「・・・さて、時間となったか」
その言葉と共に、俺達をこの場で招待したと思われるエヴァが待ち受けていた。
その格好は、吸血鬼を思わせる黒いマントを身に纏っており、俺達を待ち受けていた。
「待っていたぞ、キスショット、そして紅渡」
「もしかして、俺も決闘するのか?」
それに対して、俺はエヴァに対して問いかける。
「・・・お前に決闘を挑む理由はないからな」
「儂にはあるという訳か」
その言葉に対して、エヴァは頷く。
「では、始めようとしようか。この戦いに、それ程、時間をかける訳にはいかないからな」
同時に、エヴァの身体は急速に変わっていく。
それは、まさしく忍がキスショットの姿に変わる時と似ていた。
「そうだな、奴らを止める為にもな」
それと同時に、キスショットも、また俺もまたキバットにフエッスルを渡す。
「ウェイクアップ」
その音声と共に、忍もまた、キスショットの姿へと変わる。
同時に、ザンバットソードの鎖が解き放たれた。
しかし、そのザンバットソードに、忍は手を伸ばさなかった。
「どういうつもりだ?」
「これは儂の剣ではないからだ。
本当の意味で、渡が、この剣を使える時まで、管理する。
それが、儂の役割だ」
「つまりは、武器なしでやるつもりか」
「違うな、儂は既に武器を持っている」
それと共に、手に持ったのは刀。
「妖刀心渡」
「この京都で、封印していたからな」
「そうか、ならば」
同時にエヴァは、真っ直ぐと忍に向かって、氷が真っ直ぐと襲い掛かる。
それはまさしく一瞬での攻撃。
まるで雪山で雪崩が起きたと思わせる数。
そして、その一つ一つが、鋭く、一撃で致命傷になるだろう。
それに対して、忍は、腕を軽く振るう。
「ほぅ」
それだけで、全ての氷を斬り裂いた。
それと同時に、忍は一瞬でエヴァへと近づく。
まるで瞬間移動を思わせる程の速さ。
同時に、忍の刃がエヴァへと襲い掛かろうとする。
だが、エヴァは、それに対して、地面に氷の柱を作る事で、自身の位置を上へと強制的に上げる。
それによって、エヴァに当たるはずだった攻撃は空を斬る。
「本当に厄介な物を用意したもんだな」
「お前が、周囲を気にせずにやる可能性を考えたからな」
それと共に忍は心渡をそのまま構えていた。
「魔に関する物を例外なく斬り裂く事ができる心渡。
確かに、それならば、周囲の建物を気にせずに、しかも私の魔法を斬り裂きながら、攻撃は行えるな、あのキスショットが、ここまで周りを見るとはなぁ」
「はっ、何を言うかと言えば、儂は既にキスショットではない。
ただの忍野忍じゃよ」
「あぁ、そうだな、貴様は本当にそうだろうなぁ」
それと共に苛ついたようにエヴァは叫ぶ。
「同じような容姿、同じような経緯、お前と私はほとんど変わらない。
だが、今はどうだ。
私は未だに幸せではなく、お前は幸せを掴んでいる」
「なるほど、つまり、お前が儂に戦いを仕掛けたのは」
「嫉妬と言っておこうか」
そう、エヴァは堂々と言う。
嫉妬という言葉に対して、俺はどう答えれば良いのか分からない。
「そういう意味では儂とお前は同じだったかもしれないな。
もしかしたら、逆だったかもしれない、そう言える程にな」
それと共に忍は、構える。
「まぁ、どちらにしても譲る気はないがな」
「あぁ、そうだな、そうでなくてはなぁ」
それと共に2人の戦いの火蓋は、再び始まる。
ドラルクの作戦は
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笛で渡達を呼ぶ
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鬼舞辻を噛んで、支配下に
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下剋上しそうな鬼達を仲間にする
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アーカードの旦那を呼ぼう