真剣で私たちに恋をして!   作:ベホマラー

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はやく林沖ちゃんや燕先輩たちを登場させたい
というわけでこの小説を真剣で「私たちに恋しなさい!S(仮)」にレベルうpさせるため、これから鬼のように更新速度あげるつもりです




第十一話 敗北から学んだもの

「・・・・」

 

 

俺は溢れそうな涙を堪えるため歯を食いしばる事しか出来なかった

ファミリーや全世界から最強と謳われた武神が

どこから来たかも分からない転校生にあっさりと倒された

 

その事実はこの場に居る俺たちの心をえぐるように傷つけた

そしてこれをみていた京は一度深く目を瞑った後涼介の胸倉を掴み叫んだ

 

 

 

「貴様、よくもモモ先輩を傷つけたな!絶対に許さない!!」

 

「・・・知るかそんなこと」

 

「そんなことだと・・・貴様ァ!」

 

 

黒崎の態度に京はついにキレた我を失いそのまま黒崎に殴りかかる

その拳が黒崎の左頬まであと数cmというところで制止の声が掛かった

 

 

「待って京、その手を放してあげて」

 

「ワン子?」

 

「なんで止めるのワン子、こいつはモモ先輩を・・・!」

 

「でも涼介くんは悪くないと思うの」

 

「・・・その通りだぞ京」

 

 

 

怒り狂う京の頭にポンと手が置かれる

それはボロボロにされながらも何故か真っ直ぐな目をした姉さんの手だった

 

 

「モモ先輩無事なの?」

 

「このくらいへっちゃらさ、だからその手を離してあげてくれ」

 

「・・・・・」

 

 

 

京は姉さんから突き放すように黒崎をつかんでいた手を離した

立ち上がった姉さんを見てワン子も駆け寄る

 

 

 

「お姉様・・・その・・・・」

 

「心配するな妹よこれくらいどうってことない」

 

「モモ先輩そうじゃなくて・・・」

 

「ん?あぁそうだったな黒崎涼介、すまなかったな」

 

 

 

姉さんは黒崎に謝罪の言葉と共に一礼をした

姉さんの行動を見て京が黙っているわけがなかった

 

 

「モモ先輩なんでこんな奴に謝るの、悪いのはこいつでしょ」

 

「全く京は私に甘えん坊だな、よし黒崎涼介お前が説明しろ」

 

「ちょ、お姉様?」

 

 

 

姉さんの行動に俺を含めワン子も京も呆れっぱなしだった

黒崎は大きなため息をついた後意外な言葉を口にした

 

 

 

「そう・・・だな、まずは俺も謝ろう、悪かったな」

 

 

 

黒崎から発せられた言葉は俺にとっては衝撃的だった

どうやら姉さんたちも同じみたいで皆ポカーンとしている

 

 

 

「お前らの心の拠り所としていた場所に勝手に侵入したのはすまない」

 

「ならモモ先輩を傷つけたのは謝らないのか」

 

「その通りだ」

 

「ふざけるなよ・・・」

 

「ふざけてなんかない、ただ謝る謝らないの問題じゃない」

 

「それってどういう意味なの?」

 

「それはお前らが一番分かっているはずだ」

 

「あっ、おい待て!」

 

 

 

黒崎は問いには答えず俺らに投げかけたままその場から姿を消す

とりあえず緊急集会を開くためいつもの部屋に戻る事にした

 

部屋に戻った俺はすぐさまキャップ達に屋上での出来事を説明する

 

 

 

「上ではそんなことが起こってたのか・・・」

 

「許せないね僕は」

 

「・・・・・・・」

 

 

三人の反応は予想通りだった岳人は自分の非力さを悔やみ

モロはファミリーの支えである姉さんを傷つけた事に怒りを覚える

キャップも深く何かを考えていたがすぐに口を開いた

 

 

 

「なぁちょっといいか?」

 

「どうしたんだキャップ」

 

「別に黒崎は悪くなくね?ここだって間違って来ちまったんだし」

 

「何言ってるのキャップ、モモ先輩が傷つけられたんだよ?」

 

「そうか?モモ先輩が突っ込んで返り討ちにあっただけじゃん」

 

「あっはっは言うようになったなぁキャップ、だが許さん」

 

「ちょ、それはまじで痛いってばモモ先輩」

 

 

 

キャップにコブラツイストをかける姉さん

キャップなりに姉さんを励ましているようにも思えるキャップらしい言葉だった

 

 

 

「なんでキャップは平気なの?モモ先輩が負けたんだよ?」

 

「仲間がやられたんだ平気な訳ないだろう

だからといって相手を逆恨みすんのは間違っているはずだ」

 

「京、私もキャップと同じ意見だわ」

 

「ワン子まであいつの味方なの」

 

「味方とかそういうのじゃなくて、理由はどうであれ

武を競い合って負けたからって相手を憎むのは違うと思うの」

 

「妹の言うとおりだぞ~京、同じ武士娘なら京にだって分かるはずだ」

 

 

 

姉さんは京の頭を優しく撫でる

ただ京の不満は解消しきれずにとうとう俺にもその矛先が向いた

 

 

「ねえ大和は?大和はどう思う?」

 

「俺は・・・・そうだな」

 

 

 

 

俺は頭の中で今日起きた黒崎との出来事を振り返る

同じ転校生のクリスを圧倒した試合

クリスの父親が持っていた拳銃で始めたロシアンルーレット

そして実弾がはいってるにも関らず迷いなく引いた引き金

 

そんな人間絶対に関らないほうがいいに決まってる

姉さんを傷つけた人間なんか川神からいなくなればいいと思う

 

それでも俺は・・・

 

 

 

「・・・・・黒崎は悪ではないと思う」

 

「フフ、弟も言うようになったなぁ」

 

「大和もそう言うんじゃしょーがないか、でも私はまだ許さないよ」

 

「さて京も少し落ち着いたところで今日の話題だぞ~」

 

 

 

姉さんの拘束を解いたキャップが部屋中に響き渡る声で発表する

 

 

 

「ズバリ、新メンバー加入についてだ」

 

「私は反対」

 

「俺様もなんとなく読めたから反対」

 

「あはは、僕もだね」

 

「俺もなんとなく分かった、だがあえて聞こう新メンバーの候補は?」

 

「えっとまず転校生のクリスと・・・」

 

「すいません俺様やっぱり賛成で」

 

 

 

急激な態度の変化に女子三人によるボディーブローを喰らう岳人

いつもの風景に場の空気が落ち着きを取り戻した

 

 

「あと寮に住んでる一年の黛だっけか・・・・」

 

「ほほうキャップも中々眼があるな」

 

「姉さん知ってるの?」

 

「うむ、あの子はなかなか強いと思ってる」

 

 

姉さんからの推薦もあり皆がやっと普段通りに戻れると思ったが

キャップの言葉は案の定そこで止まるはずがなかった

 

 

「あと黒崎だな、以上が新メンバー候補だ」

 

「「「ですよねー」」」

 

「なんだよ~いいだろ別に~」

 

「私は全員反対、これ以上人増えてもしょうがない」

 

「僕も京と同意見かな、いまさら新メンバーじゃ気を使っちゃうよ」

 

「俺様は黒崎だけはいらん」

 

「まぁガクトはいつも通りで安心したよ」

 

「もちろん提案した俺は賛成だぜ!」

 

「私は賛成だな、もちろん黒埼もだ」

 

 

 

姉さんの言葉がはっきりと伝わる

その言葉からはやはり黒崎を憎む気持ちは感じ取れず

むしろ黒崎を尊敬している、そんな感情が姉さんの表情からも読み取れた

 

 

 

「えっと私もお姉様と同じ賛成よ、私は最初から仲良くなりたかったもん」

 

「俺は中立だ、メンバーが増えて賑やかになるのはいいが黒崎は危険だ

他二人は試しに誘ってみるとして黒崎はファミリー全員でよく見極めてからかな」

 

「にしても意外だな妹よ、なぜ仲良くなりたいんだ?」

 

「もちろん友達としてよ、だけどクリスやお姉様も倒した強さ

否定はしてたけど同じ武人としても涼介くんに興味があるからかしら」

 

「さっすがは武士娘って所だな、ところで俺様気になったんだが

なんでワン子は黒崎の事を涼介くんだなんて呼んでるんだ?」

 

「今日のトレーニング中に河原で寝てたのよ

それで名前を呼ぶときに涼介でいいって言うから」

 

「なるほどワン子はあいつが学校に来る前から会ってたんだね

でもさ黒崎がどこで何してたかは僕の聞き間違いだよね」

 

「だから河原で寝てたって言ってるじゃない」

 

「なにそれしょーもない」

 

 

 

到底信じられない話に俺と姉さん以外は大笑いしていた

視線を姉さんに向けると姉さんはあぐらをかき床をじっと見つめていた

姉さんにばれる前に自分の携帯へと視線を戻す事にした いじられるから

 

にしても黒崎涼介か

朝っぱらから河原で寝てて姿を消すほど速く動けて

かすり傷一つ無く世界最強をあっさり倒す謎だらけの転校生・・・

 

 

「こんなんキャップが喜ばないはずがないじゃん」

 

「なんか言ったか大和?」

 

「いや別に」

 

 

 

 

 




ベホマラーは マルさん、燕、林冲、辰子、清楚(項羽)推しです
こんなんどうでもいいね
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