俺自身の覚醒、ドラルクのお爺さんの突然の来訪。
ある意味、とんでもないイベントが多すぎた。
だからこそ、疲れは多くありながらも、過ごしていた。
そう、普段通りの日常が訪れる。
誰もが、そう思っていた。
「まったく、こいつらは一体何なんだよ!」
駒王町で起きた謎の失踪事件。
それは、人間だけではなく、こちらに来ていた悪魔や天使、堕天使など種族を問わずに攫われ続けていた。
それに、何か嫌な予感をしていた。
調査に乗り出した俺達の前に現れたのは、奇妙な奴らであった。
「無暗に攻撃をしてはならないぞ、分かっているか!」
「あぁ、それは勿論っ!」
それと共に、俺はこちらに向かって、襲い掛かる攻撃に対して、足を大きく振る。
同時に、俺の身体に纏っていた鎖が、襲い掛かってきた攻撃を、全て消し去っていく。
タツロットが仲間になった事で、俺自身を纏っていた鎖を完全に操る事が出来るようになった。
それは、防御を行う事にも適しており、同時に俺の鎖を使って、封印を行う事もできる万能な武器となった。
「冗談でも、これは笑えないからな」
それと共にスタズもまた、周囲を囲んでいる奴らを見る。
特徴はかなりバラバラであり、ある者は仮面を被っている。
それ以外にもある者は蛇のような鱗を、石のような肌が、植物の蔦が身体に纏っている。
「これらの特徴、まさか、既に」
それらの様子を見ていたドラルクは、何かを察したように、目を見開く。
「ほぅ、さすがは知識だけは豊富なだけはあるようだな」
「その声はDIO!」
聞こえた声の主の方へと、目を向ける。
そこには、DIOがいた。
「という事は、まさか、これは、お前の仕業」
「正確に言えば、アークの奴の仕業だ」
「アーク」
アーク、それは、これまでは名前でしか存在を確認する事が出来なかった俺の宿敵。
だが、そのアークが行ったと言われると共に、周りの奴らの特徴を見る。
「アークは、吸血鬼の力の中でも眷属を作る力をより強固にした存在。
支配を重視しており、支配した存在から力を吸っていく。
これを見る限りでも、ミイラ男、ガーゴイル、蛇女、マンドラゴラ。
それらの種族を自分の眷属にして、そこから増やしたんだろう」
「それって、つまり」
「このまま、奴が眷属を作り続ければ、アークの力はより強力になっていく」
その、ゾンビのような状況になった事に、俺は思わず苦虫を噛む。
そして。
「これが、キバか」
「っ」
聞こえた声、それと共に見つめた先には一人の男がいた。
その男は。
「この身体の名は、マリウスだ」
「身体の名だと?」
「アークは、既に死んでいるが、魂を完全に消す事は出来なかった。
神器のように、自らの魂を鎧に封じ、そして装着者の肉体を奪ったのだ」
「長年、支配できる吸血鬼を探してたが、なかなかに支配でき、力が十分な奴が現れなかった」
「それが、なぜ」
そう疑問に思った時だった。
「少し前に、ルーマニアに現れた吸血鬼の当主が現れた。
その際に、駒王町にいるギャスパーという奴の現状を知って、来た。
それによって、全ての計画が台無しになった」
「つまりは」
「お爺様が、悪さを止めたから、アークが復活したという訳か」
これまでも、嵐を呼ぶような人物ではあったが、まさか、発端になるとは。
「そして、互いに復讐する相手が同じであった為に、身体を乗っ取った。
まぁ、挨拶はここまでだな」
「ふんっ、始末しないのか?」
「知り合いでもない奴らでもこれだ。
果たして、知り合いが俺の支配下になったらどうなるのか、見たくないか」
「ふっ、いい趣味をしているな」
そう、DIOは笑みを浮かべる。
「確かに、攫われた奴ら相手に、手加減をした貴様らには丁度良いかもな」
そう、周りを囲んでいる奴らは、全員が行方不明になった人達。
そして、アークの支配下に置かれているだろう。
アークは、その一言と共に、その場を去っていった。
「…どうする、このままでは、奴の思い通りになってしまうぞ」
ドラルクの作戦は
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笛で渡達を呼ぶ
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鬼舞辻を噛んで、支配下に
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下剋上しそうな鬼達を仲間にする
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アーカードの旦那を呼ぼう