「ふぅ、やっぱり長時間の運転は疲れるわ。」
現在、大和は富士宮市にあるキャンプ場を愛車であるバイクで目指している。
途中で小休憩しながらも目的地まで時間に間に合うよう余裕は充分持たしていたが…
「リンの奴…現地集合だから早めに家を出てるよな…アイツは自転車だし…急がねぇとな。」
そう、大和とリンは別々に向かっているため当然どちらかが先に着くことになる。
「待たせるのも悪いし…仕方ねぇ。ここからは直行で行くか。」
そう言って大和はバイクのスピードを上げるのであった。
〜数時間後〜
大和はキャンプ場に付き、チェックインの手続きをしていた。
「お待たしました。こちらが場内の地図と利用許可書になります。」
「どうも…あっ、すいません。自分より先に背の小さい女の子って来てますか?」
「背の…あぁ、多分…自転車の娘かな?少し前にチェックインしてるね。」
「多分、その娘っす。ありがとうございます。」
大和は受付の人に礼を言うとバイクに跨り場内へと向かう。
「…すっげー開放感…」
広がる光景に感動するが大和はリンを探さねばと広大な広場を見渡すと見慣れたテントを見つけた。
「いた!…っていないじゃん。」
リンのテントにリンの自転車はあるが本人の姿がない。
「しばらくしたら戻るかな…先にオレのテント立てるか。」
大和はリンのテントの隣りに自分のテントを立てるが未だにリンは戻らない。
「…戻って来ないな。仕方ない…探しに行くか。」
そう言って大和は貴重品を持ってリンを探しにキャンプ場内を回るのであった。
〜しばらくして〜
キャンプ場内を歩き回っていた大和の前に腹を抱えながら膝を付いてるリンの姿だった。
「……何があったんだ…リンよ。」
「ふ、不覚にも目の前の熊にヤラれちまったぜ。」
そう言ってるリンの前には2匹の熊こと犬がいた。
「よしよし、懐っこい犬達だな~♪」
大和は犬達を撫でると犬達は大和の顔を猛烈に舐めている。
「ちょっ、まっ!?舐め過ぎだろ!ストップ!ストッープ!!」
結局、リンが間に入ることで大和は犬達から開放された。
「顔がベトベトだぜ…」
「テッカテカだぞ…ぷっ…」
少し笑っているリンに大和は不満気に睨むのであった。
〜それからしばらく〜
合流した大和とリンはしばらくはキャンプ場内を見て回った後、テントに戻り少し早いが大和は夕飯の調理を始めるのであった。
…余談だがリンは大和が持ってきた焚き火台で体を暖めていた。
「少し早くないか?」
「今日のは煮込むのに時間がかかるんだよ。」
そう言ってバックから材料を取り出すとそれを鍋へと入れるとそこにトマト缶開けて鍋に入れ、蓋をして鍋を煮込み始めた。
「ハァ…この暖かさには勝てない。」
「…なぁ、リン。オマエ、何を気にしてんだよ?」
突然の大和の言葉にリンは少し驚いていたがすぐさまに苦笑いしながら大和に言う。
「…やっぱり気付くか…」
「当たり前だろ。オマエと何年の付き合いだと思ってんだよ。」
「そういうことに気付くならこっちのことにも気付けよ。」ボソッ
「なんか言ったか?」
「別に…」
少し不満気な表情をするリンだったが話を戻してリンは大和に話し出すのであった。
3話:次回へ続く。
はい、久々の書きました。…なんかお気に入りや評価が増えててびっくりしました。
今回の話は次回、リン視点からなでしこ視点と???視点で話が進む予定です。???が誰か予想つくかな?