引き続きクリス視点からあと視点が何の前触れも無く変わる可能性があります
読む際には十分注意してください では第八話スタートです
「・・・うぅ ここは、どこだ?」
自分はカーテンに仕切られたベッドの上で目を覚まし状態を起こす
「自分は何故・・・ぐっ!」
「大人しく寝てろってんだ、馬鹿者」
自分は聞き覚えのある声の方に体を向けようとするが全身に電気が走るような痛みを感じる
痛みのあまりそれは断念しそして自分がなぜベッドで寝ていたのか理解する
「そうか自分は貴様に負けて・・・」
「あぁもうわかったから寝てろってまだ傷は癒えてないんだから」
「・・・そうだな」
自分はあいつにやや命令されたようで釈然としなかったがそうすることにした
ベッドで横になった自分は窓の縁に座ってるあいつに再び問いかける
「自分はあの後どうなった?」
「気絶してすぐ保健室に運ばれた、んで今は授業中ちなみにお前が気絶してから二時間は経った」
「ならなんで貴様もここにいる授業にでろばか者」
「面倒くせぇ、それに敗者を見下すのは勝者の特権だろう?」
決闘の時と同じ嫌味な笑みを自分にぶつける
正直傷が完治してたら今すぐにでもつっかかりたい気分だ
頬を軽く膨らませムゥーとあからさまな態度を取ってみる
するとあいつは自分をみて鼻で笑うが次に発した言葉は自分には耳を疑うものだった
「・・・すまねぇな傷つけちまって」
「ッ!?き、貴様に心配される筋合いなど無い」
「そうかい、にしてもそんなに驚かなくてもいいんじゃねぇの」
「フフッ」
「ククク」
二人とも笑いを堪え切れなかった
なぜ自分も謝罪されただけで笑ってしまったのか今でも謎だ
そして自分の口は何故か自分の意思に反し日本に来た理由をあいつに話す
「自分はこの国に来るのがずっと夢だった憧れ続けたそしてようやく叶った」
突然語り始めた事にあいつも驚いたようだが軽くため息をつくと
やれやれと首を振り小さな声で「続けな」と言い青空を見上げる
「そしてこの国に来て愕然とした、すでにサムライはいなくなり
『義』に背く者ばかりだった、お父様もガッカリなされていた」
「・・・それで?」
「それでもこの国はドイツにはない面白いものばかりだった
なによりも甘いものが美味しかったし、ぬいぐるみも可愛いものばかりだった」
自分は今までの思い出をあいつに話していた
多分今の自分はすごく笑っているだろうでもそんなもの今は関係なかった
「この国なら平和で毎日が楽しく暮らせると思っていた、学園生活を送り
新しい友達と買い物に行ったり一緒に運動したりとずっと期待し続けた」
「ならそれも叶えればいいじゃねーか」
「でもこの国はこの川神にはドイツをも恐怖に陥れるものが存在していたのだ」
「なんだそれ?」
「あまり他人には言うなと言付けられているのだが貴様は十分強いし大丈夫だろう」
自分は一呼吸おき今までの明るい口調とは打って変わって重たく暗い声で言い放つ
「通称『夜会』 犯罪者などが集まる無法地帯だ」
「・・・・・」
「?」
自分ははっきりと伝えたその瞬間猫背ぎみの背中しか見えないが
あいつの雰囲気がはっきり変わったのが肌で感じ取れた
自分はそのことを不思議に思いつつも会話を続ける事にした
「だけどこの国にはたしかにサムライはいた
形は違えど『義』の心は皆持っていた、そう貴様のような武人みたいにな・・・」
「フッ、俺は武人なんかじゃねぇよ」
「そうなのか?あれだけ自分を圧倒できるほど強いのにか?」
「ま、お前より強い奴なんていくらでもいるだろうし」
「な、なんだと! あ、あれはたまたま油断しただけで」
「言い訳だな」
「ムムム~ 言わせておけば!黒崎涼介ェ!」
「さてとそこまで元気なら問題ねぇな」
そういうとどこからか取り出したじゃ○りこをつまみ
座っていた窓の縁に足をかけ最後にこういった
「ま、リベンジしたいならいつでも相手になるぜ、その頃には
もうちょっとマシになっててくれよ?クリスティアーネ・フリードリヒ」
「!? お、おい待て・・・」
抑制するもあいつは人の影であったかのように自分の前から姿を消した
あいつがいなくなってから自分は気付く
「ハッ!?自分はなぜあいつを名前で呼んでいたのだ?
そういえばあいつも最後は自分の事をお前と呼ばなかったし」
誰もいない保健室で自分の心にさまざまな感情が渦巻く
だが暖かい太陽の光と心地よい布団の感触は自分を夢へと誘う
「ふわぁ~、少しだけ、ほんの少しだけ寝るとしよう」
布団を深く被り自分は考える自分の本当の気持ちを
思えばあの時からだったかもしれない あいつと出会った今朝から
「・・・ぉ-ぃ」
あいつを許せなかったのは確かだでもそれ以上に
自分の中には別の気持ちが存在していたそれを振り払うためにもあいつと戦った
「・・・聞こえてますか~」
それでも否定は出来なかったこの気持ちも確かなものだったから
フフフッ 幼き頃から武に打ち込んでいた自分にもあったんだなこんなことが・・・
「起きてんなら返事しろ馬鹿もん!」
「うわぁぁー!! ってなんだ貴様か」
「失礼だな看病してやったというのに、お前に渡すもん忘れてたんでな」
そういってどこにでもありそうな茶色い封筒を受け取る
封筒を触った感じからおそらく中身は写真かなにかだろう
「暇になったら中身を見てみなきっと笑うぜククク、じゃあな」
再びあいつは自分の目の前から消えた しかし自分はあんな奴に
「どうしてあんな奴に一目惚れなんかしてしまったのだろうな・・・」
教室で出会いあいつと戦ってる最中に自分の本当の気持ちを理解した
自分はあいつに惚れていた否定はしていたが同じ武人としてなによりも一人の異性として
「黒崎涼介・・・」
自分は渡された封筒の封を切りながら微笑む
「日本に来て本当によか・・・ん?」
取り出した一枚の写真と添えてあった一言書かれたメモに言葉を失う
自分の気持ちに体の底から色んな感情がフツフツと湧き上がってくる
そして自分はあいつへ惚れた気持ちを根本から否定するように
恥ずかしさで顔を真っ赤に赤らめながらも怒りをあらわにした
「黒崎ィ涼介ェェ!!! この借りは必ず返すからなァァ!!!」
封筒に入っていたものそれは「どうだ最高に笑えるだろ?」と書かれたメモと
自分がよだれを垂らし毛布を抱き枕にしている自分の寝姿が写された写真だった
自分は後でさらに大きな後悔をするとなぜかそんな未来が見えていた
なぜ自分はあんな男に真剣で恋をしてしまったのだろうと
急展開なんじゃこれと思うかたもいるかもしれませんが
そう思った画面の前の読者の皆様 正解です 私も書いててなんだこれと思いましたもの
だってクリス可愛いからこうなってしまったんですよ(謎理論)
と、いうわけでヒロイン(仮)一人目はクリスさんでした
でも他のヒロインに比べるとルートが少なくなるんですよ
だから早めにオリ主とイチャイチャさせようかなと思ったわけです ハイ
オレは『正しい』と思ったからやったんだ。後悔はない…
こんな小説とはいえオレは楽しめるぞって方は次回もゆっくりしていってね