ガンダムSEED 崩壊していた世界   作:くまたいよう

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先ずは序章。

違うやつで昔考えたのを思い出したのでがキッカケに始めました。


序章 ある世界のジョージ

ここはコズミック・イラと呼ばれる世界。

 

その世界で重要な役割を担うジャンク屋ギルドの艦の一つリ・ホームだ。

 

ふむ・・・・今日も楽しそうな声が響いている事だな?

 

楽しそうな声だ・・・・この船に関わる者達は自分なりの人生を懸命に生きている。それはどんなに辛くても楽しいものだろうな・・・・そう言えば『楽』という字は楽に生きる方の『楽』とも書くのだな・・・・そう、今もそう感じるな、思えば・・・・『楽』だったのかもしれない。

 

そう、あの時まではだが。

 

楽しいと言えば楽しいが『楽』だった。

 

容姿端麗、文武両道・・・・それらを地で行き、ひたすら成果を出し続ける人生だった。

 

オリンピックで『銀』だったが、それだけに打ち込めば次は勝てると思っていた。

 

そうして、自分が選んだのは木星だ。

 

宇宙の見果てぬ地にこそ自分が情熱を改めて燃やせる何かがあるかもしれない。

 

自分が今もCPUとして存在する船で飛び回れている宇宙にこそ・・・・。

 

私は・・・・『キャプテン・GG』・・・そうだ。私は嘗て『ジョージ・グレン』と言う名で呼ばれた事もある男だ!

 

『宇宙クジラ』

 

今の世界を決定づけ、歪みに歪ませた・・・・。

 

だが、私はこれを木星で見つけた時、地球に持ち帰るのが楽しみだった。

 

地球にこれを持ち帰って自分の新天地への足掛かりとするのだと、胸がときめいていた。

 

自転車に乗れるようになった子供の頃に戻ったようだった・・・・自分で徒歩とは比べようが無い程に遠くに出回れるようになったあの頃・・・・毎日のように自分なりに町も自然も見たから気付いた事、新しいものが見つけられた。毎日が本当に楽しかった頃にだ。

 

次はどこへ行こうかなと心底楽しみにしていた頃に。

 

そうして、戻った地球は様変わりしていた。

 

私は『初めて知った』・・・・本当にだ!周りが知れば詰め寄られるだろうが、本当なのだ!

 

自分が『遺伝子操作』をされて、生まれた人間だった事を。

 

そうだ。自分が木星に旅立った時に・・・・『自分の告白とされて公開された技術』を元にした遺伝子操作ブーム。

 

意図は何となくわかってしまった。今までに天才を初めとした有りがちな呼び方をされながら過ごした日々で・・・・思えば、好き勝手に生きてこれ過ぎていたからだ。少し疑えばわかったかもしれんのにだ!

 

結論は出た!自分と同じ存在を大量に産み出す事の果てを望んでいる者達がいる!

 

私が選んだのは、敢えてその意図に乗る事だ。そうだ・・・・私はそれを選んだ!今、私が真相がこうだと言って収まらない展開に持ち込まれてしまったのだ!

 

必死に何ヵ月も平静を装おって、漸く落ち着けた時に泊まった部屋で鏡で見た私は涙を流していた。私の新しい夢!心底から行きたくて進みたかった道が全て虚構のものだったと思ってしまったが、そうしてなるものか!私が宇宙に抱いた夢は断じて偽りではない!

 

その前に、私が成果を出したせいで歪んでいる世界で苦しむ人々を!

 

私がいなければ、不当な苦しみを味わう事は無かった者達を偽りから解放せねばならん!

 

全てを明るみにしなければならないのだ!

 

だが?歳を取り、激務で・・・・いや、偽りの仮面を被って過ごしていた心労かもしれない結果、体力が不安になった頃に私はナチュラルと呼ばれるようになった側の子供に殺害された。

 

嗚呼・・・・自分は失敗した。

 

オリンピックで『銀』だった時の教訓が活かせなかったのだ・・・・持って生まれたものだけでは駄目な域の一つである『体力の低下時』には勝てなかった。

 

そして、回想を一旦終えた私はジャンク屋の艦限定で奇妙な復活を遂げたのを改めて思い出した。

 

私の『建前』を信じる陽気な男には悪いが、私は偽りの仮面を被り続けなければならない。

 

『私を産み出した者達』

 

『私の告白だと偽って、世界に遺伝子操作を広めた者達』

 

全てを探し出し、ケジメを付けなければならないのだ!

 

何も知らず。気付いていれば少しはマシな流れに出来たかもしれない私、そして漸く動いた時には失敗した私のせいで苦しむ人々に少しでも償いをせねばならないのだ!




根本的に再構成すると、こんな辺りからになる私。
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