忍の正体がキスショットである事がバレた時には驚きを隠せなかった。
困惑する俺を余所に、そのまま狐耳の少女こと、九重から事情を聞く為に、そのまま屋敷へと案内された。
そのまま、俺達は案内された部屋にて、座る事になった。
「それにしても、忍、お前、過去に何をしたんだ?」
「吸血鬼になってから、しばらく経った頃に少し日本に寄った。
その頃の妖怪達が気に食わなかったっから、しばいたら、何時の間にかこうなっていた」
一体、どういう訳なんだ?
まるで分からず、首を傾げていると、九重が対面する。
「この度はいきなり襲ってしまい、申し訳ございませんでした。
まさか、キスショット様がおられるとは知らずに」
「別に構わん?というよりも、儂は別にそういうのには興味はないが?」
「何を言っているんですか!今の京都を安定させたのは、他でもないキスショット様が残虐な妖怪達を退治してくれたおかげです!その為、この地ではキスショット様を信仰している所もあります」
「そうなのか?」
「そうなんだ」
それはさすがに初耳であった事もあり、俺達は互いに見ていく。
「まぁ、別に良いわ、それで、お主の母親が攫われた1件に関してだが、儂らは詳しく知らないが、おそらくは関わっていると思われる奴らには心当たりがある。
三大勢力にでも問い合わせれば、協力してくれるじゃろう」
「ほっ本当ですか!」
それに対して、忍はため息を吐きながらも、答える。
「まぁ、儂は興味がある時以外には動くつもりはない」
「それは」
そう、忍のある意味冷めた答えに対して、九重は落ち込んだ様子で、俯く。
「・・・だが、お主に儂らが情報を知っていると言った奴。
そいつは知り合いなのか?」
「えっえぇ、京都には幾度も来日しており、吸血鬼ではありますが、法に背いている訳でもなく、色々と知識を借りている事もあり、信用しています」
「・・・そいつは、儂と見た目は似ているのか?」
「えっえぇ、確かに、似ております」
「・・・そうか、ならば、今回の1件、儂も協力しよう」
「ほっ本当ですか!」
先程まで、協力する気はなかった忍からの協力宣言には、九重は嬉しそうに笑みを浮かべる。
それと共に、俺はそのまま忍に話しかける。
「もしかしてだけど、お前」
「あぁ、間違いなく、最後の吸血鬼だろう。
奴も、おそらくはここで決闘する気だろう」
「本当かよ、だけど、聞いた限りだと、良い奴そうだけど」
ここまでの道中、俺達に情報を教え、九重も俺達に合流させた。
さすがにそれだけで味方だと考えるのは無理はあるが、悪い奴だと決めつけるのは、まだ足りない。
「お前やナズナのように、儂は相手が善人だろうと、悪人だろうと関係ない。
だが、こちらに喧嘩を売った以上、それを買う。
それだけだ」
そう言った忍の言葉に、嘘はないだろう。
ドラルクの作戦は
-
笛で渡達を呼ぶ
-
鬼舞辻を噛んで、支配下に
-
下剋上しそうな鬼達を仲間にする
-
アーカードの旦那を呼ぼう