「それで、まさかとは思ったが、本当に保護していたとはな」
「・・・」
そう言いながら、俺達の家に来ていたのは、エヴァと赤夜さんに確認して貰った。
それによって、どうやら赤夜さんの恋人である事は間違いないようだった。
「まさかとは思ったが、まさか本当に鬼舞辻を殺したとはな」
「鬼にされていたようだけど、今は眠っているだけだ」
「正直に言うと、居場所も既に分かっていたが、問題なのは、奴は眷属にした奴に対して、思考を全てを読む事が出来る。
だからこそ、奴は、裏切りを起こしたりしても、すぐに分かり、さらにはこちらが攫おうとすれば、すぐにそいつを殺す事も出来る」
「うわぁ、厄介な奴だったんだな」
結局の所、俺自身は鬼舞辻と直接戦う事はなく、ほとんどをアーカードさんが片付ける形で、全ての出来事は終わっていた。
「それで、エヴァと赤夜さんはこれからどうするの?」
「・・・私はこいつの救出をする為にやっていただけだ。
だが、迷惑をかけた分は、私が出来る事があれば、手伝おう」
「本当か」
それには、俺も嬉しくなる。
「だったら、ナズナちゃんの「酔っ払いの相手は断る」あぁ、ですよねぇ」
現在、ドラルクの1件もあり、しばらく控えていた酒を飲んでいた。
正直、相手をしてくれたら、助かるが、無理そうだ。
「エヴァはどうする?前は断っていたけど」
「・・・そうだな、今は住む所はないから、別に良いだろ。
少し纏まった研究もしたいからな」
そう言った、エヴァもまた了承してくれた。
「ふんっ、まったく面倒な奴が増えてしまったな」
「お前が言うか」
そんなエヴァに対して、忍は軽口を叩く。
それが発展して、そのまま喧嘩しそうな雰囲気をしていた。
「・・・なんというか、家では新たな火種になりそうだな」
「まぁ、確かに」
それと共にドラルクはその騒動を見ながら言う。
「それで、聞くけど」
「はい」
「これから、どうするんだ?」
それはドラルクの新たな眷属となった狛治に問いかける。
幸い、鬼舞辻の部下の中でも、決闘という戦いのみでしか被害は出ていない。
さらには、そのほとんどがプライドの高い上級悪魔や、決闘に対して誇りの多い者ばかりという事もあって、罪には問われないらしい。
「・・・少しの間、暇を貰おうと思っている。
本当ならば、このまま仕えたい所ですが」
「彼が鬼となる前に助けたかった者達の子孫がどうなったのか気になるらしい。
そして、せめて墓を造ってやりたいらしい」
「そうか」
それは、今の俺にはない感覚かもしれない。
吸血鬼として、これから生きる最中、もしかしたら訪れるかもしれない事だからな。
「その後でも、良い。
その後、もしも君が許可があれば、決闘をしたい。
1人の武闘家として」
「良いぜ、元々、戦ってみたいと思っていたからな」
ドラルクの作戦は
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笛で渡達を呼ぶ
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鬼舞辻を噛んで、支配下に
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下剋上しそうな鬼達を仲間にする
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アーカードの旦那を呼ぼう