次の日。
「洗濯しておけ、と言ってたな・・・・・」
と寝る間際そう言いながらルイズがこちらに投げ付けて来たことを思い出す。眠そうに欠伸をしながら、手近なカゴの中に衣類を回収しレックスは窓から庭へ飛び降りた。
適当に庭をうろついていると、一人のメイドが歩いているのが目に入った。洗濯が出来る場所を探しているレックスにとってその存在は渡りに舟だったので、声をかけてみることにした。
「ねぇ、そこの君!」
「はっはい!なんでしょう!?」
いきなり高圧的なご挨拶である、多少うわずった声でメイドは答えた。
「これを洗濯できる場所を探してるんだけど、しらない?」
とカゴをメイドに見せる。
「はい!すぐにご案内します!」
と洗濯場へと案内させたレックスは、非常に恥ずかしそうに洗い始めた。その手際は慣れているとは言い難かった。メイドはその姿を見ておずおずと話しかける。
「あのっ、よろしければお手伝いしましょうか・・・?」
「え?いいの。じゃあ、お願いしょうかな。」
とその返答を待っていたのかいないのか、レックスは即答した。
メイドは手際よく洗濯物を洗っていく。
「あの~、失礼ですが貴方は?みたところ学院の人ではないようですが・・・・」
「昨日急にここに呼び出されたんだ。」
「ということは・・・もしかしてミス・ヴァリエールの使い魔の方ですか?」
「うん・・・・そういうことになっている。」
しどろもどろになりながらレックスは答える。
「そうでしたか・・・昨日から噂になっていますよ、平民の使い魔が召喚されたって。」
「君も魔法が使えるの?」
「いいえ、私も平民ですよ、ですからこの学院で貴族の方のお世話をしているんです。はい、終わりましたよ。」
「助かった、ありがとう。」
洗い終わった洗濯物が入ったカゴを受け取るレックス。そして何かを思い出したかのようにメイドに訪ねた。
「そういえば、君の名を聞いていなかったね。」
「あっ、申し訳ありません!私、シエスタといいます!」
「俺はレックス。」
そう言うとレックスは学生寮へと戻っていった。残されたシエスタはレックスの後ろ姿を見送りつつ「不思議な人・・・・」と呟くと、残された仕事を思い出したのか、その場を後にした。
ルイズの部屋の前に戻ってくると、レックスはドアノブを回す為、一旦カゴを片手に持ち変える。それと同時に隣の部屋のドアが開いた。中から出てきたのは燃えるような緋色の髪をした女だった。背が高く出る所は出て引っ込む所は引っ込んでいる。健康そうな褐色の肌だった。その女性はレックスを見るとニヤリと笑って話しかける。
「へぇ、よくみたら結構可愛いわね、見てるだけで燃え上がりそうだわ・・・・、貴方のお名前をお教えてくれるかしら?」
「え?レックスだけど・・・・・」
とおずおずとレックスは答えた。
「私はキュルケ、微熱のキュルケよ。よろしくね、レックス。」
出て来た窓からルイズの部屋に戻ったレックスは適当に洗濯物を干し始める。そして、まだ眠っている主人を起こすために声をかける。
「起きて!」
「うっ・・・うぅ~ん、むにゃむにゃ・・・・・」
「起きてよ!」
もう一度声をかけ、肩を揺らす。
「あれ?もう朝?」
目を開け、ゆっくりと覚醒するルイズ。
「やっと起きた?」
「なななな何よっ!誰よあんた!」
突然のことにパニックになったのか喚き散らすルイズ。そして杖を手に取り、それを振り上げた。
ちゅどーん
早朝の魔法学院に派手な爆発音が響き渡った。
最初に手に入れたレアブレイドは?
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ナナコオリ
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アザミ
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ヴァサラ
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カサネ
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メイ
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T-elos Re:
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KOS-MOS Re:
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その他