やわらか
口に なにか さわった
何が起こったんだろう?
ホムラ?ヒカリ?それともニア?
唇に柔らかい感触を感じ、意識を取り戻した。目に光を受け、ゆっくりと瞼を開けていく。
「うっ!」
突如、体が燃えるように熱くなった!
「ぐああああああ!あぁあ!ぃぎゃああああああっっ!!」
散々のたうち回った末に、ようやく収まった。脂汗をたらし、ハァハァと息をつきながら、ようやく体を起こし、周囲を見た。
「あんた誰?」
抜けるような青空をバックに、レックスの顔をまじまじと覗き込んでいる長いブロンドの少女がいた。レックスは顔を上げて辺りを見回す。周りには制服を着た沢山の生徒達がいた。
「・・・・・・・・・・・。」
レックスは一瞬ほうけてしまった。
「名前よ、なーまーえ。」
少女は更に問いかける。
「・・・名前・・・・ってそんな事よりここは・・・どこなんだ?えーっと・・・なぜここにいるんだろう?さっきの熱さは何だったんだろう?そうだ!みんな!?みんなは!!」
狼狽した彼は、すぐに離れた場所で眠る金髪の少女を発見する。
「ちょっと、何を無視してくれてるのよ。平民のくせにな・・きゃっ!」
バシッ
鼻息を荒くしながら言うルイズだったが、レックスは全くそんな事を聞いてはいなかった。レックスは金髪の少女の方へ飛びつくような勢いで向かった。邪魔なルイズと生徒たちを突き飛ばし、彼女の元に向かう。
ゆさゆさ
「ねえ、ヒカリ。起きてよ。」
レックスは少女の体を揺する。
「ん・・・・・・ん・・・・・・・れ・・・っ・・・くす・?」
ヒカリは目を覚まし、起き上がる。
「レックス、ここはどこなの?」
「さぁ・・・わからない。って、あれ?ニアたちは?」
再び辺りを見渡すが、ヒカリ以外のメンバーが見当たらない。
「サモン・サーヴァントは何回も失敗したが、コントラクト・サーヴァントはきちんとできたね。」
コルベールがルイズに言った。
「相手がただの平民だから契約できたんだよ!」
「そいつが高位の幻獣だったら契約なんか出来ないって」
他の生徒たちが笑いながらルイズを罵倒し、彼女の怒りが頂点に達した。
「なんであんたたちみたいな役立たずが出てくるのよ!!」
ルイズは叫んだ。
「さぁ諸君!春の使い魔召喚は全て終わった。聞きたい事は山ほどあるだろうが、今は教室へ戻ろう。」
ここでコルベールが大きな声で叫び、きびすを返して宙に浮いた。他の生徒達も一歩遅れて、一斉に宙に浮いた。
「ルイズと使い魔達、お前達は走ってこいよ!」
「急げよ!!」
そういって、生徒達は飛び去っていった。
レックスとヒカリは立ちつくしていた。
「ヒカリ・・・・みんな飛んでいったな。」
「ええ。ここがどこだかわからないけど・・・・。とりあえず情報を・・・・。ねえ、あなた。確かルイズって言ったわね?少し聞きたいことがあるんだけど・・・・・・」
そう問われたルイズは、ゆっくりとレックスたちに向き直り、肩をわなわなと振るわせ始めた。
「あんたたち!なんなのよ!!なんでこんな事になるのよ!!どうしてよりによって平民と契約しなきゃなんないのよー!!!」
「聞いているのはこっちよ。答えなさい、ここはどこなの?どうして私たちはここにいるの?」
「なぁんですってぇえっ!!貴族に対してなんて口の利き方!」
そう叫んだルイズは、ヒカリにつかみかかろうとした。だが
ビシィッ!
「触れるな。」
ルイズは、ヒカリの平手打ちに、つかみかかった手をはじかれた。
「まったくなんて下品で粗暴なのかしら?それで貴族を名乗るなんて、おこがましいにもほどがあるわね。」
「ぬ、ぬぁあんですってぇえええっ!!」
激怒したルイズが杖をレックスたちに向けた。
ちゅどーん
夕暮れの草原に、派手な爆発音が響いた。
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