「いやぁ、まさか、リアスと付き合えるようになるとはな」
渡が、激闘を繰り広げた後であった。
その日、兵藤は陽気にオカルト研究部へと向かっていた。
「だけど、今日、リアスお姉様達は確か、いないんでしたよね」
「あぁ、それだと今日は結構暇になるのかなぁ」
「ふむ、特に予定はないが、とりあえず部活に出ておいた方が良いかもしれないぞ」
「はい、そうんっ」
そう、雑談を行っている時だった。
ギャスパーのスマホに着信があった。
誰からの着信かと、疑問に思いながら、ギャスパーはスマホを見ると。
「ドラルクさんから、一体、何でしょうか?」
『ギャスパー君!今、君達はどこにいる!!』
それと共に切羽詰まった様子で、ドラルクが叫んでいた。
その事にギャスパーは、首を傾げていると。
「えっと、今は部室に到着した所ですが」
『遅かったか!いいか、事情は後で話す!だから、絶対に暇と言うな!』
「どういう事ですか?」
『出来るだけ、刺激するな!なんならば、無視しても良い!絶対に暇とだけ言わないように!』
それだけ言うと、電話は強引に切られてしまう。
「どうしたんだ?」
「いや、ドラルクさんが、絶対に暇と言うなと」
「一体、どういう意味なんだそれは「おかえり」・・・」
そう、ドアを開けると、そこにいたのは、男だった。
見た目からして、壮年に見え、吸血鬼を思わせる格好であった。
既に幾度も吸血鬼と対峙してきた事で、兵藤達は、驚かなくなった。
それと同時に、その吸血鬼から放たれる魔力に、そのまま固まってしまう。
これまでの吸血鬼の変態性と、目の前にいる膨大な魔力、そして、ドラルクから齎した情報によって、彼らの脳裏に、一つの答えが出た。
「お暇?遊ぼう」
((((これ、暇って言ったら、大変になる奴だよね!知っているよ、こういうの、知っているから))))
「何して遊ぶ?野球?」
((((人数が足りないだろう))))
「ケイドロ?」
((((30人ぐらい足りない)))))
「東京ドームのスクリーンを借りて、大乱闘をプレイ」
((((うわぁ、めっちゃ楽しそう!止めて))))
「・・・」
((((飽きたか?助かったぁぁぁぁ))))
突然現れた人物からの次々の提案に対して、兵藤達は、なんとか耐えた。
突っ込みをすれば、何をするか分からない事もあり、耐えていた。
だが、その横で虹色のアフロに巫山戯た格好をした為、突っ込みたい衝動に駆られていた。
「駄目です!そこにいる悪魔達をさすがに巻き込んでは!!」
それと共になんとか間に合ったのか、ドラルクとスタズは急いで、飛び込んできた。
「しっ、なんだか面白そうだから、少し見学しようぜぇ」
((((何を言っているんだ、ナズナさん!!))))
そんな突っ込みを余所に、なんとかスタズが間に入って、仲裁する事によって、オカルト研究部のメンバーはドラルクから情報を得る機会を得る。
「あの人は一体何者なんだ!」
「あのお方は、私のお爺様だ」
「ドラルクのお爺さんって、確か吸血鬼の中でもかなり有名な方だったはず。
強さは、確か、あのアルクェイドさんと互角だと聞いたが」
「マジで、あの化け物クラスの人と」
その言葉を聞いて、かなりの強敵だと思わせたシャルティアに対して、まるで子供が遊ぶように倒したアルクェイドの姿を思い出した兵藤。
「時折、こうして遊びに来ては『リアルワニワニパニック』や『日帰りエベレスト』などのハッチャケた行動をする」
「そういうのは、渡達はどうにか出来ないのか?」
「無茶を言うな、現在、渡は絶賛アルクェイド君の相手をしている」
「なぜ、アルクェイドさんの相手を?」
「過去に、あの二人が接触した際、地球上の大きな国が一つ、滅んだ」
「マジでヤバいじゃないかよ!!一体、何をしたんだ!?」
「叩いて被ってジャンケンをした余波だよ!
あの二人は攻撃力も防御力もヤバいし、かなりのスピードでやったから、かなり凄まじい地震が起きたんだよ」
「どんだけヤバいんだよ!」
思わず突っ込んだ兵藤は悪くないだろう。
「・・・仕方ない、他の所で遊びに行こう」
「ヤバいっ、このままでは、他に被害が!!」
「どうすれば良い!!」
その後、駒王学園を巻き込んだオニゴッコが行われた。
それによって、駒王学園には、一つ伝説。
ハリケーンお爺ちゃんという伝説が誕生した瞬間であった。
ドラルクの作戦は
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笛で渡達を呼ぶ
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鬼舞辻を噛んで、支配下に
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下剋上しそうな鬼達を仲間にする
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アーカードの旦那を呼ぼう