「…それで?いったい何を気にしてんだよ?」
大和はリンの隣りに椅子を用意して一息いれて座るとリンに問いかけた。
「…各務原のこと、それと…大和の…こと…だな。」
リンは俯きながらゆっくりと語り出す。
「この間のさ、各務原が誘ってくれたけど…断るにしても態度が悪すぎたかなって…」
「確かにな…まぁ、各務原にはオレからも話してるから本人もそんなに気にしてねぇさ。」
みんなでワイワイするグループキャンプより自分の時間を満喫したいリンにとってグループキャンプは苦手なのを大和は知っている。
だからこそ大和はキャンプに対して人それぞれなのだとなでしこに説明していたのだ。
「各務原には次に会ったときにでも謝ればいいさ。さっきも言ったが気にして…「オマエはどうなんだ。」…ん?」
リンは大和の顔を真剣に見つめていた。
「…ホントならオマエだって一人でキャンプしたかったんだろ…それなのに私はオマエの邪魔してて…ソロキャンプ好きって言っておいて大和ととはキャンプしてて…酷い女だよな。」
「…リン。」
そういうと俯きながら震えるリンに大和は黙ってリンの言葉を聞く。
「…恐いんだ。大和と離れたら…”またいなくなる“んじゃないかって…だから、そう考えたら…大和を一人にしたくなくて…迷惑だよな…ホント…「そうだな。」…ッ!?」
大和の言葉にビクッと震えた瞬間、リンの頭に大和の手が置かれた。
「…大和?」
「確かにリンと二人きりのキャンプは大変だよ。異性と一緒ってだけでこっちは緊張してるし、理性をセーブするのもな。…だけどな…オレは一度もリンとキャンプして迷惑もしたことなけりゃ、嫌だと思ったことねぇーんだよ。」
優しくハッキリとした大和の言葉にリンは再び大和の顔に視線を向けた。
そこには…
「だから…一度しか言わないからな…オレは…その、アレだ…いっ、いつも、ありがとうな。…リンが一緒にいてくれて…良かった。」
いつも無表情な表情の大和の表情が照れながらも優しい笑顔がリンの目の前にあった。
「(…やっぱり、狡いよ…大和は…)」
そんな姿の大和をみたリンは小声で確かに言った。
“ありがとう”と…
大和の言葉を思い出すとフッとあることにリンは気付いた。
「(うん?待てよ…?)なぁ、大和…一つ聞いていいか?」
「おう!この際、言いたいことあれば言え…「”異性と一緒にいて緊張してる“って…わ、私にもなのか。」………」
この瞬間、大和の脳裏にある言葉が浮上した。
「ヤラカシタァァァァァァッ!!」
「(ナニイッチャッテンダオレ!?ドサクサニマギレテオンナノコキニナルオトシゴロハツゲンシテンダヨォォォ!!ナンカリンサン丿シセンガアツイシダレカタスケテェェェ!!!)」
無表情から出てないが大和の脳裏はパニック状態に落ちていた。
テンパっている焦る大和に答えを待つリン…
そのときだった。
「リンちゃ〜ん!やまとく〜ん!」
「「くぁwせdrftgyふじこlp!!」」
「ふぇッ!?な、なにどうしたのォ!?」
突如として現れたなでしこに驚愕する大和とリンでした。
…後に各務原なでしこは語る。
「あの時ね、二人が奇声発したのにもビックリしたけどなんでか二人共、耳まで真っ赤だったんだよ。なんでだろ?」
3話∶次回に続く。
久々の更新です。
仕事がキツイ…だけど働かなきゃ生きられん。
世知辛いです。
とりあえず、次回で3話終わらせて外伝に入ります。
…休みがほしい。