になるかもしれない今日この頃
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「嫌な予感が的中だ・・・」
軍師としてクラスからも信頼される大和は走っていた
「頼むからこれ以上面倒な事を増やさないでくれよ」
大和はキャップに言われた通り秘密基地に歩いて向かっていた
だが自分の耳から聞こえてくる音に走らざるを得なかった
秘密基地に一歩ずつ近づくたびに大きくなってゆく何かがぶつかりあう鈍い音
キャップが言っていた言葉の意味を理解した大和はある一つの状況を頭に浮かべる
それは可能性としてはゼロに等しいと言っても過言ではない
しかし軍師の頭脳に真っ先に浮かんでしまったのも事実
大和はそれを間違いだと自分に言い聞かせ
休む暇も無く秘密基地の階段を駆け上がるそして屋上で見た光景は最悪の状況だった
「そんな・・・・嘘だろ・・・?」
大和が見たものとは、それは遡ること十五分くらい前・・・
キャップこと風間翔一が率いる風間ファミリーは
暇な時間をつぶすためいつものように基地へと寄り道していた
「なあモロよ、最近面白いゲームってなんかある?」
「う~ん、僕の趣味とガクトの趣味は違うからなんともいえないなぁ」
一番最初に基地へ来たのは師岡卓也と島津岳人
コンビニで買ったマガジンを読みつつファミリーが色々持ち込んだ部屋でくつろぐ
ファミリーが使っている秘密基地は取り壊されるはずの廃ビルを
建設業者が取り壊すのをなんちゃらかんちゃらで取り壊すなら
その土地の所有権を持っている知人の島津麗子さんに任せるとかなんとかで
島津麗子は寮の大家で忙しいと言って息子である岳人と仲のいい友達の集まりである
風間ファミリーに向こうには内緒で管理しているのである
「あれ、ガクトとモロだけ?ワン子は?」
「モモ先輩と甘いもん食ってから来るってよ」
「モモ先輩はまた後輩連れて食べ歩いているのか」
続いて到着したのは椎名京、いつも無口でクールな読書が大好きな武士娘
今日は心の中があの戦いで乱れているがそれを外見に出さないのも彼女らしい
「ま、気長に待つとしますか、そうだお菓子あるよ食べる?」
「・・・もしかして辛いやつ?」
「普通のポテトチップスだよ疑い深いなあもう」
「京の普通は俺様達からしたら普通じゃないんだよ、でもありがたくいただくぜ」
椎名京、弓の椎名と称えられ天下五弓とも賞賛される武士娘は
デスソースを、それ以上の激辛香辛料をかけた物を毎日食すほどの激辛好きだった
そして京もまた定位置であるソファーに腰掛け小説を読み始める
と同時に仲のいい姉妹が仲良く元気に挨拶をする
「やぁ諸君元気かな?」
「やっぱり皆ここに来るわよね~」
「やぁモモ先輩にワン子、モモ先輩甘いものどうだった?」
「いやぁ~連れ歩いた後輩の方が甘かったな!」
「モモ先輩の美少女好きは止まらねぇな、俺様にも分けてくr」
「だが断る、この世の美少女は全部私のものだー!」
「お姉様は今ハイなのよ涼介くんの戦いと可愛い後輩を見つけて」
「・・・・・しょーもない」
これがいつもこの基地でのファミリーの会話であり
小学校からの付き合い方である
「そういえば大和とキャップは?」
「あぁ、大和なら転校生の為に寮までの道を案内してるはずだぜ」
「キャップなら私に連絡があった、美味いもんもってくから期待して待てだそうだ」
「お、噂をすれば来たみたいだぜ」
ガクトがゲームを一時中断し扉の方に目をやると人影が立っていた
ファミリーは大和かキャップのどちらなのか予想するゲームを始めるため
扉の向こうにいる人影にもう少し待っててくれ、と声をかける
だがその抑制は効かず扉はすぐに開けられる
そしてファミリーはその意外な人物に言葉を失う
「なにが待てだ、うるさくて眠れねぇじゃねーか・・・ん?」
扉から入ってきたのは頭をかき気だるそうな目をした涼介だった
「なっ・・・え?」
「りょ、涼介くん?」
「・・・・・・」
「あ、あれなんで君がここに」
「あん?俺は別に・・・ッ!」
師岡の質問に答えようとする涼介だったが
突然襲い掛かる拳を受け止めるために返答することができなかった
「ほほぅ、今の攻撃を受け止めるかしかも一歩も動かずに・・・」
「・・・それは褒め言葉なのか?」
「さぁ・・・なっ!」
百代の右ストレートを左手で受け拳を掴んで離さない涼介
それを振りほどこうと百代は左足での上段蹴りを放つ
しかし涼介の首元に届く寸前で涼介の姿はほんの少しブレたあと部屋から居なくなる
「ククッ、これも避けるか・・・ゾクゾクするなぁ!」
「どうするのお姉様?」
「モロロとガクトはキャップに電話してついでに大和も連れて来い」
「ちょ、モモ先輩はどうするのさ」
「もちろんあいつと戦うさ、
それに勝手に基地に入ったんだそれなりのお仕置きをしなきゃな」
そういって百代も姿を消す、一子たち武士娘は百代と
なんとなくで涼介の居場所も把握していた
「私たちも行くわよ京」
「ワン子遅れないでね」
「まっかせなさーい!」
「キャップと大和は任せろすぐ基地に向かわせるから」
「ワン子たちはえっと・・・黒崎のこと頼んだよ」
「わかったわ!」
一子と京は百代を、涼介を追いかけるように屋上へと向かった
そのときすでに屋上では二人の拳が交わされていた
「おいおいなんだよ急にあぶねぇな」
「ふふふ・・・お前は黒崎涼介で間違いないな?」
「そうだけどあんた誰?」
「純情可憐で容姿端麗の美少女であるこの私を知らないはずないだろう」
「・・・人生で一番会いたくない人に出会ったって事だけは分かった」
「まぁそういうな、さぁ私と戦え」
「断る」
屋上の真ん中で睨みあう二人、そこに一子と京も到着した
そして京は先ほどまでとは違い荒々しい口調で涼介に言葉を放つ
「おい貴様・・・なんでここにいる」
「そこの給水タンクのそばで昼寝してただけ」
涼介が指をさすその先にはペットボトル飲料とじゃがりこが置いてあった
それをみた三人は涼介の言葉に嘘はないと考え次の質問に移る
「ここは元々立ち入り禁止のはずだが?」
「それはお前たちもだろ?」
「私たちは許可を貰ってるんだ」
「許してもらえれば何でもありってか自由な世の中になったな・・・クククッ」
「貴様・・・!」
「あわわわ、お、落ち着いて京」
涼介の言葉に表情を歪ませる京
それを落ち着かせるように百代がそっと頭を撫でて京たちよりも一歩前に立つ
「さて黒崎涼介よ罪は重いぞ・・・」
百代は後ろ髪をゴムでポニーテール状に纏め、大きく深呼吸を行い闘気を高める
それは百代の周りの空気が渦巻き上から押しつぶされるような重圧へと変わる
それをみた涼介は初めて両手をポケットから出しため息をついた
「やる気になったか・・・ゆくぞっ!」
「・・・・・ふん」
百代は足を強く踏み込み一瞬で涼介との距離を詰め、再び右の拳を繰り出す
それに対し涼介は受け止めるのではなく自分もその拳に合わせ迎撃する
「ワン子に京!悪いが下がっててくれ!」
「わかったわお姉様」
「・・・了解」
下の階へと続く階段の前の扉まで移動したのを確認した百代は
さらに気を高め先ほどよりも数段速い速度で涼介に攻撃を仕掛ける
それでも涼介は睨みあった位置から一歩も動かずに百代の攻撃を受け流していく
「クハハハハッ!面白いぞ、こういう戦いを待ってたんだァ!」
「・・・・・へぇ」
「もっと楽しませてくれよ!(全力の六割程とはいえこうも防がれるか・・・)」
「・・・悪いがもうやめにしよう」
会話しつつも拳が交わり鈍い音となって辺りに響き渡る
加速し続ける四方八方から繰り出される百代の連撃
それをかすり傷一つつけることなく捌き、迎撃していく涼介
「どうした怖気づいたか」
「・・・違う、うっとおしいだけだあんたは」
「よく言われるよ、喰らえ無双正拳突き!!」
数多の武道家を倒してきた百代の奥義
それに対し涼介は防御の構えを一切とらず、一歩も動かず百代を捉えるだけだった
『あの場所』に居たときと同じ、生気のない真っ黒な眼で
息も絶え絶えで基地に来た俺はひたすら階段を駆け上がる
まずはみんなが集まるあの部屋へと向かった
「おいキャップ!ってモロとガクトか・・・」
「大和じゃねーか!キャップなら屋上に向かったぞ」
「そう・・・か・・・・お前らはどうする?」
「僕たちはここにいるよ何かあったら大変だしね」
「わかった・・・・まさか!?」
再び俺は走り出す、部屋に来るまで鳴り響いていたぶつかり合う音がピタリとやんだ
頭の中に最悪のイメージが浮かんでしまった
あってはならない姉さんの「敗北」というイメージが
俺は基地に来るときよりも走った、階段なんかもちろん一段飛ばしで上って来た
そして俺は屋上の扉を勢いよく開け、自分の目を疑った
「や、大和・・・あ、あれ・・・」
「そんな・・・モモ先輩が・・・」
一子は言葉を発さず、ただその場に立ち尽くしていた
京はあまりのショックにより既に涙目で崩れ落ちていた
軍師としての勘が的中してしまったそんなことは絶対ないと信じていた
「まさか・・・・」
俺はこの日を境に軍師として人として
この世に絶対という言葉は存在しないと痛感させられた
「そんな・・・・姉さんが・・・・」
俺も足がそれ以上動かなかった、悲しみと悔しさで視界が歪んだ
だから歯を食いしばり必死に涙を堪えた
でもどんなに否定してもどんなに嘘だと思い込んでも目の前の光景は変わらない
俺は目の前の出来事を嫌でも認める事しか出来なかった
制服もボロボロになり全身傷だらけで倒れ伏した武神の敗北という事実を
ベホマラー家の日常(まったく小説とは関係ありません)
一昨日の昼、私がふと呟いた「やっぱおにぎりはセブンだな」という独り言
それに修造並に熱く反応した弟の一言「おにぎりはファミマだって」
仕事柄昼食はコンビニ飯になってしまう母は「ローソンも中々美味しいよ?」と言い
母と同じくコンビニ飯が多くなってしまう父がより場を乱した一言
「おにぎりもいいけど、サンドイッチも手軽でいいと思うよ」
気付けばこんなしょうもないことで家族と三十分にも及ぶ討論をしていました
皆さんはおにぎりとサンドイッチはどこのコンビニのものが一番お好きですか?
こんなくだらないことでも家族との時間を増やしてみてはどうでしょうか(謎目線)
ちなみに自分はおにぎりはセブン派、サンドイッチはローソン派の人間です
涼「俺はどっちもセブンかなぁ」
百「私は作者と逆だな」
京「私は辛ければなんでもいい派」