早めに出せて良かった。(当社比)
グダってでも前に先へ進まなければ。
曇らせが、タリナイ、タリナイ。
お仕事がブラックだよ〜。
失礼、少し疲れていまして。
(まだいるのかよ。)
何を隠そう現在ほぼ一ヶ月休みなく化け物退治をしております。どうして?
俺が一体何をしたというのですか?前世は悪い事してないのに。
まあ、楽しいから別にそこまで深刻な問題ではないし、疲れたのも体じゃなくて精神の疲労なので体を動かしていればある程度はスッキリするから大丈夫か。
「次の座標だ。直ちに向かえ、顔無し。」
「了解。」
そうそう顔無しっていうのは俺の仕事中の名前らしい。清水先生(先生は勝手に俺がそう呼んでいるだけ)との教育?で色々教えてもらった事なのだがこの世界には化け物がいる。化け物は鬼とか吸血鬼みたいのもいれば触手の塊みたいなのもいる。
まあそれ事体は両親の仕事柄少しは知っていたんだけどぶっちゃけ俺はその化け物共に対抗する為の兵器らしい。いや兵器て。
それを説明していた時の清水先生が終始謝っていたのがちょっと申し訳なかった。客観的に見れば十そこらの子供が実験されてたらそう思うのが当たり前だが、中身が俺だからなぁ。
ちなみに実験された体について分かった事はまず身長は160程でこれから伸びるかは分からないとのこと。身体能力は圧倒的の一言。車より早く走るのは勿論、筋力も人外と言っても過言ではない程だ。身体能力はまだ上がるらしい。まじかぁ。
それと今の格好も結構満足しているポイントだ。全身を覆う近未来チックな黒々としたアーマースーツ。かなりカッコいい。
しかも高性能ときた。通話可能で勿論ナイフとかハンドガンも収納されている。さらに軽くて丈夫で、動きを邪魔せず着心地が良い。パーフェクトだ、と言いたくなる。
これでまだ試運転らしい。こっからの改良が楽しみになるなぁ。
「目標発見、駆除を開始する。」
目の前にいる鴉天狗を殴りつける。
「ガァ!」
反応が遅い。叫び声を聞きつつ続けて回し蹴りを叩き込む。
吹っ飛んだ鴉天狗に向かってハンドガンを構え、撃つ。
このハンドガンは特注品らしく化け物にもかなり効果的なんだとか。
(もう少し銃は練習が必要だな。)
頭を狙ったつもりが右肩に当たっているのを確認しつつ接近する。
結局の所俺の場合は接近戦に持ち込んだ方が断然早い。
鴉天狗が飛ぶよりも早く腕を掴んで地面に叩きつける。
そこからは馬乗りになって顔をひたすら殴るだけ。
「・・・目標沈黙、任務完了。次の指示を待つ。」
「近くに犬がいる。死体を回収しすぐに帰還しろ。」
「了解。」
うん。やっぱこういうの憧れるよなぁ。仕事も人を殺す訳じゃないから最高だ。化け物は人を襲うからそれを防いでいると思うと素直に嬉しい。ただ本来は本職の人がいるからその人達には少し申し訳ない。給料が減ってたらすみません。
犬って確か化け物退治をやってる対策課?って所の人だったかな。俺が捕まったら色々面倒そうだし見つからないように逃げねば。
って思ってたのに。
「よっと、お前をここから逃す訳にはいかないんでね。それと一応言っとく、大人しく投稿しろ。」
やっべぇ見つかった。取り敢えず隙見て逃げるしかない。
「逃げるんなら足元気をつけな?ま、無駄だと思うがな。」
速い!抜刀が見えなかった!
「へえ〜。足切るつもりで抜いたんだが、」
今しかねぇ!
振り抜いた腕を狙って拳を打つ。
「遅え!」
バギン!と腕のプロテクターと刀がぶつかり合う。
今の間に合うのか!
「そら!」
顔の部分スレスレに刀が振り抜かれる。
地面を蹴ってギリギリ避けるがかなりキツい。相手の方が明らかに人を相手取るのに慣れている。
「ちょっとくらいは話してくれてもいいんじゃないの?それともお喋りは嫌い?」
どうしよ。こっから出来んのは・・・アレくらいか。
「・・・そうかい。なら顔くらいは見させてもらうとしますかね!」
アーマーに任せて数度打ち合う。後はタイミング勝負だ。
金属のぶつかる音が響く中、好機は思ったよりもあっさりとやってきた。
(大振り見切った!)
相手の振り降ろすタイミングに合わせて刀を弾く。後はただ力任せに両腕を地面に叩きつける。
予想外だったのか反応が遅れている隙に土煙に紛れて全力で逃走する。
いや〜対人訓練が必要かなぁ。まあ、今回は逃げれたから良しとしましょうか。