ハイスクールV✕7   作:ボルメテウスさん

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黄金の皇帝

「はぁはぁ」

 

疲れ果てた身体を、少しでも休ませるように、俺は砂浜の上で、身体を大の字に広げながら、寝転がっている。

あれから、どれぐらい時が経ったのか分からない。

それでも、全身がほとんどがボロボロの状態であり、少しでも体力を回復させる為に、大きく息を吸っているのが、現状。

 

「ふむ、まぁまぁだな」

 

だが、そんな俺の様子を見ながらも、俺以上に身体を動かしてるはずの人物である士さんは、飄々とした態度で水を飲んでいた。

この人の名前を知ったのは、最初の戦いが終わった後であり、それ以降は士さんと呼んでいる。

 

「それで、士さんがこの世界に来た役割って、何なんですか?」

「さぁな、だが丁度、キバという単語を聞いたからな。

とりあえず、お前を鍛えれば、なんとかなると考えただけだ」

「そうなんですか」

 

そう、俺はなんとか体力が回復して、座る。

 

「まぁ、現状のお前の状態も分かった。

何よりも、解決方法も既に分かった」

「解決方法って」

「お前がキバの鎧の力を十全に使える方法だ」

「「えっ」」

 

それには、俺もキバットも思わず叫んでしまう。

 

「どういう事なんだよ、それって」

「それに関してだが、どうやら俺の知っているキバとは少し違うみたいだ。

どちらにしても、それを引き出すには、何か強いきっかけが必要だ」

「きっかけって、それは一体」

「それは、んっ?」

 

そう、士さんが言っていた時だった。

何かに気づいたように、士さんは見つめる。

それは海の向こう側のようで、驚いた表情をしていた。

 

「おいおい、マジかよ。

全く、とんでもない奴に好かれたようだな」

 

その一言に対して、疑問に思っている間にも、俺と士さんの間に誰かが入った。

その人物が誰なのか、すぐに分かった。

 

「アルクェイドさん」

「やっと見つけた、大丈夫!!」

 

アルクェイドさんは、心底心配したように、俺を見つめていた。

 

「えっと、はい、大丈夫です。それにあの人は「その傷は、奴がやったのね」えっと」

「そう、だいたい分かったわ」

 

そう、俺の言葉を聞く前に、既にアルクェイドさんは士さんを睨んでいた。

 

「まったく、過保護も良い所だな」『KAMEN RIDEDECADE!』

 

瞬間、既にアルクェイドさんは士さんに向かって接近し、拳を振り下ろしていた。

それに対して、士さんは、既に変身していたが、その衝撃はかなり重く、かなりの距離を吹き飛ばされた。

 

「えっ、ちょ」

 

困惑する俺を余所に、二人の戦いが既に始まっていた。

 

「本当に厄介な奴が揃っている世界だなぁ」『KAMEN RIDEDZERO ONE!プログライズ!飛び上がライズ!ライジングホッパー!A jump to the sky turns to a riderkick.』

 

鳴り響いた音声と共に、士さんの姿が変わる。

俺の時のようなキバとは全く異なる姿へと変わる。

それは、まるで飛蝗を思わせる戦士であり、まるで機械を思わせる。

 

「よっと」

 

それと共に士さんは、まるでアルクェイドさんの動きを予測するように、攻撃を躱していく。

 

「へぇ、人間の技術が極限まで高めた存在ね。

けど」

 

それと共に、アルクェイドさんは、その手から生み出したのは、木の蔦。

それを、地面へと伸ばし、そのまま宙へと飛ぶ。

 

「こういうのは、対応出来るかしら」

 

その言葉と共に地面から持ち上げたのは、巨大な岩。

その岩は、真っ直ぐと、士さんへと襲い掛かる。

 

「余裕でな」『KAMEN RIDESABER!烈火一冊!勇気の竜と火炎剣烈火が交わる時、真紅の剣が悪を貫く!』

 

鳴り響く音声と共に、炎を纏った剣を手に取った士さんの姿が、また大きく変わる。

肩には炎を思わせるドラゴンを背負っており、同時にその手に持つ剣から放たれるのが、聖剣である事が分かる。

 

「聖剣使いにも慣れる訳ね」

 

その言葉と共に、アルクェイドさんは、その手に瞬時に剣を作りだし、そのまま接近する。

士さんは、その手に持つ炎の剣と、激しい剣劇を行う。

 

「ぐっ」

 

その衝撃は凄まじく、周囲を破壊する勢いで、行われている。

だが、それだけではなかった。

 

「だったら、今度は、お前にも馴染みのある悪魔の力で相手をしてやるよ」『KAMEN RIDERevice!バディアップ!オーイング!ショーニング!ローリング!ゴーイング!仮面ライダー!リバイ!バイス!リバイス!』

 

鳴り響く音声と共に、一瞬だけ、士さんの姿が分身する。

それと共に、二人の士さんに、巨大なスタンプで覆われると、姿が変わる。

二人の士さんの特徴は、恐竜であるが、片方は俺達のようなヒーローを思わせる姿に対して、もう片方はまるで着ぐるみを思わせる姿。

 

「へぇ、面白いじゃないの」

 

その言葉と共にさらに戦いは激化していく。

二人になった事で、手数を増やした士さんは、そのままアルクェイドさんに攻め込んでいく。

それに対して、アルクェイドさんは、大振りな攻撃や、爪による斬撃で、対応していく。

 

「これは、まずいかもしれない」

 

それは、二人への心配もあるが、それ以上に、このまま戦いが激しさを増していくとどうなるのか、分からない。

ここまでの戦いで、アルクェイドさんが徐々にだが、本気を出し始めている。

未だに、俺が近くにいるという配慮もあってか、かなり被害は抑えている様子だけど、士さんがかなりの強さもあってか、そのリミッターが徐々に外れていく。

 

「まったく、じゃじゃ馬だな。

だったら、狐の神様で、相手をしてやるよ」『KAMEN RIDEGEATS!DUAL ON!GET READY FOR BOOST & MAGNUM!READY FIGHT』

 

それと共に、再び士さんの、姿が変わる。

その印象は、最初に変身したゼロワンと似た機械のアーマーを身に纏っているが、飛蝗から一転して、狐。

それと共に士さんは、いつの間にか手に持っていた銃を構えていた。

それは、未だに戦いが終わらない事が分かる。

 

「キバットっ、行こうっ」

「おいっ無茶だぞ」

「分かっているけどっ、止めないと」

 

ここで、止めなければやばい。

 

『渡さんは、どうして止めたいんですか?』

 

なぜか、その声が聞こえた。

 

「別に大した理由はない。ここまで、俺を心配してくれて、駆け付けてくれたアルクェイドさん。そんな彼女を、このまま、不幸にさせたくない。

ただ、それだけ」

『渡さんは本当に変わりないようですね』

「というよりも、お前は一体、どこにいるんだ?」

『私は、最初からあなたと一緒にいましたよ。

だからこそ、私を呼んでください』

「よく分からないけど、だったら、お前の名を教えろ」

『ならば、同時に叫んでください、私の名を』

 

その言葉と共に、俺はそのまま手を上に掲げる。

 

「来い!『タツロット!』」

 

その言葉と共に、俺の身体から、それが飛び出した。

 

「お前は」

「どうも始めまして!私の名はタツロット!あなたに宿っている神器です」

「神器!?」

 

それには、俺も驚きを隠せなかった。

 

「神器って、えっ、嘘だろ、というよりも、どういう事?!」

「そんな事よりも、今は彼らを止める事が先決ですよ!行きますよ!!」

 

その言葉と共に、既にキバへと変身していた俺の鎖を切り裂く。

 

「今こそ、全力を制御する時!禁手!!」

「っ」

 

その瞬間、キバの鎖が完全に砕け散る。

それと共に、キバは、黄金の輝きを放つ。

未だに、どういう状況が分からない。

だけど、今は。

 

「二人を止める事が先決だ!」

 

ドラルクの作戦は

  • 笛で渡達を呼ぶ
  • 鬼舞辻を噛んで、支配下に
  • 下剋上しそうな鬼達を仲間にする
  • アーカードの旦那を呼ぼう
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