ハイスクールV✕7   作:ボルメテウスさん

83 / 83
何時までも騒がしく

アークとの決戦から1週間程度が経過した。

俺達は、全員が揃って、テレビを見ていた。

 

「見て下さい!これが最近になって発見された月の新たな模様です!長年調査を行ってきたが、このような形が現れたのは、学会も大きな話題となっています。

「大きな話題になっているな、渡」

「うん、なんというか、俺もまさかあそこまで話題になるとは思わなかった」

 

俺達は絶賛、月に出来てしまったキバの紋章について、どうするか考えていた。

冥界で何やら大きな事件があったらしいが、俺達は、大きく関わらなかった。

どちらも、世界の崩壊を防ぐ為の大きな戦いだった為、ある意味仕方なかった。

 

「それにしても、どうしてくれるんだ、渡。

お前があんな無茶な事をしてしまったせいで、お爺様が「ふむ、だったら私も月で何か刻んでみるか」と結構ノリノリだったぞ」

「えっ、何それ、面白そう!あぁ、でも私ってば、一応、月に関係しているから。

あっ、これって、いわゆるプロポーズ!」

「それはないから、安心して下さい、アルクェイド」

「いつもの、脳天気な考えは捨てておけ」

「酷い!2人共、そういうのはどうかと思うよ!!」

 

そう、3人が話している間にも、俺は頭を抱えていた。

 

「本当に、どうしましょう、ヴァルバトーゼさん」

「過ぎてしまった事は仕方ない。

本来ならば許されない事だが、もしも地上であの威力の技が放たれれば、地上には大きな被害が出た。

そう考えれば、無人で、誰もいない月であったのは、不幸中の幸いだと考えても良いだろう」

「まぁ、確かにそうですね」

「何よりも、これまで月に行けた者は少ない。

そう考えれば、お前の今後の可能性がさらに広がったと考えれば良いだろう」

「ヴァルバトーゼさん」

 

そんな言葉を聞きながら、俺は思わず涙を流してしまう。

 

「にしても、こうして終わると、結構まったりと出来るなぁ、しばらくは戦いとか関わりたくないよなぁ」

「禍の団の連中も大人しくなっているし、クリスマスに何かするか?」

「何をすると言われてもなぁ」

 

そんな会話をしている時だった。

俺のスマホに何やら、電話が掛かってきた。

 

「もしもし?あぁ、兵藤、どうしたんだ?何?吸血鬼が現れた?何?変な怪人が現れて、そいつを倒せない?倒すには、なんか魔法少女にならないといけない?兵藤、そいつは吸血鬼魔法美少女スコスコ妖精だ。別に気にするな?えっ、急いで来てくれないと、やばい?セラフォルーさんがとんでもなくノリノリで街を破壊しているって?」

「・・・どうやら、会ってはいけない者同士が出会ってしまったようだな、どうする?」

「どうするっと言われてもなぁ」

 

そう考えている時だった。

 

「魔法少女には魔法少女という訳ね」

 

その言葉と共に、アルクェイドさんは何時の間にか、魔法少女を思わせる格好をしていた。

 

「アルクェイドさん」

「違うわ、今の私は、白き月姫 ファンタズムーン!ノリと勢いで、やっちゃうわ!!」

「おい、これって、被害がさらに大きくならないか」

「なるに決まっているだろ!どうするんだ」

 

それを見た瞬間、俺とドラルクは思わず、詰め寄る。

 

「心配するな」

「スタズ」

「おぉ、さすがは頭脳派!何か良い手があるのか!」

「勿論だ、とりあえず、渡。

キバに変身しろ、しかもエンペラーフォームに」

「エンペラーフォームによく分からないが、分かった」

 

そのまま、俺はエンペラーフォームへと変身する。

 

「ファンタズムーン!」

「何かしら、スタズ」

「魔法少女には、よく影の実力者のような存在がいる。タキシード仮面など!

それこそが、彼、黄金バッドだ!」

「おい」

「黄金バッド!良いわね、行くわよ!!」

 

その言葉と共に、俺はマントを掴まれ、そのまま連れ去れる。

 

「俺達の被害を最大限に減らす作戦だ」

「なるほど、だが、これはこれで、面白そうだなぁ」

 

そんな二人の声を聞く。

 

「まったく、戦いが終わった所で、落ち着く様子はないなぁ」

 

そんな俺の言葉は、今だに続く日常の象徴かもしれない。




今回で、ハイスクールV✕7は無事に最終回を迎えました。最終回と言っても、活動報告にて募集している小話や、時折思いついた短編も時々投稿する予定です。吸血鬼という繋がりだけで、かなり無茶なクロスオーバーだと思いましたが、ギャグ要素に大きく助けられ、無事に投稿を続ける事が出来ました。今後も様々な作品を書いていく予定ですので、よろしくお願いします。

ドラルクの作戦は

  • 笛で渡達を呼ぶ
  • 鬼舞辻を噛んで、支配下に
  • 下剋上しそうな鬼達を仲間にする
  • アーカードの旦那を呼ぼう
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

青き炎のBEACON《道標》(作者:リクライ)(原作:僕のヒーローアカデミア)

私は──『ブラック★ロックシューター』▼ 感情の形を知らない、人の形をした何か。青い炎を宿す瞳と、害すあらゆるものを打ち倒す存在の名前。▼私は──『ブラック★ロックシューター』▼ 怯える少女の心を守るため、彼女の代わりに痛みを引き受け、世界の全てを傷つけ続ける歪んだ鏡に映る自分。▼私は──『ブラック★ロックシューター』▼ 夜の底で挫けた者たちの悲鳴に応え、黎…


総合評価:817/評価:8.19/連載:27話/更新日時:2026年05月18日(月) 21:30 小説情報

個性『スーパー戦隊』 うん。……ちょっと待て?????(作者:翠吏)(原作:僕のヒーローアカデミア)

 拝啓、特撮オタクの親友へ▼俺はどうやら「僕のヒーローアカデミア」という漫画の世界へ転生してしまったようです。それだけなら何んだ?と言うでしょう。個性が『スーパー戦隊』でした。俺頑張るよ。▼ ▼※掲示板あり。基本的に控えめ。▼初投稿です。▼なので誤字脱字、キャラ崩壊等があると思いますが、温かい目で見守ってください。


総合評価:579/評価:5.88/連載:20話/更新日時:2026年05月24日(日) 11:00 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>