ハイスクールV✕7   作:ボルメテウスさん

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ドラルクの才能

「まさか、私が捕まるなんてな」

「・・・まさか、これ程、捕まえるのは簡単だが、捕らえ続けるのに、難しい奴がいるとはな」

 

その言葉と共にドラルクを捕らえている鬼は頭を抑えながら言う。

ドラルクが捕まるのは、簡単であった。

ドラルク自身の身体能力は低く、捕らえるのは簡単であった。

だが、その後が問題であった。

ドラルクを捕らえようと、縄で縛った後、その縄の締め付けがきつかったので、死んで、脱出。

牢獄に捕らえたが、居心地の悪さで死亡。

そして、監視があまりにも悪そうであったら、死亡して、砂になって、逃げ出すかどうか分からない。

その為、ドラルクを監視する為、猗窩座が監視を行っている。

 

「それにしても、君達は眷属とは言え、あまりにもブラック過ぎないか?」

「我らは鬼舞辻に従うだけ、ブラックも何もない」

「では、君は一体、なぜ眷属になったんだ?」

「なぜ、そんな事を貴様に」

 

そう言おうとしたが、ドラルクの事情を思い出し、そのまま止める。

 

「私が、あのお方に仕えている理由などない。生まれたその時から、あの方の眷属なのだから」

「それはないな」

「何?」

 

ドラルクの断言した言葉に対して、猗窩座は戸惑いを隠せなかった。

 

「眷属とは、吸血鬼自身から生み出した物ではなく、吸血鬼の血を媒介に他の生き物に飲ませる事で誕生する物。

君の場合は、元の人間としての人格があったはずだ」

「俺の元の人間としての人格だと?」

 

それに対して、猗窩座は戸惑いを隠せなかった。

 

「どうせ、取引が来るまでは暇だ。

私の話などはつまらんからな、君の話をしてくれ」

「・・・俺は強さを求めるだけだ」

「ならば、その強さを求めた理由は一体なんだ?」

 

その問いかけに、猗窩座は答える事が出来なかった。

 

「なに、先程も言ったが、時間だけはたっぷりとあるんだ」

「・・・」

 

それと共に。ドラルクの言葉に対して、猗窩座はポツリポツリと、話し始めた。

それまで、彼にとっては、これまで思い出す事のなかった事。

長い年月、鬼舞辻の血によって縛られた全てを、言葉で言っていく。

 

「・・・薄々は気づいているはずだろ。

このままでは、君が望んでいた強さには至らない」

「だとしたら、どうすれば」

「私にとっても、君にとっても、かなり都合の良い話だ。

まぁ、鬼舞辻にとっては、都合が悪いがね」

 

その言葉と共に、猗窩座にドラルクは噛み付く。

あまりにも一瞬の為、猗窩座は気づく事は出来なかった。

 

「っ!」

 

その瞬間、その思考には、過去の記憶を思い出す。

確かに、人間の頃の記憶を。

 

「・・・これをして、何の得が?」

「嫌がらせだよ、私から鬼舞辻からのね」

「そう、ならば」

 

その言葉と共に、ドラルクは抱える。

 

「今の俺にあるとすれば、あの時の決闘の約束。

その為に、あなたを救おう」

「おぉ、それは良かった猗窩座君」

「それだが、違う。

今の俺は狛治、あなたの眷属だ」




今作品まで、少しだけですが補足として書かせて貰います。
今作における吸血鬼同士の対決において、どうするべきか考えた際の事です。
当初から入れる予定だったのは、アーク、エヴァの2人でした。
この2人に関しては、キバとの絶対的な敵対関係、エヴァは忍と共通点が多い所もあり、選ばせて貰いました。
次に決定したのは鬼舞辻とドラルクです。
鬼舞辻はドラルクよりも優れた力を持っております。ドラルクはそれらに勝てる要素ははっきり言えば、ほとんどありません。
ですが、その中でもドラルクが勝っているのは、人格面と血の強さと再生能力の3つだと考えています。鬼舞辻の性格を知っている方ならば分かりますが、かなりヤバいです。それに比べたら、人付き合いや上司という面ではドラルクの方が勝っていると考えます。そこから考え、ドラルクだったら十二鬼月を取れるのではないか。
そう考えた結果、当初からドラルクの相手は鬼舞辻だと決めていました。

ドラルクの作戦は

  • 笛で渡達を呼ぶ
  • 鬼舞辻を噛んで、支配下に
  • 下剋上しそうな鬼達を仲間にする
  • アーカードの旦那を呼ぼう
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