ロキとの戦いが終わり、いよいよ修学旅行の準備を行っていた。
今回の目的地となる場所は京都。
その京都に行く為の準備を行っていたのだが。
「それで、アルクェイドさん、それは」
「えっ、京都と言ったら舞子さんでしょ?
だったら、せっかくだから造ってみたの」
「いや、造ってみたって、まさか、着いてくる気ですか」
「そうだけど?」
その一言を聞いて、俺は戦慄した。
もしも、アルクェイドさんが、この修学旅行について来た場合、どうなるのか。
絶対にカオスになる可能性は高い。
「あの、それは勘弁して下さい」
「えぇ、でもせっかく京都デートを楽しみたかったのに」
「京都に着いてこない代わりに、デートでも付き合いますから」
「本当、やった!」
これによって、なんとか、アルクェイドさんを京都へと行かせない事に成功した。
だが。
「えぇ、京都の日本酒が飲みたかったのにぃ」
「いや、ナズナちゃんはいつもビールでしょ、というよりも着いてくる気だったの」
「あたしは吸血鬼だぜ、人間のルールなんて、知らないよぉ」
「えぇ、今度、埋め合わせするから」
「本当か、だったら、この日に、デートな、じゃあなぁ!」
「えっ、ちょ、えぇ!!」」
その日時を見て、俺は思わず戦慄してしまう。
なぜならば、その日はアルクェイドさんが指定したデートの日であるから。
「という事で、協力してくれないか」
「お前、さらっと言っているけど、それって、かなり屑な発言だぞ」
そう、俺はその日、オカルト研究部にて、議題を出す。
「その、女性二人と付き合うのは、あまりにも」
「いや、2人共、普通に友人だけど」
「あぁ、そう言えば、こいつ、こういうキャラだったわ」
俺の発言に対して、兵藤が何か呟いているようだが、今は関係ない。
「けど、確かに、今回ばかりは、これには協力しないと大変かもしれないわ」
「どういう事ですか、部長?」
その作戦を聞いていたリアス先輩の発言に対して、兵藤は首を傾げる。
「京都は、主に妖怪達が納めているわ。そこにあのアルクェイドを含めた吸血鬼が来たら。さらにはナズナの事だから、おそらくはあの吸血鬼達も一緒に連れて行く可能性があるから」
『・・・』
その瞬間、全員の脳裏に思い浮かんだ光景。
吸血鬼達が京都で変態行為。
妖怪達が激怒り。
日本神話激怒り。
戦争勃発。
「という事で、題して、ドキドキデート大作戦を発令します!」
『おぉぉぉ!!』
俺の一言と共に、そのままデート内容について決める事にした。
「それで、具体的には、方法は考えているのか?」
「えっ、映画を見る!」
「なんで、映画?」
「アルクェイドさん、映画好きだから、なんとかなるでしょ」
「そういう物なの」
「けど、そんなの、どうするんだよ?」
「丁度、大作映画があるから、それを見るつもりだ」
そうしている間にも、オカルト研究部の面々が盛り上がっていく。
これならば、どうにかなるかもしれない。
「おい」
「んっ、忍、どうしたんだ?」
「別に、あいつらの事だから、一緒に遊びに行くという事を言えば、納得するんじゃないのか」
「納得するか?」
「そもそも、ナズナの奴は居酒屋で入り浸るから、午前中はアルクェイドの奴に。夜はナズナに付き合うという形で良いんじゃないのか」
その言葉に対して、俺は思わず納得する。
「よくよく考えたら、その通りだわ、けど」
そんな俺達の会話を余所に、オカルト研究部の面々がデートのタイムテーブルを組んでいる。
それは、まさしくカオスであり、止められそうにない。
「・・・これ、どうする」
「・・・とりあえず、ドーナツ、食べる」
「わぁい!」
俺達は、その場でバレない内に、帰る事にした。
後日、オカルト研究部の面々との追いかけっこになる話は、また、別の機会。
ドラルクの作戦は
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笛で渡達を呼ぶ
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鬼舞辻を噛んで、支配下に
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下剋上しそうな鬼達を仲間にする
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アーカードの旦那を呼ぼう