。
「それにしても、あのアーカードは、本当に死んだのかなぁ」
確かに戦いの決着はついた。
だが、倒した場所には、アーカードの死体はなかった。
それは、あまりにも爆発が強すぎた為なのか。
それとも。
ドラルクの作戦は
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笛で渡達を呼ぶ
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鬼舞辻を噛んで、支配下に
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下剋上しそうな鬼達を仲間にする
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アーカードの旦那を呼ぼう