「え〜と…トマト缶もあるし、ハチミツもある。他にないのは…無いな。よし!」
大和は自宅で荷物を纏めていた。今回は本栖湖の時よりも荷物が明らかに多い。
「…にしてもリンの奴、なんであんなに怒ってたんだ?」
学校でテント作りしてただけで何故か睨まれてた大和は何故に睨まれたのか解らずにいた。
「まぁ、あんまり気にしてても仕方ねぇか…それよりも遂に”ソロキャンプ“ができるんだ!ゆっくりするぞォー!!」
そう、大和はリンには内緒でキャンプ場を予約していたのだ。
遂に念願のソロキャンプに意気揚々としていると…
ピローン!
大和のスマホが鳴り出した。
「ハイハ〜イ、…もしもし…「オォ!!元気か大和ォー!」ッ!?声がデケェーよ!“じいちゃん”!!!」
声の主は大和の祖父である”長谷部孝蔵“(はせべこうぞう)からの電話だった。
「なんだなんだァ!せっかく、じいちゃんが電話してるのに酷くないか!?」
「この前も電話したろ…確か、いま鳥取に居るんだろ?」
「いや?広島焼き食べたくなったからのォ、あれから広島におるぞ~♪」
「ハァ…相変わらずの放浪好きだね。それで要件は何?オレも準備で忙しいんだけど…」
「おぉ!そうだった、そうだった!明日じゃったな!キャンプに行くのは…それでのそのキャンプじゃが…」
ピンポーン!
孝蔵が愉快に話している途中にベルが鳴り出した。
「じいちゃん、ちょっと待って…誰だろ?はーい!」
大和は扉を開くとそこには超絶に睨みつける幼なじみがいた。
「…リン様、なにようで…「キャンプに行くみたいだな。」…さて、なんのことで…」
するとリンはスマホを取り出すと大和に画面を見せた。
孝蔵:リンちゃーん!孫とまたキャンプ行くのかい!
リン:孝蔵さん、お久しぶりです。いえ、まだ決まってませんが…
孝蔵:なんじゃ?大和はキャンプで使いたいからって儂のとこから 道具借りたいと連絡あったんじゃが…?
リン:その話、詳しく
孝蔵:Σd(≧▽≦*)OK!!
「(オッケーじゃねェェェ!!あのジジイィィィッ!?)」
大和は内心で祖父に毒づいてたがリンは黙ったまま立ち尽くしていた。
「…その、リンさん…えっと…「迷惑…だった?」へ?」
リンの様子に戸惑う大和だがリンは言葉を続けた。
「大和…1人でいる時が多いから…せめてキャンプには私が付いていこうって勝手に…」
その様子に大和は頭を掻くとリンを見て語り出す。
「迷惑してねぇーよ。それに一緒にキャンプしてて嫌だなんて思ったことないから…ただ行こうと思った場所が遠いから誘うと悪いと思ったんだ。」
「それじゃ、問題ないな「…へぇ?」…富士宮市だろ?なら現地集合で…あぁ、予約なら孝蔵さんがしてくれたらしいから問題ないからな。それじゃ、明日な。」
そう言い切るとリンは帰って行ってしまった。
大和は手に握ったままのスマホを耳にあてた。
「…どういうこと?」
「じいちゃんからのサプライズ!イエーイ( ´∀`)bグッ!」
そんなサプライズいるかァァァッ!!!
大和の怒声は虚しく響くだけだった。
3話:次回へ続く
はい、ということでストックしてた3話も更新しときました。
今回はオリキャラである大和の祖父が登場しました。
祖母はまだ未登場の予定です。
…連続で書くのは大変やな。