ジリジリジリジリィッ!!
「…う、あ?なんだ…もう時間かよ…ふぁ〜」
まだ日差しも出てない時間に彼、高岳大和(たかおかやまと)は目を覚ます。
起きた彼は洗面所で歯を磨き、顔を洗う。
「さて、準備しますか。」
洗面所を出てテーブルにある菓子パンを咥えながら部屋の隅にあるリュックに荷物を入れていく。
「メシもどうすっかな…カップ麺でもいいが…それじゃ物足りないし…そうだ!」
そういうと大和は台所から調味料と駄菓子をとるとリュックにしまう。
「あとは、アイツから連絡くるの待てば良しっと…ハァ…」
溜息を吐く大和だったがスマホからLINEが来たことに気づきスマホを手に取る。
???:着いた。いま家の前だ。
ヤマト:了解(`・ω・´)ゞ
ヤマト:いま出るわ。
返事を返した大和はスマホをポケットにしまいリュックを背負い
部屋を後にした。
???Side
「おっす。待たしたか?」
「LINEしてそんなに時間たってないだろ。」
「そりゃそうか。」
私の名前は“志摩リン(しまりん)”コイツこと高岳大和の幼なじみだ。
大和とは小さい頃からの付き合いだ。
小さい頃、私の祖父と大和の祖父が友人でその縁から私と大和とは一緒に家族でキャンプをしていた。
「そういや、肇のじっちゃんは元気か?」
「相変わらずだよ。多分、また何処かへ旅してると思う。」
私の祖父は旅が好きだ。1年の大半を旅してる。
「家のじっちゃんも似たようなもんだな。いま頃はばっちゃんと旅行中だろうよ。」
「…なら“また1人”か?」
「1人暮らしも慣れたもんだよ。」
そういう大和の背中を私は黙って見つめる。
大和の両親は大和が中学2年の頃、事故で他界している。
元々、大和は静岡に住んでいたが両親の死後は大和の祖父母に引き取られるが大和が迷惑をかけたくないとのことで大和は1人アパートで生活している。
「そんじゃ、オレらもキャンプへと迎いますか。」
「そうだな。」
私と大和は自転車に乗り、目的地である“本栖湖”へと走り出すのであった。
リンSide end
「(リンさんや…もう少し警戒心もてよ…)」
大和は心の中で溜息を吐いていた。理由は幼なじみであるリンが原因だ。
大和とて高校生の男子だ。異性に興味ある年齢だ。
「(普段はソロで行く癖になんでオレがキャンプ行く時に付いてくるんだ…?)」
リンはキャンプの知識をリンの祖父から学んでおり、キャンプには詳しい…だからキャンプに新米な大和がキャンプすると知ると必ずといってリンが付きそうのだが…
「(リンって背が小さいから妹感があるけどカワイイからな…意識するのって仕方ないよな…?)」
チラッと後ろを走るリンを見る大和は再び心の中で溜息をする。
「(女子と2人でキャンプってデートなのか?…ってそもそもリンとオレって付き合ってもないし…だァァァ!!モヤモヤするぅぅぅ!!!)」
リンとの関係にモヤモヤする大和だが彼はまだ知らない。
いまから行く本栖湖である少女との出会いにより…
彼の人生に一悶着があることを…
プロローグ 終
なんとなく思いついたので書いてみました。
続きが見たい人いたら続きを書いてきます。