龍鬼熱唱シンフォギアD   作:パオン・セブ・ガロウズ

2 / 2
文字数制限のためpixivで投稿していた2話分を統合して投稿しました


第一陣 夜に燃える黒い槍

天羽奏side

 

あたしには弟がいる

小さい頃は「おねーちゃん」と呼んで後を着いてきた。

『大きくなったらおねーちゃんとけっこんするー』と言ってくれたときは嬉しくて舞い上がった。その後嫌がる弟と一緒に風呂に入って一緒に寝た

 

そしてあたしが10歳、龍火が6歳のときだ。

父さんと母さんがノイズに殺された

龍火はまだ小さかったから理解できてないかった

今思えばこの選択が合っているのかわからないけどそのときあたしはこう言った

『お父さんもお母さんも遠いところに行っていて今は会えない』と

そしてナントカたいさくきどうぶってところに連れて行かれた

そこで『かざなり』ってヤツに『君には我々に協力してもらう、弟君も巻き込まない為にも』って言われた

そのことばにはイラッときたが龍火に危険な事が起こるのだとしたら

 

この命燃やしきっても守る

 

それから『ガングニール』って『聖遺物』を纏う為に『実験じごく』が始まった

何度血を吐いたことか、ふらふらになって家に帰るたび弟が涙目&上目遣いをして心配してくる

 

『グハッ‼︎』

今思い出しても可愛い

そして

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あたしが14歳、龍火が10歳のとき

二度目の悲劇が襲った

 

 

なんでもない日だった。なんの前触れもなく悲劇が襲った

とある夜

二課の任務から戻って真っ直ぐ家に帰るところだった

その時、弦十郎の旦那から連絡が入った

近くでノイズが発生したとのことだ、さっさと片付けて龍火のいる家に帰ろう

二課で知り合い共にアーティストになった風鳴翼と一緒に発生地点に向かった

 

あたしにもっと力があれば、もっと上手くガングニールを使いこなせれば

雑音共をさっさと片付ければ

 

そんな後悔も届かず奏の家はごうごと燃えていた

 

うちが燃えてる

あたしと龍火の帰る場所が

 

 

月に雲が差し月明かりで灯されていた街が暗闇に包まれた

その中でも激しく燃える奏の家は一際目立ち、ノイズを集め始める

 

ソコハアタシトリッカノセカイダ!

オマエラゴトキガドソクデハイルナァ‼︎

 

真っ黒な感情が溢れ出す

翼の止める声も聞こえずノイズの集団に突っ込んでいく

二度と家族を失いたくないという思いが

ノイズを一匹残らず殺すという復讐心が

私を包む

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「GAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!!」

 

せかいが、まっくろになった

 

龍火side

 

一時間前

最近お姉ちゃんの帰りが遅い。

お父さんとお母さんが居なくなってからずっとお姉ちゃんはどこかへ行っている。

新しい家ができて、新しい学校に通って、友達がたくさん出来て楽しかった

…はずなのに、何処か僕の日々は色褪せていた。

ある夜、玄関からすごい音がした。

またお姉ちゃんが倒れたのかと思い、玄関へと駆けていく

そこにはたくさんのノイズがいて、あの時のことが記憶の奥底から立ち上ってきた。

リビングのドアを閉め、そこから台所へ繋がる扉に箪笥を移動させ自分なりに対策をしたつもりだった。しかし現実は非情で残酷だ。箪笥ごとすり抜けたノイズが調理途中の鍋に突っ込むと、付きっぱなしだったガスコンロが勢いよく燃えた。

その時黒い何かが雄叫びを挙げ天井から落ちてきた。

そこから、僕の、記憶…は……なく…

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。